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タイトル一覧
11651. シヴァの置き物が届いて/博士論文のアイデア
11652. 地獄絵図的な今朝方の夢
11653. 今朝方の夢から目覚めての感覚と思考内容/3周目のシロシビン・マッシュルームの収穫
11654. 量が質に転化する瞬間/川面凡児の意識論と宇宙論を探究の根幹に据えて
11655. 第21回のシロシビン・セッションにおける中今の裏観体験
11656. 「意識・宇宙・サイケデリクス」の三位一体の研究を進めていくに際しての重要な書籍/動的汎神教としての川面神道神学
11657. サイケデリクスに関する協働プロジェクトの始動に向けて/「インテグラル・サイケデリックラジオ」のこれまでを振り返って
11651. シヴァの置き物が届いて/博士論文のアイデア
時刻は午前3時半を迎えた。今の気温は6度で、今日は日中の最高気温は7度とのことなので、ほぼ最高気温に近しい状況である。今日は強風を伴う雨が降るらしいので、静かに家で過ごそう。静かな自宅で情熱の炎を燃やして今日もまた探究活動に思う存分に従事していく。
昨日、数日前に注文したシヴァの置き物を玩具屋で受け取った。それに合わせて追加で購入したサイケデリクス関係の最新書も受け取った。昨夜夕食後に早速シヴァの置き物の梱包を解き、机に飾ってみた。まず目を見張るのは、その神々しい輝きである。全体として掌サイズなので机の上に置いても場所を取ることはさほどない。卓上ランプの近くに置いてみると、その黄金の輝きが増し、強い波動を放っているかのように感じる。ここからは日々書斎で過ごす中で、たびたびシヴァの置き物に目をやり、エネルギーを与えてもらうことになるだろう。そのエネルギーを基にして進むここからの探究の広がりと深まりがまた楽しみになって来る。
今後の探究に関して言えば、昨夜の就寝前に、神道の意識論とコスモロジーを起点にして、現代の心の哲学と宇宙物理学を包摂した博士論文を執筆したいという思いが芽生えた。現代の心の哲学に関する学術書はすでに何冊かもっており、ここ最近も初読や再読を進める中で、これまでの自分の学術研究で培ってきたものと重なる知識や考え方も多く、論文の形にできそうなイメージが形成されていた。しかし改めて現代宇宙物理学に関する学術書の中身検索を色々と行ってみると、込み入った数式を扱うものが多く、なかなか大変そうだと思わされた。現代宇宙物理学の込み入った数式を扱うことなく先端的な理論だけを扱えないかという方向性を今検討しているが、意識のみならず宇宙まで包摂して博士論文を執筆しようとするのは少し無理があるのだろうか。自分の知的な器がどれだけあるのかが試され、ここから博士課程への進学と論文執筆の段階までの期間にどれだけ修練を積むのかが試されるだろう。いずれにせよ、サイケデリック体験をベースにして、少なくとも神道の意識論とコスモロジーは必ず扱っていき、可能であれば神道の意識論を現代の心の哲学の理論と接合させていき、神道のコスモロジーを現代宇宙物理学の理論と接合させていきたい。それらは今のところ全くと言っていいほど接続されておらず、以前より注目している神道家の川面凡児の神道理論であれば、その意識論とコスモロジーは相当に広く深いので、現代の心の哲学と現代宇宙物理学との接合に耐えうるものなのではないかと期待する。今日も昨日に引き続き、英文書籍を一旦離れ、川面凡児の書籍を丁寧に読み返していこうと思う。仮に来年アメリカでの学術生活を始めたら、日本語の書籍を読む時間はさほど取れないだろうから、今のうちに川面凡児の神道書の読み込みをしておきたい。今日もまたシヴァの置き物が見守る中で、自らに対して破壊と創造を起こし、情熱溢れる形で探究活動に勤しみたい。フローニンゲン:2023/12/20(水)03:47
11652. 地獄絵図的な今朝方の夢
深い闇の中で輝きを増す自己。そんな自己の存在を感じる。書斎の机に置かれているシヴァの置き物が神々しい光を発しながら、破壊と創造を祝福するダンスを踊っていて、そのエネルギーを自分に分け与えてくれている。このエネルギーを基に活動を進めていけば大丈夫だという絶対的な安心感がある。
