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956. 第二弾の書籍の初校と内側の季節


昨日、第二弾の書籍の初校を編集者の方から送っていただいた。初校を見ると、中身の構成やデザインがとても綺麗に仕上がっており、充実感と共に、編集者の方に対して多大な感謝の念を持った。

これはあくまでも初校なので、ここからまた修正・加筆をしていく必要があるだろう。初校を見る限りでは、何かを新たに付け加えていく必要はほとんどなさそうであり、文言の統一や誤字脱字の確認を行うことが主な作業になるだろう。

私が作った原稿が、編集者の方の力を借りることによって、視覚的にも内容的にも読みやすいものになったということに対して改めて驚いた。また、タイトルについても、当初私が頑なにこだわっていたものよりも、昨日編集者の方から送っていただいたタイトル案の方が優れていることが直感的にわかった。

送っていただいたタイトル案は、本書の中で私が伝えようとしていたことに合致するものであり、私が考えていたタイトルよりも重厚的な響きがある。とてもシンプルなタイトルでありながらも、それ以外にふさわしいタイトルは今のところ見当たらない。

多くの人に手に取っていただくという意味でも、そして、本書の内容を的確に表現しているという意味でも、そのタイトルが最もふさわしいものに思えた。このタイトルで本書を世に送り出せたら幸いだ。今週末は、初校の修正に時間を充てたいと思う。 四月も最終週になろうというのに、今朝も最低気温はマイナスであった。暖房を入れ、早朝の仕事に取り掛かることにした。

気温の低さとは裏腹に、日の出と日の入りの時間は春を通り越して夏の様相を呈している。六時前には太陽が昇り、夜の九時頃に太陽が沈むようになっている。

この日記を書いている今この瞬間も、すでに太陽が昇っており、薄い黄色の太陽光が辺り全体を照らしている。第二弾の書籍を春に間に合うように出版したいと思っていたが、それは日本の春ではなくて、オランダの春を意味していたようだ。

本書が日本で世に送り出される頃、日本は初夏に入り、オランダはようやく春に入るのだろう。春に間に合うように本書を完成させると意気込んでいた当時の私は、オランダの春を意図していたのだろうか。

結果として、日本が初夏に入る頃に本書が世に送り出されることになったことには、何らかの意味があるに違いない。そのように思えるし、そのように思いたい。

日本が初夏を迎える頃、私の内側には日本の初夏が等しく存在するだろう。そして、日本が初夏を迎えたとしても、私は日本の春を感じることができるだろう。

なぜなら、私の内側には常に日本の四季が存在しているからだ。2017/4/19

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