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成人発達理論とインテグラル理論を楽しく学んでいただける「成人発達コラボラジオ」を2023年7月14日より始めました。
タイトル一覧
11002. ハーバード大学のキャンパスビジットと本日のシロシビン・セッションに向けて
11003. MDMAとLSDの品質に関する素朴な疑問/サルビア·ディビノラムのオピオイド受容体への働きかけについて
11004. 今朝方の夢
11005. 宇宙飛行とサイケデリクス/「意識探求の民主化」を促す役割を果たしうるサイケデリクス
11006. シロシビン・セッションに向けた準備が整って/耐性の働かないDMT
11007. 第17回目のシロシビン・セッションを終えて:アステカ族の叡智に倣って
11008. ヒトヨタケの祝福/第17回目のシロシビン・セッションから学んだこと
11002. ハーバード大学のキャンパスビジットと本日のシロシビン・セッションに向けて
時刻は午前5時半を迎えた。辺りは闇に包まれているが、自分の心は光に包まれている。今日もまたサイケデリクスの研究ができるという喜びがその光をもたらしている。そして今日は日本からの来客があり、シロシビン·セッションを共にすることになっている。その喜びもまた自分という存在に光を与えてくれているように思う。
今の気温は14度で、今日は1日を通して曇りのようだが、雨は降らないので幸いである。来客のその方が我が家から滞在先のホテルまで歩いて帰るときにも雨が降っていない方が望ましかったので何よりだ。今日は日中は22度まで気温が上がるようで、比較的温かい。
気がつけばもう10月を迎えていた。自分にとっても大きなイベントは、今月末に5年ぶりにボストンに訪問することである。そこでハーバード大学神学大学院にキャンパスビジットし、オープンキャンパスを含めたイベントに参加する機会に恵まれ、その際にアドミッションの人たちや教授たち、そして今在籍している学生たちと大いにコミュニケーションを図ってこようと思う。オープンキャンパスのイベントの一環として、キャンパスを色々と案内してもらえるだけではなく、実際の教授の模擬授業を受けられるらしく、それも楽しみだ。このイベント以外に、関心のある研究をしている教授に個別に連絡をし、その教授の授業を聴講させてもらおうと考えている。多い場合には3人ほど、少なくとも1人の教授の授業を聴講したい。教授への連絡も来週中にはしておこうと思う。10月末から11月初旬にかけてのハーバード訪問は、また自分の人生における転機になってくれるような予感がする。そこで過ごす1週間はさぞかし充実したものになるだろうし、そうした時間になるように自分からも積極的に動きたいと思う。
さて今日は来客の方に提供するシロシビン·セッションに向けて、前回のセッションで思わぬ落とし穴に気づかない形で失敗してしまったシロシビン·ティーの作り方に気をつけたいと思う。厳密には今回はティーではなく、カカオのMAOI効果を活用して、シロシビン·カカオドリンクを作る。来客の方が来られるのは11時半前なので、その前にシロシビン·トリュフをコーヒーミルで挽いておき、あとはお湯を注ぐだけという状態を準備しておきたいと思う。そうすれば速やかにセッションを始めることができ、その方が帰られる時間も遅くなることはない。さて、今日その方とのセッションではどのような体験がお互いに起こるだろうか。今日の体験もまたここからのサイケデリクス研究と人生に重要な光を与えるものになってくれるだろう。フローニンゲン:2023/10/1(日)05:47
11003. MDMAとLSDの品質に関する素朴な疑問/
サルビア·ディビノラムのオピオイド受容体への働きかけについて
