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724. 今学期の履修コースについて


今学期は一つほど、公式な形で履修をしているのではなく、ある種の聴講生として履修しているコースがある。それは、以前「タレントディベロップメントと創造性」というコースの中の一つのクラスを担当したニコ・ヴァン・イペレン教授のコースである。

コースのタイトルは「能力とモチベーション」というものであり、私たちが持っている能力の発達とモチベーションの関係を実証研究をもとに考察することを中心に、モチベーションが私たちのパフォーマンスに与える影響などについて理解を深めていくことを目的にしているコースである。

昨日は、午後からそのコースに潜り込んで講義を聴講していた。本来このコースは、産業組織心理学のプログラムで必修のものとなっており、仮に私が九月からそのプログラムに在籍することになれば必然的に履修するものなのだが、今のところ、九月からは実証的教育学のプログラムに進もうと思っているため、今回このクラスを聴講しておこうと思った。

さらに重要な理由としては、知性や能力の発達を考えていく際に、感情的な要素、特にモチベーションの特性を掴む必要があるため、このコースを通じて、そのあたりの理解をより深めていきたいと考えていたのだ。

昨日のクラスは初回ということもあり、オリエンテーションの要素が多分に含まれていたが、知性や能力の発達とモチベーションの関係について考察を深める新たな観点を獲得することができるだろう、という予感がしている。

コース終了後、「創造性と組織のイノベーション」というコースで要求されている課題論文をプリントアウトしようと思い、図書館に立ち寄った。このコースを担当するのは、イペレン教授と同様に、「タレントディベロップメントと創造性」というコースの中で一つのクラスを担当したエリク・リーツシェル教授である。

個人的に、リーツシェル教授の人柄に惹かれるものがあり、創造性とイノベーションという観点から個人の発達と組織の発達を架橋させたいと思っていたため、今回のコースを履修することになった。

どのクラスでもそうなのだが、コース便覧を見たときに、どのような論文を履修者に読ませようとするのかによって、そのコースの面白さがすぐにわかるものである。今回は要求されている論文がどれも私の関心を引くものであったため、非常に有意義なコースになるだろうと期待している。

フローニンゲン大学は研究に重点を置いている学術機関であるため、どのコースも基本的に、学術論文を通じて獲得された実証研究の成果などをもとに議論を進めていくことが多い。しかし、このコースでは、学習した学術的な理論や実証研究の成果をもとにしたコンサルティングプロジェクトもあるため、実務的な要素も盛り込まれたものだと言える。

今学期はそれらの他に、「複雑性科学とタレントディベロップメント」というコースを履修することによって、引き続き、複雑性科学の観点から発達現象への理解を深めることを計画している。

いずれにせよ、これらの三つのコースを通じて、「発達」という現象に対して多角的に理解を深めながら、実務への応用可能性を絶えず模索するつもりである。2017/2/8

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