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145. アイダ・ロルフの名言:ボディワークと意識の成長理論に通底する考え


性格類型や360度評価などでは測定できない「認知の深層構造」に着目する意義はどこにあるのでしょうか?知性の発達理論に習熟した方であれば、この問いに対して明確な答えを持っているかもしれません。

しかし、日本において成人期以降の知性発達理論の情報がほとんど得られない状況を鑑みると、なかなか上記の問いに答えるのは難しいかもしれません。認知の深層構造に着目すべき理由は多々ありますが、一つ挙げるとするならば、「認知機能は認知構造によって制限される」という理由です。

ボディワークの一つ、ロルフィングを創始したアイダ・ロルフは「機能は構造によって限定される」という名言を残しています。これは、身体機能は身体構造によって限定されるということを意味しています。

ここで重要なのは、ロルフの名言は何も身体だけに当てはまるわけではないということです。彼女の至言は、身体の領域を超えて心の領域にまで拡張適用されます。つまり、「意識の機能は意識の構造によって限定される」と言えます。

これが何を意味するかというと、例えば、企業社会で広く活用されている性格類型や360度評価はある意味で、意識や知性の機能的側面を映し出しているに過ぎず、機能を限定する構造にまで踏み込んで評価・測定をすることができていないのです。

ロルフが指摘しているように、身体の治癒を実現させるためには、身体の機能を超えて身体の構造に働きかける必要があります。これを企業社会での人材育成や人材開発に置き換えて考えてみると、人間の意識の成長・発達を実現させるためには、意識の機能を超えて意識の構造に働きかけていく必要があるのです。

ボディワークと意識の成長・発達理論は一見すると異分野でありながらも、お互いに密接に関係し合っており、そこで語り継がれる叡智というのは実に共通したものであると気付かされます。

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