時刻は間も無く午前6時を迎える。今日も来客が来られるまでの時間はサイケデリクス研究に集中したいと思う。特に今日は学術書ではなく、ダウンロードした7本ほどの学術論文を読んでいき、そこで得られた知識をアウトプットする場として、音声ファイルか動画を作成してゼミナールのコンテンツとして共有していきたいと思う。今のところは論文を画面共有する形での動画の方が良いだろうと思うので、そのような形式でアウトプットをしていきたいと思う。また、せっかくなので自分がどのような形で英語で研究ノートをつけているのかも共有すると何かの役に立てるかもしれない。そこで学術論文の執筆を意識したAPAスタイルでノートをつけているので、そこでの文章がそのまま論文として使えるものになっているし、それを拡張させる形でどんどんと論文を執筆していけるようになっている。参照文献リストもAPAスタイルで作成しているので、まさに本格的な学術研究に向けた準備をもう着々と行っている感じだ。
先日、アメリカのパーデュ·ファーマが製造した中毒性のある鎮痛薬オキシコンチン(OxyContin)に関するドキュメンタリーを見ていた。この薬はアメリカで社会問題となった。このドキュメンタリーを見ながら、製薬会社が作った薬でさえこのようなリスクがあるのであるから、素人が合成した可能性のあるストリートで販売されているMDMAは尚更危険だと思った。そこでふと、LSDはMDMAほどに紛い物や品質の悪いものは存在していないように思えるのはなぜなのだろうかと思った。純度の高いMDMAを製造するのは難しく、純度の高いLSDを製造するのは比較的容易なのだろうか。それは分子構造による理由なのだろうか。何か他に要因があるのだろうか。LSDの方が効き目が明確で、使用者側もLSDの効果をはっきりと知っているがゆえに紛い物が出回りにくくなっているのだろうか。そのような疑問が湧いているので、この疑問についても色々と調査をしていきたい。
数日前に、サルビア·ディビノラム(salvia divinorum)というシソ科の多年草にサルビノリンAという内的ビジョンを知覚させる成分が含まれていることを知った。内的ビジョンを知覚させるがゆえに、それは通常のサルビアとは異なる。メキシコのマサテコ族はシロシビン·マッシュルームだけではなく、このサルビア·ディビノラムもシャーマンの儀式に活用しているということを書籍を通して知った。そこからさらに調査をしてみると、サルビア·ディビノラムに含まれるサルビノリンAは、主に3つのタイプがあるオピオイド受容体のうちのk(カッパ)-オピオイド受容体に働きかけるものの、その他の受容体には働きかけないらしい。この点が、LSD、DMT、シロシビン、メスカリンと異なり、それらの物質はμ(ムー)-オピオイド受容体、δ(デルタ)-オピオイド受容体、シグマ受容体、グルタミン酸受容体といった受容体に働きかける。注意点としては、サルビノリンAがκ-オピオイド受容体のみに働きかけることが内的ビジョンを知覚させるわけではない可能性が示唆されており、サルビノリンAはκ-オピオイド受容体に直接働きかけるだけではなく、その他の周辺組織とも相互作用している可能性が提示されている。このように、それぞれのサイケデリクスに関して受容体の観点からも探究を深めていこう。フローニンゲン:2023/10/1(日)06:07
11004. 今朝方の夢
時刻は午前7時を迎えようとしている。辺りはまだ闇に包まれたままだ。日曜日の朝の世界が穏やかなことだけは感じられる。静けさに包まれた中で、今朝方の夢について振り返っている。
夢の中で私は、日本人の画家の知人と一緒にあるスタジオを訪れていた。そこでアクション映画のワンシーンを撮影することになっていたのである。私たちはアクションを専門にしているわけでなく、なぜこの映画に声がかかったのか不明だったが、スタジオに到着して監督から説明を受けると、確かにその場面に合うような人材だったのだと思った。早速撮影が始まると、その知人と一緒のシーンからの撮影となった。そのときに、2人ほどの見知らぬ俳優の男性が脇で私たちの演技を見ながら準備運動をしていた。いざ撮影が始まって一旦休憩となったときに私は冗談で、「自分が主役を演じるものだと思っていた」と述べながら、ブルース·リーのポーズを真似た。すると、その場にいた関係者が全員笑顔になった。それを見て、ここからの撮影も順調に進んでいくだろうと思われた。
