
昨日、知人から、オランダの住宅補助制度について話を聞いた。オランダには、社会的な地位などに応じて、住宅手当のようなものが支給される制度があるようなのだ。
この制度は、例えば、低所得者や障害者だけではなく、私のような留学生にも適用されるそうだ。家賃の金額や住宅の面積に応じて、住宅手当の金額が算出され、オランダ政府への申請後、無事に承諾されれば、その金額が自動的に銀行口座に振り込まれるようになるそうだ。
これは、留学生にとっては非常に有り難い補助だと思う。もう少し調べてみると、今の私が住んでいる住宅の家賃は、補助対象の上限を超えていたため、残念ながらこの制度の恩恵を私が授かることはできなさそうだ。
しかし、その他にも色々と調べてみると、住宅手当以外にも、子育て手当や保険手当などが留学生に支給されることを発見した。オランダ政府のウェブサイトを通じて、各種個人情報を記入してみると、今の私が置かれている状況において、保険手当であれば月々支給されることがわかった。
金額はわずかであっても、こうした補助があるというのは、海外で生活をする者にとって非常に有り難いと思うのだ。こうしたオランダ政府からの補助制度以外にも、その知人の方から、欧州でグリーンカードを取得する方法についても話を聞いた。
米国に在住していた時、米国でグリーンカードを取得するのはなかなか条件が厳しいと感じていたことを思い出した。一方、欧州でグリーンカードを取得することに関しては、その方の話を元にすれば、それほど条件が厳しいものではないと思ったのだ。
その条件としては、名称は忘れたが、ある協定に加盟している欧州の一国に連続して五年間滞在すれば、その国に永住することが許可されるのみならず、その協定国内で永住する権利が得られるとのことである。
今のところオランダに五年間滞在する予定はなく、また今後も欧州の一国に五年間留まるような計画はないため、あまり欧州のグリーンカードを取得することに強い関心はないが、そのような制度があるということを知っておくのは、将来のことを考えると有益であった。
改めて、こうした制度的なものに関して、自分は大変疎いことに気づかされた。だが、今回の一件で、オランダが外国人に提供する補助制度や欧州における永住権獲得に関してアンテナが広がったのは間違いない。2017/3/6