Recent Posts

34. スキルの跳躍現象とスキルの非連続性

June 11, 2014

ピアジェは、私たちの認知的発達は、質的に異なる発達段階を経るプロセスであることを提唱しました。ピアジェの発見事項を構造的な観点ではなく、機能的な観点で見てみると、私たちが日々発揮するスキルは、これまで獲得されたスキルから生み出され、発達していくとみなすことができます。

 

ここで注意しなければならないのは、確かに私たちのスキルは、過去のスキルに基づいて進化・発達していきますが、単純にスキルが集積し、線形的に発達していくのではありません。

 

スキルの発達には、大いなる「跳躍」が伴います。ダイナミックシステム理論を心の発達に応用した代表的研究者エスター・セレンも、スキルの獲得プロセスに見られる大きな飛躍現象について言及しています。

 

つまり、私たちのスキルは線形的に発達していくのではなく、非線形的な軌跡を描きながら発達していきます。バリー・ジマーマンとグローバー・ホワイトハーストは、こうした非線形的なスキル発達現象を「スキルの非連続性」と呼んでいます。

 

すなわち、私たちのスキルは、ピアジェが述べているような階段状の形で発達していくのではありません。そうではなく、あるスキルレベルから一段高次のスキルレベルに発達する時、そこには過去のスキルと新たなスキルをつなぐ媒介スキルというものは存在せず、目には見えないスキルの跳躍が起こっているのです。

 

ダイナミックシステム理論を用いて明らかにされた「スキルの跳躍現象」は、私たちが新たな階層構造に存在するスキルを掴んだ際に見ることができる、実に興味深い現象だと思います。

 

質問・コメント・記事の共有をご自由にしていただければ幸いです。

Please reload

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

Please reload

Recent Posts
Please reload

© 2013 All rights reserved by Yohei Kato

 

免責事項:当サイトを利用したウェブサイトの閲覧や情報収集については、情報がユーザーの需要に適合するものか否か、情報の保存や複製その他ユーザーによる任意の利用方法により必要な法的権利を有しているか否か、著作権、秘密保持、名誉毀損、品位保持および輸出に関する法規その他法令上の義務に従うことなど、ユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

 

当サイトの御利用につき、何らかのトラブルや損失・損害等につきましては一切責任を問わないものとします。当サイトが紹介しているウェブサイトやソフトウェアの合法性、正確性、道徳性、最新性、適切性、著作権の許諾や有無など、その内容については一切の保証を致しかねます。当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。当サイト内には、他の著作物から引用し、文章を作成している記事がございます。万が一、著作権に抵触する場合にはお知らせください。速やかに対処させていただきます。