次の場面でもまた同じ画家の知人が夢の中に出てきた。場面としては見慣れない学校の教室で、彼女が数学の宿題の解答を板書することを先生から指名され、どうやら宿題をやってきていなかったらしく、あたふたしていた。私の方から声をかけて彼女を助けようかと思ったが、それもお節介かと思ってしばらく静観することにした。すると彼女は、右端の列から片っ端に生徒に宿題の答えを教えてもらえないかとお願いをして回っていたが、どの生徒もその問題が難しかったらしく、誰も解答できていないようだった。いよいよ彼女が左から2番目の列に座っていた私のところまでやって来てお願いをしたので、私は快く自分のノートを彼女に渡した。すると突然、背中に冷たいものを感じた。なんと、後に座っていた女性が私の背中にアイスティーをかけてしまったのである。私はその冷たさに驚いたが、季節は夏だし、教室も扱ったので別に問題ないとその女性に伝えた。その女性は故意でお茶をかけたわけではないので、怒りも何もなく、静かな感情だったし、むしろひんやりして気持ち良いとさえ思えた。すると再び場面が先ほどの映画スタジオに戻り、ここからは屋外撮影に出かけていこうということになった。そこでもまた知人の彼女と一緒に撮影をすることになっており、今日はやたらと彼女と過ごす時間が多いなと思ったところで目が覚めた。フローニンゲン:2023/10/1(日)07:01
11005. 宇宙飛行とサイケデリクス/
「意識探求の民主化」を促す役割を果たしうるサイケデリクス
時刻は午前10時を迎えた。今日はうっすらと空に雲がかかっていて、1日を通して曇りのようだ。あと1時間ほどしたら日本人の来客が最寄り駅に到着されるので迎えに行きたいと思う。自宅で少しお喋りをしてシロシビン·セッションを始めていきたい。さて今日の体験はどのようなものになるだろうか。
先日、宇宙探索に関するドキュメンタリーを眺めながら、自分自身が外面宇宙と内面宇宙の双方に関心があることを改めて思った。当然ながら自分の主たる関心は後者だが、前者に関しても依然として興味深い思いを常に抱いている。いつの日か宇宙空間でサイケデリクスを摂取するとどのような体験が開示されるのかを調査してみたい。サイケデリクス体験を左右する変数に環境設定があることを考えると、 地球上でそれを摂取するのと宇宙空間上でそれを摂取するのとではきっと違う体験が開示されるのではないかと推測される。少なくとも何かしらの体験的差異があるだろう。また、宇宙飛行士が宇宙に行ってからの精神の安定も1つ重要な実践課題かと思い、そこにサイケデリクスが果たす役割も研究してみたいと思う。自分もいつか宇宙に飛び立つ日が来るかもしれないという思いから、今後の身体の鍛錬を余念なく行っていきたいし、宇宙飛行士とサイケデリクスを絡めた研究に向けてもアンテナを絶えず張っておこう。
「意識探求の民主化」を促す役割を果たしうるサイケデリクス。そのような言葉をゼミの受講生の方からいただいてハッとした。意識探求を行う方法としては、すでに瞑想や座禅などが民主化されているが、それらの実践技法は意識の深まりを見せるまでに時間がかかるし、変容をもたらすまでの時間も相当なものになるため、実際のところそうした実践を継続して行っている一般人は多くない。そうした状況を鑑みて、サイケデリクスは内面世界の奥深さを比較的短い時間で体験するにはうってつけであり、そこからその効果を定着させるために瞑想や座禅、さらにはエネルギーワークなどの実践に従事していく流れを生み出すことができるかもしれない。その受講生の方は、最澄を引き合いに出し、最澄が開いた比叡山延暦寺からは、民衆のための新仏教がたくさん生まれたことに触れていて、サイケデリクスを広く社会で適切に活用していくことは、意識探求の民主化を大きく促すかもしれないと指摘されておられ、なるほどなと考えさせられた。外面宇宙の探求とサイケデリクス 、内面宇宙の探求における民主化を促すサイケデリクスの活用など、非常に重要なテーマについて先ほどぼんやりと考えていた。フローニンゲン:2023/10/1(日)10:17