今朝方は起床直前に大きな恐怖を引き起こす夢を見ていた。感情が大いに揺さぶられる夢を求めていた節があるし、恐怖を引き起こす夢は自分の恐怖の根幹を見つめる上で格好の探求材料になるため、恐怖を抱かせる夢を見れることは本当に有り難い。ユングがかつて「地獄に届かぬ根を持たないものは天国に至れない」と述べていたように、今の自分は地獄が見たいのであり、地獄に根を届かせたいのだ。そんな願いはシロシビン・セッションに対しても持っているが、こちらについては少なくともここ最近は天国のビジョンや洞察を得ることが多い。起床直前に見たその夢以外は今日は全く何も覚えておらず、無意識の世界は静かであった。静かな絶対無から突然現れたのは下記のような夢だった。
夢の中で私は、見慣れない学校の校庭にいた。そこでは全校集会が開かれていて、全学年が集まっていた。ところが不思議なことに、先生たちの姿は見えなかった。また、誰が会を進行させているのかも不明で、それでいて全校生徒が整列して校庭に並んでいる姿は幾分不気味であった。すると突然、校庭の地平線から巨大なジャンボジェットが立ち現れた。それはかつて空を飛んでいたジャンボジェットの比ではない大きさで、ふらつきながら空を飛んでいることが確認された瞬間に、こちらに向かって飛んできた。そして地面に真っ逆さまに墜落し、機体がバラバラに飛び散った。特に大きなコクピット部分がまるで核弾頭であるかのように目に映り、その瞬間にはもうコクピット部分の残骸が校庭に墜落していた。その瞬間に私は、核弾頭のようなコクピットの下敷きになってしまった何人もの生徒の姿を想像した。学年としては自分よりも若く、後輩たちが即死してしまった事実を即座に受け止めるのは難しく、むしろ自分も一刻も早くこの場から逃げなければならないという自己防衛的闘争本能から、後輩の死の事実をあえて麻痺させる現象が自分の中で起こっていた。
校庭に飛び散ったのはコクピットの部分だけではなく、その他の機体の部分もたくさん飛び散り、それによって死亡した生徒、大怪我をした生徒が多数出た。校庭は巨大なジャンボジェットの墜落に伴う火災で焼け野原となり、多くの生徒たちが混乱しており、てんやわんやの状態だった。その中で私はできるだけ冷静さを保ち、少なくとも近くにいた友人たちだけは助けようと思って、彼らに避難ルートを指示してその場を離れた。校庭から離れて改めて校庭を見ると、そこに広がっていたのは地獄絵図だった。その光景を目の当たりにしたときに私はふと、そもそもこの地獄絵図を生み出したのは何だったのかと考えた。するとすぐさま、それは人間の愚行の仕業だと思った。私たちは表面的には反省したと述べたりするが、基本的に人間は根本的な反省など一切しておらず、愚行を繰り返す動物なのであるという考えが芽生えた。愚行のカルマを背負い、愚行の輪廻を生きているのが人間なのだと思いながら、逃げきることができなかった生徒の叫び声を聞きながら、燃え盛る校庭をずっと眺めていた。聞こえて来る悲痛な叫び声と目に映る地獄の業火は、自分の世界観と感覚を変容させていた。そこで目を覚ました。フローニンゲン:2023/12/20(水)04:41
11653. 今朝方の夢から目覚めての感覚と思考内容/
3周目のシロシビン・マッシュルームの収穫
つい今し方振り返っていた地獄絵図的な夢について、夢から覚めた瞬間の自分の感覚と思考内容を覚えていることに気づいた。感覚としては身がすくむような恐怖を感じていて、思考内容としては知覚していたジャンボジェットが物体ではなく、人間の欲望とカルマの集合体だと思っていたのである。あのジャンボジェットは、人間の欲望と人類が積み重ねてきた業を象徴していると思った瞬間に、それは人間よりも知性が高い地球外生命体が私たちにもたらしたものなのではないかという考えも芽生えていた。人間を超えた知的生命体がそれを人類に授けたという見方もできるし、地球外の知的生命体がジャンボジェットと化して、何かメッセージを伝えるためにあえて地獄絵図を提示したのではないかという考えも芽生えていた。そのようなことを今改めて思い出すと、まだ背筋がゾッとする感覚がある。
昨夜夕食後にシロシビン・マッシュルームの栽培キットを確認すると、1日で随分と大きくなっているマッシュルームが数本あり、翌朝まで収穫を待っていたら栽培キットの土壌環境に否定的な影響を与えると思ったので速やかに収穫し、オーブンでの乾燥プロセスに入った。学習とはすごいものである。栽培キットを用いた栽培をこれまで続けて来る中で、収穫と乾燥のプロセスについての直接体験を何度も得ていたので、今回の収穫と乾燥がとても速やかで手慣れたものだったのだ。夕食後から就寝前までオーブンにかけ、アルミホイルの上のマッシュルームを反転させて、そこから5時間オーブンを設定し、寝ている間にもずっとオーブンをかけていた。昨日の段階で7.5時間ほどオーブンで乾燥させたが、これではまだまだ乾燥が不十分なので、今朝方3時過ぎに起床てからすぐにまたオーブンをかけた。少なくとも14時間は50度に設定したオーブンで乾燥させた方がいいというのがこれまでの経験からわかっているので、それくらいの時間はオーブンをかける。前回収穫できた分量は、テレンス・マッケナが提唱した「英雄の服用量」に少し満たないので、前々回にかなり多く収穫できた分をそちらに分配したい。昨日の収穫も分量としては、おそらく英雄の服用量の半分ぐらいで、まだ未収穫の頭を出し始めているマッシュルームと合わせれば、英雄の服用量には到達するであろう。
