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941. 点としての私と地球


今日の夜から数日間は、天候が崩れるようである。そのため、午前中の仕事を途中で切り上げ、昼食前にランニングに出かけた。

これはオーストリアから戻ってきて初めてのランニングだった。近くの河川沿いにあるサイクリングロードをランニングしている最中、私の頭の中はRというプログラミング言語で満たされていた。

というのも、午前中に試行錯誤しながらコードを書き続けていたからである。プログラミング言語を学習していくことによって面白いことが分かり始めている。

その一つには、書かれたコードにも美しさがあるということである。プロのプログラマーであれば、書かれたコードの形を見て、その美しさと質が一瞬にわかるのだと思う。

自分が書いた稚拙なコードを見ながら、私ですらも、最近そのような美しさの違いがわかるようになってきたのだ。午前中に書いているコードの中で、一つ不必要に長いコードがあった。

それはさながら、自然言語で言えば冗長な言葉の繋がりのように映った。歯切れがなく、無駄に長い文章と同様に、私が書いたコードも不必要に長いものだと一瞬にしてわかった。

冗長な言葉でも意味が通じる場合があるるのと同様に、私が書いた長いコードもきちんと機能していた。しかし、そこに美が欠如していることは一目瞭然であった。

様々なコードを書きながら、一つの問題に直面していた。この問題はRに習熟した人であれば、とても簡単なものだろう。

それは、今回の研究において、教師と学習者間のシンクロナイゼーションの度合いを分析するための手法である「交差再帰定量化解析(CRQA)」が出力する指標のうち、一つの指標が統計的に有意なのかどうかを、二つの時系列データを再標本化し、交差再帰定量化解析を1000回シミレーションした値を用いて検証するというものである。

Rに関しては、インターネット上で優れた情報が豊富に紹介されている。昨夜もインターネットを駆使してあれこれ調べていると、私の目的に合致するようなパッケージが存在していることに気づいた。

しかし、その資料を読んでみると、内容が若干難解であり、特殊なパッケージを用いなくてもコードが書けるのではないかと思って、午前中にあれこれとコードを自分なりに書いていた。結局ランニングに出かけるまでにコードを完成させることができず、走りながらずっと適切なコードを考えていた。

すると幸運にも、うまく機能しそうなコードのイメージが脳裏に浮かび上がってきた。ランニングを終え、昼食後にそのイメージを基にしたコードを早速書いてみたいと思う。 昼食中に、ザルツブルグで何気なく考えていた旅の意義について思い返していた。私が南カリフォルニアのアーバインに住んでいた時、突如として、地球を離れて宇宙に出かけてみたいと思った記憶について以前に書き留めたいたように思う。

ここのところ、私は、自分という人間が一つの点であり、地球という惑星も一つの点のように思えて仕方ないのだ。同時に、それらの点は等しい重要性を持っているのだという考えが日増しに強くなる。

私という一つの点を重要な点だと確信するために、私は自分から一度離れる必要があった。それを可能にしてくれたのは、物理的に日本を離れるという行動だった。

日本を物理的に離れて初めて、日本を対象化することが可能になり、日本に対して精神的に接近するということが起こった。そして、日本に対して接近することができただけではなく、私は自分自身に対しても近づけたのだと思う。

そこから、もし地球を物理的に離れたら同様のことが起こるのだろうか、と昼食を食べながら考えていた。これまで近づけなかったような地点にまで、自己接近することができるのだろうか。

地球を物理的に離れることによって初めて、地球を対象化することが可能になり、地球に対して精神的に近づけることが起こるのであろうか。仮にそのようなことが起こるのであれば、点としての私と地球を、これまで以上にかけがえのない存在だと捉えることができるようになると思うのだ。2017/4/14

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