11006. シロシビン・セッションに向けた準備が整って/耐性の働かないDMT
時刻はゆっくりと午前11時に近づいている。つい今し方、正午から予定しているシロシビン·セッションに向けた準備が完了した。来客の方から特にメールや電話もないので、順調にアムステルダムからこちらに向かっているようだ。
10日前のシロシビン·セッションでは、お湯の温度で問題があったので、今回は特にその点に最新の注意を払いたい。適温として70度を少し超えるぐらいが良いようで、温度計なしにその温度を目視で測る方法としては、水を入れたやかんから小さな泡が立ち始めるのが大体60度とのことで、60度の泡の状態からさらに出てくる泡が増えた状態が70度の目安らしい。そして、その泡がやかんの底面全体から出てくるようになり、泡がすぐはじけるようになるのが80度とのことである。それを目安にして70度を少々超えるぐらいの温度でシロシビン·カカオドリンクを作ろう。
これまでコーヒーミルを使ってシロシビン·トリュフを細かく挽くという方法を思いついておらず、先ほどそれを試したのだが、コーヒー豆のように硬くないので、うまく挽けなかった。なので改めてまな板にトリュフを載せ、いつものようにまな板の上でみじん切りにしていった。それをフレンチプレスの中に入れ、あとはお湯を注げばいい状態にしている。お湯は来客の方を自宅に招いて一呼吸してからにする。その間に今回のセッションの目的や期待する効果について質問をし、その質問に対して自分でも心の中で回答したいと思う。環境設定の一要素である音楽に関しては、ヨガのマントラのプレイリストの曲よりもチベット仏教のプレイリストの曲の方が瞑想が入っていきやすい感覚があるとここ数日の体験を通じて分かったので、今日はそのプレイリストを採用する。バックグラウンドミュージックとして流す曲がチベット仏教の曲というのは初めてのことなので、体験の深まり度合いや曲によって展開される内的ビジョンがどのようなものになるか楽しみである。
シロシビン·セッションに向けて準備をしている最中に、DMT研究の第一人者のリック·ストラースマンのインタビュー動画を視聴していた。その中でストラースマンがDMTはLSD、シロシビン、メスカリンと違って耐性ができないということを述べていた。実際にそのような発見事項が既に科学的な調査で明らかになっているらしく興味深く思った。DMTはもともと私たちの身体の中に内在しているものであり、生命の働きとしても重要な物質であるがゆえに、それが外から入って来ても耐性が構築されないのだと思う。そうなってくると、DMTはLSD、シロシビン、メスカリンと交差耐性は働かず、例えばシロシビン·セッションの翌日にDMTを摂取することも可能であるし、目的とする治癒や変容の度合いによっては連日DMTセッションを組むこともできる。そうした汎用性があるが、DMTの吸引摂取は持続時間が良かれ悪しかれ短いのでそれを考慮したセッションデザインをしていく必要があるだろう。そのようなことを考えていた。フローニンゲン:2023/10/1(日)10:56
11007. 第17回目のシロシビン・セッションを終えて:アステカ族の叡智に倣って
時刻は午後7時を迎えた。つい今し方、軽めの夕食を摂り終えた。今日は本当に素晴らしい日曜日だった。もちろん毎日が新たな輝きを持って自分を通して顕現されるのであるが、今日の格別感はまさに、日本から来られた方と一緒にシロシビン·セッションを通じて深い体験を得られたからだと言わざるをえまい。今から覚えていることをつらつらと書き留めておく。
