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553. コーディングマニュアルの作成


午前中の仕事を終え、久しぶりに天気に恵まれたフローニンゲンの街をランニングしに出かけた。天気の冴えない日が続いていたこともあり、今日の暖かな気候は、私の気持ちを高揚させてくれた。

そうした気分からだろうか、今日はいつもと違うコースを走っていた。お決まりのノーダープラントソン公園を走るのでもなく、以前発見したサイクリングロードを走るのでもなく、今日は新しいランニングコースを開拓しようという意図が働いていたかのように、これまでと違うコースを走っている自分がいたのだ。

ランニングのコースを変えるという、一見何気ない行動も、実践活動に変動性を随分と与えてくれるものだな、と思った。紛れもなく、ランニングコースを変えるというのは、コースという環境そのものに変動性を加えたことを示している。

普段と違う道を走ったり歩いたりしたことのある方であれば、誰でも経験していることだと思うが、このように慣れ親しんだ道を変えることによって、自分の脳や精神に新たな刺激がもたらされることに気づくだろう。

今日の私もまさにそのようなことを感じていた。コースを少しばかり変えることによって、未知なる道の中でどのような出会いがあるかを期待するような自分がその場に存在しており、新たな風が自分の内側に吹き込まれたことを感じていた。

ランニングから戻ると、ダイナミックシステムアプローチに関する論文を一本読み、午後からは研究プロジェクトに取り掛かった。先日のミーティングでクネン先生からも、非常に良いペースで研究が進んでいるというフィードバックをいただき、12月の中間報告プレゼンに向けて、もう少し研究を前に進めておこうと思った。

特に、成人のオンライン学習において、教師と受講生のやり取りの種類を概念カテゴリーに分類し、その分類基準を明確にしておくという作業である。すでにグラウンデッドセオリーを用いて、概念カテゴリーの大体の分類が終わっており、今日完全に分類基準を自分なりに明確にし、全ての分類が完了した。

ここからクネン先生との次回のミーティングに向けて行うべき作業は、他の研究者が私の分類基準に従った場合、正確に同じ分類をすることができるのかという「測定者間信頼性」を確保するために、コーディングマニュアル(評価マニュアル)を作成することある。

このコーディングマニュアルの作成を夕方から念入りに取り組んでいた。今日と明日をめどに完成させ、完成したものを今週末中にクネン先生に送っておこうと思う。

現在作成中のコーディングマニュアルは、研究論文の添付資料に収められるレベルにまで洗練させておきたい。このコーディングマニュアルの作成が終われば、年末から来年一月の末にかけて、発達心理学者のカート・フィッシャーの「ダイナミックスキル理論」に基づいた、クラスの中の発言を概念レベルの観点から評価するためのコーディングマニュアルを作成する予定である。

研究の中間過程において、フィッシャーのレベル尺度に基づいた評価マニュアルを策定することは、大きな山場の一つだろう。

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