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559. 友人の研究テーマとの共通点


今日は早朝五時に起床し、30分ほどの朝の習慣的実践を行ってから仕事に取りかかった。今の自分は良い波に乗りながら、日々を過ごしているように思う。

これはおそらく、心身の状態を最適にするような生活実践を行っているからだろう。また、研究仲間ができたことも非常に大きな影響を私に及ぼしていると思う。

昨日は、オランダ人の研究仲間であるピーターと対話をすることで、研究プロジェクトに関する新たな視点を得られたように思う。実際に、今日の起床直後、発達心理学者のカート・フィッシャーのダイナミックスキル理論を活用した分析マニュアル(コーディングマニュアル)を作成するための新たなアイデアが思いつき、この作業に関して、また一歩前進することができたのだ。

他者との何気ない対話によって、自分が取り組んでいるプロジェクトが前に進むというのは、おそらく学術的な研究のみならず、他の領域の仕事にも当てはまることではないかと思う。こうしたことが起こり得るのも、意識的にせよ無意識的にせよ、そのプロジェクトについて常に考えているからなのかもしれない。アイデアの創発プロセスは、とても面白いものである。

早朝から数時間の仕事を済ませた後、午前10時より、ドイツ人の研究仲間であるジェレミーとカフェテリアで一時間ほど意見交換をした。ジェレミーは、フローニンゲン大学で心理学の学士号を取得した後、ドイツのテレビ局で数年働き、現在再びフローニンゲン大学の修士課程に入学し、テレビ局での経験を基にした研究プロジェクトに着手している。

私は成人を対象にしたオンライン学習に焦点を当てており、ジェレミーは子供たちを対象にしたオンライン学習に焦点を当てている。対象は違うにせよ、オンラインを活用した学習やトレーニングに関心があることは共通している。さらには、研究に複雑性科学の概念と応用数学のダイナミックシステムアプローチを適用することへの関心も共通している。

ジェレミーの研究は大変興味深く、ノイズの異なる学習コンテンツを提供した時、オンライン空間上での子供たちの行動や学習効果にどのような変化が生まれるかを調査するというものである。以前紹介したように、主なノイズは三種類あり、最も変動性が激しいホワイトノイズ、変動性と安定性が程よいバランスのピンクノイズ、変動性がほとんど無いブラウンノイズである。

ジェレミーが現在頭を悩ませているように、それぞれのノイズを持つ学習コンテンツをどのように生み出すかは確かに難しいが、情報の複雑性の観点を用いれば、ノイズの異なる学習コンテンツを意図的に作り出すことは可能である、と提案をした。

というのも、私もこれまでの自分のオンラインゼミナールを振り返ってみた時に、これまでは無意識的に、異なるノイズの問いかけを受講生に投げかけていたことに気づく。簡単に述べると、カート・フィッシャーのダイナミックスキル理論か、マイケル・コモンズの階層的複雑性モデルを活用すれば、情報の複雑性を分析することは比較的簡単であり、自分の問いかけ内容の複雑性を分析することができるのだ。

ここで述べている情報の複雑性とは、構造的発達心理学では、情報の抽象性と置き換えることができる。このような観点から、自分の過去のオンラインゼミナールを眺めてみると、全体を通してピンクノイズを発しているクラスもあれば、ブラウンノイズを発しているクラスがあることに気づく。

もう少しミクロな観点から捉えると、クラスの前半はホワイトノイズが発せられているが、後半はピンクノイズが発せられているケースも見受けられるかもしれない。さらに、テーマやトピックによって、ノイズの種類が変わることもあるだろう。

当然ながら、各学習者は多様な学習プロセスを辿りながら、学習を深めていくため、全ての学習者にとって、ある一種類のノイズを含む学習コンテンツが有益だと一般化することは難しいだろうが、おそらくいずれかのノイズが、学習効果に対して特に強い影響を与えるような気がしている。ジェレミーの研究成果が今から楽しみである。

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