次回のシロシビン・セッションは、前回から2週間空けた今週末の日曜日に行う予定だ。幸いにもクリスマスの日に行うセッションでは、バッハの協奏曲集を流そうと思っている。この日の音楽はキリスト教を想起させるものにしたい。クリスマスの日というのもまた集合的なセッティングの1つであり、その日に醸成されるオランダ国内の集合意識、さらにはヨーロッパ全土の集合意識、果ては地球上の集合意識が自分のセッションに何かしらの影響を与えるであろう。セッションの中でどのようなことを知覚するかは全く予期できないが、クリスマスにまつわるもの、キリスト教にまつわるものが知覚される可能性がある。それを含めて今週末のセッションは実に楽しみである。今回のセッションもまたきっと学びの宝庫となるであろう。フローニンゲン:2023/12/20(水)05:03
11654. 量が質に転化する瞬間/川面凡児の意識論と宇宙論を探究の根幹に据えて
今から本格的に朝の読書を進めていこうと思う。ちょうど先ほどまで早朝の楽しみかつ日課でもあるデジタル絵画と作曲実践に従事していた。双方共に作品として形となったものの数が増えてきており、ここからいつか量が質に転化するのを楽しみに待ちたいと思う。それらの創作活動のそれぞれが有機的な生命体としてのリビングシステムであって、それは量を通じて質に転化する瞬間を必ず経験する。それはこれまでにも折を見て起こっていた現象であり、ここからさらなる質的進化を待ちたい。今こうして執筆している日記も、仮に毎日1つだけ日記を綴っていたのであればおよそ35年分ほどの量となった。当然ながらそんな量は微々たるもので、最低でも100年分の実践を積み重ねてから何か発言をしたいところだが、それでもそれだけの数積み重ねてきたことによる効能を実感しているし、日記そのものが有機的に質的進化を遂げてきたのは一目瞭然の事実だと思う。今後もさらなる日記の積み重ねによって、量が質に相転移する瞬間を目撃したいと思う。さらなる階層構造に移行した際に初めて見える景色が今から楽しみで仕方ない。
今週末の日曜日に控えた第22回のシロシビン・セッションまでに、川面凡児の『祖神垂示 天照太神宮』を精読していこうと思う。本書はもうすでに4回ぐらい繰り返して目を通しているが、川面先生の神道思想の本質的な理解にはまだ到底及ばない。しかしここ最近の霊的実践としてのシロシビン・セッションのおかげもあり、先生の神道思想を直接体験に基づいて理解する段階に近づいているように思う。とにかく川面先生の意識論と宇宙論をまずはしっかりと知的に理解していくことに努め、それと並行して、その知的理解を自らに定着させる意味でも、そして知的理解を深める意味でも引き続きシロシビン・セッションを継続させていきたい。それは本当に今の自分にとってなくてはならない最良の霊的実践となり、学術研究の跳躍台となった。
ここからの試みとして、川面先生の神道的意識論と現代の心の哲学の理論と架橋させていく。そして可能であれば、川面先生の神道的宇宙論と現代の宇宙物理学の理論と架橋させていきたい。現代宇宙物理学については本当に素人レベルから探究を始めていく必要があり、手探りで探究が進んでいくだろうが、仮に来年にアメリカでの学術研究を始めることができたら、そこに在籍している宇宙物理学の教授のところにいって話を聞いたり、自分の研究上読むべき論文や書籍の指南を受けたいと思う。宇宙論の探究に際して1つハードルとなるのは、現象学的体験が意識論の探究より難しいことだろうか。シロシビン・セッションをうまく活用すれば、意識の本質を探れる直接体験はいくらでもできる。それはこれまでの経験から確信していることで、シロシビン・セッションは意識論研究への貢献をもたらすであろうユニークな現象学的体験をもたらしてくれる。一方で、不可能ではないが、難しいのは宇宙論研究へのシロシビン・セッションの活用である。