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790. 無限の流れと発達支援における新たな視点


ここのところ頻繁に、攻撃的な夢を見る。昨夜の夢も非常に暴力的な描写が含まれていた。

夢の中で自らの攻撃性が表出されるのは、権限意識の世界の中で、自分のエネルギーを未だに抑圧しているからかもしれないと思わせる。そこでふと思いついたのは、昨日も強く感じていたことなのだが、依然として私は文章を書きたいという欲求のようなものを抑圧し過ぎているということだ。

日々の生活の中で、自分の思考や情感を言葉にする実践を継続していても、量としてそれが全く足りないぐらいに、何かを表現しようとする力強い促しのようなものが自分の中に流れ続けている。この強大な促しの上流地点で、その流れに押し流されないようにたたずんでいるような自分がいるのだ。

この流れに身を委ねた瞬間に、おそらく堰を切ったように何かが噴出するのではないかと思う。それは私にとって、本格的に大量の文章を書く瞬間を告げるものだと予感している。

しかし、今の私には、それをせき止めるものがあるのと同時に、巨大な促しの流れに抵抗するようなものがあるのだ。今の私は何かを待っているのだと思う。

待っているものとは、流れをせき止めるものや抵抗するものを炸裂させるような、今よりも遥かに巨大な爆発的な流れが内側にやってくることである。私が安易に今の促しに身を委ねようとしないのは、おそらくそのためである。

小さな自己が生み出す諸々の抵抗や自己そのものを瓦解させるような、無限の大きさを持つ流れがやってくるまで、私は辛抱強く耐えなければならない。今の私が感じている小さな流れに安直に身を委ねることほど愚かなことはないと思うのだ。

そうした無限の流れが内側に還流するその日まで、私は愚直に今の自分の仕事を続けたいと思う。昨夜の夢によって、そのようなことを考えさせられた。

今朝起床してすぐに書き残しておこうと思ったのは、昨日の午後に読み進めていたエスター・セレンとリンダ・スミスが執筆した書籍から閃いたことである。端的に述べると、とりわけ発達支援というと、人そのものに働きかける印象を与えるが、これはどうやら少しばかり誤ったイメージなのではないか、ということである。

彼らが書籍の中で示す、アトラクターの説明図を見ながら思ったのは、発達支援においては、人そのものに働きかけるのではなく、発達空間そのものに働きかけを行うことが賢明なのではないかと思ったのだ。その人そのものには一切触れずに、その人が存在している発達空間に関与することによって、結果としてその人が発達の歩みを継続させていくのである。

そのようなイメージが直感的に脳裏に浮かんだ。より具体的には、私たちの存在を一つのボールと見立て、そのボールが動いていく地形が発達空間である。

例えば、地形の谷間は、発達の停滞期を表す。ボールが谷間に落ち込んでいる時、ボールそのものに働きかけ、谷間からボールを押し出すことを行うと、ボールに対して負荷がかかりすぎる。

そうであれば、谷間の地形そのものを変えるような関与の道を探る方が賢明なのではないかと思うのだ。地形そのものに関与するというのが、私たちが存在する発達空間に関与するということの意味である。

まさに昨夜見た夢と関連付ければ、私という一つのボールに手を加えるのではなく、大河の地形そのものが変容してしまうような流れを、自ら創出していくことが大事なのではないか、と思ったのだ。発達支援において人に直接触れないというのは、とても荒唐無稽に思えるかもしれないが、それはとても重要な示唆を含んでいるように思える。

昨日の文献調査と夢の中での出来事から得られた洞察をもとに、今後もこの点について考えを深めていく必要があるだろう。2017/2/28

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