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227. 国際心理学会議(International Congress of Psychology)での発表へ向けて

July 5, 2016

渡欧前の日本での最後の仕事は、7/24から7/29にかけて横浜で開催される国際心理学会議(International Congress of Psychology)で研究発表をすることである。昨年から、日本を代表するある人材会社さんと日本のマネジャーの意識段階に関する共同研究をさせていただいている。

 

一人の共同者の方から今回の国際会議で一緒に発表をしないかと持ちかけていただいたのである。無事に発表の審査も通り、7/28に産業組織心理学の部門で研究発表させていただく運びになった。

 

調べてみると、この国際心理学会議は、心理学関係では最も大きな国際会議であり、世界70ヶ国ほどの国々の心理学者が集う会議とのことである。私自身、こうした規模の国際会議に発表者として参加するのは初めてであり、とても楽しみにしている。

 

というよりも、こうした規模の国際会議に聴衆として参加したこともないと思われるので、いきなり発表者として登壇するのも不思議な感じがする。これもきっと何かの巡り合わせだろう。

 

今回の会議には、企業内の研究者2名、大学教授2名、そして私を含めた5人1組のチームで参加する。私以外の4名はみなさん経験豊富な方々なので、非常に安心して当日の発表を迎えることができそうである。

 

しかし昨日、発表用の最終資料を完成させようと計画していたところ、その作業に取り掛かるまでに多大な時間を要してしまった。具体的には、朝6時から10時まで発表に関係のない読書をし、その後90分間ほどランニングをし、途中に昼寝を挟んで13時から16時までまた関係のない読書をしてからようやく作業に取り掛かった。

 

こうした自分の姿を観察してみると、発表資料を作成することに対する無意識の領域における抵抗が見て取れる。こうした無意識の抵抗は自分の中で頻繁に見られるのであるが、結局その根源は何なのかという解明に向けて足を進めることはこれまでそれほどなかった。

 

一歩だけ前に進めると、作業に取り掛かる際の迂回現象の原因が意外と簡単に見つかった。今回の発表は、ロバート・キーガンの発達モデルを活用した日本のマネジャーの意識段階調査である。迂回現象の根本原因として、キーガンの発達モデルは随分前に自分の最大の関心ごとではなくなっており、それを活用した研究を行う心的エネルギーがそれほど高くないということが挙げられそうである。

 

やはり研究を遂行するには、原動力として内側から湧き上がる感情やエネルギーが必要なのだろう。そうした感情やエネルギーを生み出すのは、まさに自分の主観的な関心の強さなのだと思う。

 

研究論文を見ていても、その研究者が強い主観的(時に実存的)関心を持って研究に取り組んでいる場合、文章の中にそうした属人的エネルギーのようなものが滲み出ているものである。十中八九、そうした研究論文は読者に訴えかける何かがあるし、自分の関心領域に少しでも触れている場合、読んでいて非常に面白いものである。

 

仮にキーガンの発達モデルが現在の自分にとって最大の関心ごとでなくても、人間の発達というテーマが現在の自分の大きな関心事項であることに変わりはないので、今回の発表は人間発達という自分の最大関心事項に包摂されるものと認識し、自分の中でエネルギーを再び湧き立てたい。

 

こうした振り返りをこの辺りで終了し、資料の完成に向けて作業を開始した方が良さそうだ。発表資料の作成に関係のない読書はほどほどにして。

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