繰り返しになるが、こちらも宇宙を直接体験するというのは不可能ではない。実際に前々回と前回のセッションでは、宇宙に関する数多くの現象学的知覚体験をしている。ただし、ここで述べている宇宙は外面宇宙であるため、地球の外側の宇宙を知覚体験するというのは今の自分にとってまだ難しい。それを難しくしているのはひょっとしたら、それが外側の宇宙だからという理由ではなく、そもそも意識と宇宙は繋がっているし、非二元的同一存在でもあるから、単純に自分の学習不足・知識不足によるところが大きいのではないかと思う。そうした学習不足と知識不足を解消するべく、先般宇宙論に関する学術書を一括注文するという半ば無意識的な行動に出たのだろう。購入意欲と注文行為は確かに意識的な産物であったが、宇宙論に関する書籍を購入しようという考えは無意識的に降ってきたものだった。また、宇宙論を探究しようというのもまた意識的というよりも、無意識的な不可避的内的要求だったように思う。
今のところ、仏教や神道などの宗教上における宇宙論を理解し、そこから宇宙物理学の理論に移行していく方が理解が進みやすいかと思っている。現代宇宙物理学の先端的な理論や先端的なトピックについて最小限の数式で理論的に解説している書籍をもう少し調査してみたい。フローニンゲン:2023/12/20(水)05:58
11655. 第21回のシロシビン・セッションにおける中今の裏観体験
朝の読書が順調に進んでいて、気がつけば午前6時半を迎えた。辺りはまだまだ闇の中であり、日の出まであと2時間ほどあるだろうか。
今読み進めている川面凡児先生の書籍は大きな啓発を与えてくれている。とりわけサイケデリック研究にまさに神道的な意味での光を与えてくれているかのような実感がある。これまでの自分のサイケデリック体験と、これからのシロシビン・マッシュルームを中核に据えたセッションで得られた学びを川面先生の神道理論を用いて縦横無尽に紐解いていきたい。例えば、先ほどは神道における時間概念である「中今(なかいま)」に関する川面先生の考察を参考にしな柄、先日のセッションで起きた体験を改めて振り返っていた。中今というのは、現在の中に過去と未来が同居しているという時間感覚のことを指す。そして中今を表から見るという「表観」を用いれば、単に現在の断面が浮かび上がって来るに過ぎない。しかし、中今を裏から見る「裏観」を用いれば、過去または未来の情景がそこに浮かび上がって来る。第21回のシロシビン・セッションで、記憶の世界と未来の情景とそして今という3つの世界が同居する知覚ビジョンが立ち現れたのは、セッション中の自分が中今を裏観していたからなのだと気付かされたのである。川面先生の指摘では、裏観を的確に行っていくためには神人合一を果たした「イメの境地」に到達している必要があるとのことで、これを発達理論的に解釈すれば、まさに第三層の後半の発達段階に到達する必要性を示唆している。恒常的にイメの境地を通じて中今の裏観するためにはそれくらいの意識段階が求められるのである。一方で、裏観を一時的に行うのであれば、何もそのような高度な意識段階に到達している必要はない。そこで重要になって来るのは意識状態であり、まさに非二元の意識状態に参入すれば、どのような段階にいてもイメの境地を通じて裏観が可能かと思う。まさに先般のセッションで自分が中今を裏観できていたのは、シロシビンの恩恵を受けた非二元的な意識状態によるものだろう。
裏観の対象は何も時間に対してだけではなく、森羅万象の全て及ぶ。今後は引き続き時間や空間に対しても裏観を働かせてみたいと思うし、時空間以外の対象に対しても積極的に裏観を働かせ、どのような気づきや発見があるかを楽しみにしたい。今週末のセッションのキーワードとして、「中今」と「裏観」の2つが加わった。引き続き川面先生の書籍を読み進めていきながら、今後のシロシビン・セッションで発見を得たいもの、考察を深めたい概念を探していこう。フローニンゲン:2023/12/20(水)06:40
11656. 「意識・宇宙・サイケデリクス」の三位一体の研究を進めていくに際しての重要な書籍/動的汎神教としての川面神道神学
