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802. 習慣としてのオランダ語学習について


今朝は五時前に起床し、いつものように毎朝の習慣的実践を行ってから、朝の仕事に取りかかった。毎朝の習慣的実践の中に、オランダ語の学習が定着している。

昨日の夜に浴槽に浸かりながらふと、同じオランダ語コースを履修していたアイルランド人のドーナと先週話をしたことを思い出していた。ドーナも何やら研究やインターンなどで毎日忙しく過ごしているらしく、オランダ語の学習が滞っているとのことである。

先日夕食を共にした中国人のシェンも同じようなことを述べていた。オランダで生活をする外国人にとって、オランダ語の学習がなかなか進まない理由は、良かれ悪しかれ、この国で英語が公用語のように通じてしまうことにあるだろう。

もちろん、理由はそれだけではないと思うが、この点は非常に大きいように思う。そうした状況にあっても、ドーナは来学期から、オランダ語の本格的な学習を再開させるそうである。

彼女は、現在在籍している言語学修士プログラムが修了したら、しばらくフローニンゲン大学の言語学センターで働くそうだ。もちろん、仕事の大半は英語でなされるのだと思うが、より長期間にわたってこの国で生活するということもあり、腰を据えてオランダ語を学習するつもりらしい。

昨日考えていたのは、第二外国語を真に習得するというのは極めて難しいということだ。日本語で考えるのと同じようにその言語を用いて思考ができるようになるまでには、相当の時間を要する。

外国語を用いて思考することに対して徐々に不自由さがなくなってくるのは、四年間ぐらいその言語を集中的に学ぶ必要があると思う。いやむしろ、日本語と同じようにその言語を身体レベルで活用するには、その言語が用いられる国で生活をし、四年以上の時間をかけながら、その言語に集中的に浸り続けるということが要求されるように思う。

そのように考えると、オランダでの今の私の生活は、オランダ語に浸り続けているというような状況ではなく、圧倒的に英語が優位に占めている。こうしたことから、私がオランダ語を習得していくことは非常に難解だということを昨日考えていた。

正直なところ、私がオランダにいる間に、現在の自分の英語力と同程度のオランダ語力を獲得できるとは到底思えない。そうであるならば、なぜ私は毎朝オランダ語の学習を少しばかりでも行っているのかが疑問に思えてきたのだ。

人間の習慣は非常に強い力を持っており、オランダ語の学習は完全に朝の習慣になっている。正直なところ、オランダ語の学習に関して特に目的はないのだが、ごくごくわずかばかりでも、聞こえる音や分かる意味が増えてくることを実感しているため、この習慣を止めることができないのだと思う。

オランダ語の学習に対して、特に見返りを期待することはなく、その言語が開示する世界がごくわずかばかりでも開けてくることを実感できることだけが、この言語を学習する内発的な動機なのかもしれない。今日も諸々の習慣に沿いながら、自分の仕事に従事していこうと思う。2017/3/4

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