Recent Posts

549. クネン先生とのミーティングより

December 12, 2016

今日は、午前中に論文アドバイザーのクネン先生とのミーティングがあった。隔週で先生とミーティングをする機会があり、これは自分の研究を着実に前に進めるための、良いマイルストーンになっている。

 

それにしても、研究がこのように確実に前に進んで行く現象は、とても不思議なものとして自分の目に映る。「物事が進んで行く」という当たり前の現象を当たり前でない、という観点で眺めるとき、人間が行う仕事の奥深さと尊さのようなものを発見することができるのではないだろうか。

 

研究がこのように徐々に形となっていく、そのプロセス自体に強い関心を示している自分がいる。私がなぜ、知性や能力の発達を研究しているのかというと、自分の身近なところに、常に発達現象が潜んでおり、私自身も発達する存在だからなのかもしれない。

 

一つの研究が着実に発達していく姿を見ると、それが不思議で仕方ないのである。そして、研究自体が徐々に形を表すことに応じて、研究者としての自分も確かに発達しているのである。

 

これがまさに、「仕事を通じた人間の発達」と呼べるものなのではないだろうか。何か物事に取り組むとき、その物事が進んで行くことは当たり前のことと思われがちなのであるが、私には、どうもそれが当たり前とは思えないのである。

 

一つの仕事がプロセスとしての存在意義を持っており、そのプロセスが徐々に深まっていく様子は、私にとって、とても驚くべき現象なのだ。ミーティングの帰りに道に通りかかったノーダープラントソン公園を歩きながら、そのようなことを思っていた。

 

もう少し具体的に、今日のミーティングを振り返っておきたいと思う。今日をもって、論文提案書が無事に完成を迎えた。先週の金曜日にクネン先生に提出した提案書に対して、先生から何も手直しをされることもなく、今回の提案書を論文審査委員に提出することになった。

 

これまで三、四回ほど、提案書を添削していただき、毎回先生の的確な指摘と助言に対して、とても有り難く思っていた。先生の指導がなければ、今回のような提案書が出来上がることはなかったであろう。

 

スーパーバイザーの存在が、これほどまでに重要なものであることに気づいたことはこれまでないだろう。他者からの協力を得ることによって、自分の仕事が単独で進めていく時とは、全く違う形と速度で深まっていくことも実に面白い。

 

特に今日のミーティングの前半では、私の研究にカイ二乗検定とモンテカルロ法を適用してみてはどうか、という助言がクネン先生からあり、二つの手法についてディスカッションをしていた。

 

カイ二乗検定は、統計学でも非常に馴染みのあるものだと思うが、私にとって、モンテカルロ法はそれほど馴染みのあるものではなかった。今学期に履修している「複雑性と人間発達」というコースの必読文献の中で、モンテカルロ法が取り上げられており、実際にコースの最終回あたりで扱うことになる、ということは知っていた。

 

しかし、この手法について、ほとんど知識を持っていなかったので、先生の説明は非常に参考になった。モンテカルロ法とは、簡単に述べると、乱数——サイコロの目のように、規則性がなく不規則に出現する数のこと——を用いたシミレーション手法のことを指す。

 

モンテカルロ法については、これから詳しく学習していく必要があるが、先生からの説明を二言三言聞いた瞬間に、この手法は自分の研究に不可欠なアプローチである、と直感的にわかった。今日の夕食後から、コースの必読文献のモンテカルロ法に関する箇所を読み込んでいきたいと思う。

Please reload

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

Please reload

Recent Posts
Please reload

© 2013 All rights reserved by Yohei Kato

 

免責事項:当サイトを利用したウェブサイトの閲覧や情報収集については、情報がユーザーの需要に適合するものか否か、情報の保存や複製その他ユーザーによる任意の利用方法により必要な法的権利を有しているか否か、著作権、秘密保持、名誉毀損、品位保持および輸出に関する法規その他法令上の義務に従うことなど、ユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

 

当サイトの御利用につき、何らかのトラブルや損失・損害等につきましては一切責任を問わないものとします。当サイトが紹介しているウェブサイトやソフトウェアの合法性、正確性、道徳性、最新性、適切性、著作権の許諾や有無など、その内容については一切の保証を致しかねます。当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。当サイト内には、他の著作物から引用し、文章を作成している記事がございます。万が一、著作権に抵触する場合にはお知らせください。速やかに対処させていただきます。