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953. 作曲活動の始動に向けて

April 29, 2017

このようなことを今の時期に悠長に言ってられないのだが、作曲の勉強を本格的に開始しようと思う。実は、以前にも自分で音楽を生み出したいという思いが湧き上がってきたことが何度かあった。

 

その時に、MOOCを通じて、米国の音楽大学院が提供する作曲に関する講座を受講していた。しかしながら、結局その講座を最後までやり通すことなく、作曲の勉強は中断されていた。

 

だが、ザルツブルグを訪問したことをきっかけに、作曲への思いが再燃した。決して作曲の専門家になろうと言うのではない。

 

内側の思念や感覚を、自然言語を通じて表現するだけではなく、音楽という言語で表現したいという抑えがたい衝動が湧き上がっているのだ。これに似た衝動をこれまで何度か経験していたのだが、その度ごとに、自分には作曲など到底無理であろうという考えによってその衝動を抑圧してきた。

 

上記の作曲に関する講座を受講した際も、その衝動を抑えることを無意識的に行っていたのだと思う。しかし、ザルツブルグの訪問をきっかけに、その衝動がもはや抑えることのできないほどにまで膨らんでいることに気づかされた。

 

日々の生活を通じて湧き上がる自分の思念や感覚を、言葉として日記に書き留めておくだけではもはや不十分なのだ。以前から、自分の筆不精を嘆き、なぜ自分が日記や論文を含め、毎日より多くの文章を書かないのか、あるいは、書けないのかについて自己批判を続けていた。

 

その理由が今になってわかったような気がするのだ。結局、自分の深層心理に湧き上がるイメージや感覚の流れを自然言語の言葉にすることには限界があり、その代替手法として作曲という表現方法があるのだということに気づいたのだ。

 

当然ながら、言葉にならないイメージや感覚と向き合い、言葉の形でこの世界に顕現させていくことを怠りたくはない。だが、言葉の形からこぼれ落ちしてしまうものすらも、私は何とかしてこの世界に形として表したいのだ。

 

そのために作曲の勉強を再開させたい。実質的には勉強をするという要素よりも、自分で曲を作っていく実践を絶えず行いたい。

 

作曲理論に精通することが私の目的ではなく、内側のイメージや感覚を音として形に残していくことが第一に掲げている目的なのだ。また、作る曲に関してもピアノ曲だけに焦点を絞りたいと思う。

 

それは、ピアノが奏でる音に強い愛着があるからだ。結局、作曲活動も自分の中では、人間発達に関する探究の一部なのだと思う。私がどのように作曲を学び、どのような曲を生み出し、作曲の技術と作品の内容がどのように深まっていくのかを自分で見届けたいのだ。

 

作曲に関しては完全に素人であり、現段階では音符もまともに読めないが、とにかく短い曲でも良いので毎日少しずつ形にしていきたいと思う。以前受講登録をしていたMOOCの講座をもう一度最初から学び直したいと思う。

 

とにかく実際に曲を作り、作曲に関する知識と技術を作りながら学んでいきたいと思う。自分の内側でうごめくイメージや感覚には少し待ってもらい、それらを音楽という普遍言語を通して、何とか形として外側の世界に誕生させたいと強く願う。2017/4/17

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