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84. モンテッソーリ教育:クラス環境や教師の役割など


今回は、モンテッソーリ教育が提供するクラス環境、モンテッソーリ教育を施す教師の役割、そして学習内容について簡単に紹介したいと思います。基本的に、生徒は学習計画に応じて、その日に従事するタスクを決定し、必要なマテリアルを持ってきて、自分の学習環境を整えるところから学習がスタートします。

あるタスクを遂行する際に、期限は存在せず、タスクをおこなっている最中、他の生徒の邪魔をすることなく教室の中を動き回ることができ、タスクが完了すれば、自分でマテリアルを元の位置に戻します。基本的には、一人でタスクを遂行しますが、活動によっては何人かの生徒と一緒になって学習を進めます。

一つのタスクに制限時間はありませんが、生徒を野放しにするのではなく、教師が常にクラス全体を観察しており、その日にこなすべきタスクを完了することができるように、戦略的なタイムマネジメントに基づいてクラスが進められます。

モンテッソーリ教育の教師に求められることは、生徒の自発性を損なうことなく、注意深い観察に基づいて教育に当たる姿勢です。一日の内、教師は多くても一時間程度しか集団インストラクションをおこなわず、生徒を適宜動機付けながら、生徒の内在的な学習意欲を高めていきます。

また、学習で用いるマテリアルのみならず、学習内容にも工夫が凝らされています。単独で一つの学習領域を学ぶというよりも、様々な学習領域を横断するような戦略的な試みがなされています。実際に、幾何学、身体感覚運動、言語学習、文学、科学、歴史など幅広い領域に基づいて学習内容が構築されており、生徒は一つの学習領域を孤立させて学ぶことはありません。

このように、一つのタスクを基礎として、様々な学習領域を横断的に学習する点に、モンテッソーリ教育の学習プログラムが持つ一つのユニークな特徴があります。

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