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611. 何気ない日常より

一昨日、哲学科に在籍しているキューバ人のシーサーとカフェで談話をした。シーサーは、もともとキューバの大学で哲学を教えていたこともあり、哲学全般に関する造詣が深い。

一昨日は、彼の専門である認識論を中心に、終始こちらから質問を投げかけていた。フローニンゲン大学には、哲学に関する幾つかのプログラムがあり、オランダ国内の大学院ではフローニンゲン大学の哲学プログラムが最も優れている、という評価を得ているらしい。

シーサーが在籍しているのは、哲学に関する研究プログラムである。哲学の特定領域やテーマに対する研究とはどういうものなのか、これまであまり正確に理解できていなかった。

しかし、シーサーの話を聞くことによって、哲学研究のアプローチの仕方を掴めたように思う。そして、私自身が知性発達という現象を探究していく際にも、非常に大切なアプローチだと思った。

私にとって避けることのできないのは、「変化」「発達」「知性」「プロセス」などの概念群の意味を彫琢していくことである。当然ながら、現在探究中のダイナミックシステムアプローチを活用しながらの実際の研究によって、それらの言葉の意味を深化させていくことができるのだと思うが、科学的なアプローチのみでは言葉の深化はおぼつかない。

そうした意味において、哲学的な観点を常に忘れることなく、探究を継続していきたいと思うのだ。

昨日の夕方に、自分の研究に関する中間発表を教授陣や他の学生の前で行ってきた。場所は、「タレントディベロップメントと創造性の発達」のコースで用いられたレクチャールームだった。

ここ数年、このように人前で自分の関心テーマについて話すことが多くなっているように思う。このような学術的な雰囲気が漂う場所で講義をする日はいつになるのだろうか。2016/12/16

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