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85. モンテッソーリ教育への批判

August 12, 2014

これまで、モンテッソーリ教育の特徴について紹介してきましたが、いくつかの批判的な意見が存在するのも事実です。一つ大きな問題としては、「モンテッソーリ教育」という看板が一人歩きし、適切な認定許可を得なくても、誰でもモンテッソーリ教育に準じる教育プログラムを提供できてしまうことです。

 

現在私が住んでいるカリフォルニアのあるエリアには、半径数キロ程度の中に複数のモンテッソーリ教育と名が付く学校が存在します。実際のところ、アメリカには5000を超えるモンテッソーリ学校が存在しますが、その内のおよそ20%の学校しか適切な認定許可を得ていません。さらに、60%の学校は、カリキュラムの妥当性を測定するプロフェッショナル機関と何ら関係を持っていないという事実があります。

 

また、基本的にモンテッソーリ教育では、生徒が一人でタスクに専念するため、社会的な発達について懸念する声が上がっています。しかし、この点に関しては、モンテッソーリ教育の学習内容が常に一人でおこなう活動だけではなく、何人かの生徒が一緒になっておこなう活動が存在するため、モンテッソーリ教育関係者はこの懸念に反対意見を述べています。

 

個人的には、モンテッソーリ教育の掲げる教育思想に対して多いに共感するのですが、残念ながらその教育効果について実証的な研究が少ないことも問題の一つだと思っています。特に、メインストリームの教育政策策定者や既存の教育システムとの乖離から、このような事態が生じていると考えられます。

 

さらに、モンテッソーリ教育では、生徒の能力やスキルレベルというよりも、むしろ関心や経験に応じてタスクが与えられるとされています。生徒のスキルレベルよりも生徒の関心を優位に持ってきている点に関して、その教育的効果と妥当性が気になるところです。もちろん、ある資料によっては、生徒のスキルレベルに応じてタスクが与えられるとされていますが、より詳細なプログラム体系や教授法が気になるところです。

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