「意識・宇宙・サイケデリクス」の三位一体の研究を進めていくにあたって、宇宙に関して核となる文献を探すのに少し難航していたが、先ほど2冊の良書を見つけた。やはりここでも救いになってくれたのは第一線級の学術書を出版しているオックスフォード大学出版だった。この出版社から出版されている“The Oxford Handbook of the History of Modern Cosmology”と“The Oxford Handbook of the History of Quantum Interpretations”は今夜注文しようと思う。どちらも幾分数式が絡むがそれは仕方なく、むしろ本来数学好きの自分にとってはそれは喜ぶべきことであり、込み入った数式の意味を数式から理解するというよりも、周辺の解説を読む形で理解に励みたいと思う。前者の書籍は650ページ弱、後者の書籍は1300ページ超の分量であり、両者を合わせると2000ページほどになるが、それも一飲みしてしまうぐらいの探究熱を今の自分は持っている。年末年始の読書の楽しみとして、今夜注文を済ませよう。それらの書籍を読み進める際には、川面凡児先生の宇宙論を意識し、それと絡めながら読解を進めていくことを忘れないようにする。また、自身のサイケデリック・セッションで得られた宇宙的な知覚体験も読解の補助線とする。それら2つがあれば、現代の先端的な宇宙論と量子論の理解はさほど難解なものではないだろう。
川面先生の書籍の続きを読み進めていると、神道は多神教(polytheism)ではなく、汎神教(pantheism)だと捉えた方が良さそうであると改めて気づく。さらには、原子や分子を含め、物質を物質たらしめている働きを「ミタマ(意識体)」と捉える川面先生の汎心論的思想は、現代の哲学で議論されている汎心論ともうまく接続できる道がありそうだと気づく。そして、物質もまた一者としてのカミから分出し、あらゆる物質にも現象にも神性が内包され、それが一者から分派し、また一者に帰入していくという動的なプロセスとして捉えているのが川面先生の動的汎神論思想であり、それも現代の汎神論と比較してみたいと思う――とりわけプロティノスの一者的光の流出論との比較は重要だろう――。それら2つのテーマを分けて別々に論文を執筆していくのか、それとも2つを合わせて概要的な論文を執筆するのかの方向性が見えてきている。引き続きリサーチノートの方で論文のアイデアや考察を醸成していこうと思う。こうしたアイデアや考察もまた一者としてのカミの分出的産物であり、そこには神性が宿っている。自分の日々の日記はカミの分出によって生み出されたものであり、その生成物には神性が常に内包されている。フローニンゲン:2023/12/20(水)08:22
11657. サイケデリクスに関する協働プロジェクトの始動に向けて/
「インテグラル・サイケデリックラジオ」のこれまでを振り返って
時刻は午後5時にゆっくりと近づいている。ふと顔を見上げると、もう辺りは真っ暗だった。今朝は午前3時過ぎに起床し、そこからここまでの時間は本当に充実していた。午前中には、日本でのサイケデリクスの健全な普及に向けたプロジェクトの開始に向けたオンラインミーティングをある協働者の方と行った。それは心底かつ魂底ワクワクするものであり、このプロジェクトを通じて自分のサイケデリック研究と実践が深まるだけではなく、社会に安全な形かつ意味のある形でサイケデリクスが実装されていくことを可能にしてくれるだろうという大きな期待感を持った。そのためには、このプロジェクトに参画してくださるある大企業の存在が決定的に重要になる。その協働者の方とその企業と自分の三者で、来年初旬にキックオフミーティングが実現しそうなので、ここからの動きが本当に楽しみである。
学術研究以外に本日は、午後に「インテグラル・サイケデリックラジオ」の第46回の収録をした。気がつけば年末も間近に迫っていて、年内は来週のラジオが最後となる。来週の年末最後のラジオの前哨戦として、今日はラジオ開始からこれまでの歩みを早田航さんと振り返ってみた。このラジオの自分にとっての意義は何といっても、ラジオの場が自らの言霊を発し、それを通じて自分自身が変化する機会を提供してくれていたことである。航さんとのやり取り、そしてリスナーの皆さんとのやり取りを通じて、自分に新たな刺激がもたらされ、それがさらなる変化の呼び水になっていた。ゆえにこのラジオは自分自身にとっての変化の触媒となっていて、自分の成長サイクルを豊かに循環させてくれる存在だっと言える。来年もまたこのラジオは今のペースで緩やかに継続させていきたいと思っている。自分の言霊を発し、多くの人の言霊を受け取り、双方の言霊が交流して互いの成長を促す場となることを来年も期待したい。フローニンゲン:2023/12/20(水)17:00
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