振り返ってみると、今日はまず来客の方が来られる前にシロシビン·トリュフをまな板の上で調理し、フレンチプレスに入れて、お湯を注ぐ前の段階で最寄り駅まで迎えに行った。予定通りの時間の電車でその方が来られ、そこからは自宅まで歩きながら雑談を楽しんだ。その方のとの付き合いはもうかれこれ丸9年になり、来年の春で10年目を迎える。その方とリアルでお会いしたのはきっと9年前の最初の出会いだけだったのではないかと思う。そこからはゼミナールや仕事での付き合いがあったが、それは全てオンラインだったので、今回は本当に久しぶりの再会だった。数日前にオランダに来られたその方は、フローニンゲンに来るまでの時間を充実した形で過ごせている様子が話から伝わってきたのが何よりだった。
自宅に到着したら楽な格好に着替えをし、そこからお湯を注ぐ前に体験に関する説明をこちらの方で行った。体験の所要時間と時間の経過ごとにどのようなことが身体と意識の中で起こるのかを簡単に説明し、注意事項なども伝えた。そこからはその方が今回シロシビン·セッションをするにあたっての目的や期待することを尋ねた。そのシェアリングを受けて、お湯を沸かし、今回は70度から80度ほどのお湯でトリュフからシロシビンを濾していき、15分タイマーを測って待った。15分の間にもこれからの体験に関する質疑応答などをし、15分経ったところでティーカップにカカオパウダーを入れて、その上にフレンチプレスからシロシビンを注いだ。シロシビンとカカオを組み合わせるというのは、アステカ族の伝統的な儀式を模してのことである。端的には、今回その叡智を大いに授かることができ、非常に深い体験を得た。体験内容についてはここでは深く語るつもりはなく、音声ファイルを作成する形でゼミナールの方にシェアしておきたい。
シロシビンとカカオの組み合わせに関する発見として、ピーク体験に行くまでの時間が短く、飲んで30分経たない頃からまずは身体感覚が変化し、浮遊感が出始めた。そしてそのタイミングで、2回目に濾したシロシビンを再びカカオパウダーと共に飲み、お手洗いを各自済ませてそれぞれの体験に入っていった。ピークを迎える時間の早さだけではなく、ピークの効力も高かった。さらには、ピークを迎えて再び通常の意識に戻るのもカカオなしよりも早かったので、長すぎず適度な体験時間でセッションが済むことはメリットかと思った。仮にそれよりも30分から1時間体験を伸ばしたいのであれば、カカオではなくティーバッグでシロシビン·ティーにするのが賢明かと思う。 今回はまずシロシビン·ドリンクの作り方から大きな学びを得ることになった。 フローニンゲン:2023/10/1(日)19:15
11008. ヒトヨタケの祝福/第17回目のシロシビン・セッションから学んだこと
穏やかな日曜日の世界が辺りに立ち込めている。時刻は午後7時半を迎えようとしているので、もう夕暮れの時間となった。あと30分以内には完全に太陽が沈むのではないかと思う。
とにかく今日は、日本からの来客の方に満足してもらえるシロシビン·セッションが実現して本当に良かったと思う。10日前に来られた方には申し訳ないが、そこでシロシビンを熱湯によって破壊してしまうとういあの体験がなければ今日の体験はなかったし、これからの自分や他者の充実したシロシビン体験はないだろう。10日前の「国際マジックマッシュルームの日」の体験は本当に自分にとっての財産になったし、同じ失敗をする人を防ぐ意味でも社会的にも意義のあるものだった。
セッション後、来客の方をホテルまで送って行ったのだが、自宅を出発するときに、何と庭の車庫の前に大量のヒトヨタケが生えていて驚いた。それはまるでその方と自分の今日のセッションを祝うかのように一夜だけそこに生えてくれたのではないかと思う。以前は家の横で1本だけ生えているのを見つけたのだが、今回は相当に大量に生えていて驚いたので思わず記念写真を撮った。その後、共有ガーデンも案内し、そこには隣人のマークが育てているTHCカンナビスが立派に育っていて驚いた。来客の方と一緒に鼻を近づけて香りを嗅いだところ、カンナビスの独特な良い香りが漂っていた。マークはカンナビス栽培に関して相当な経験とノウハウを持っていて、昨年も見事なカンナビスを育てていた。自分は共有ガーデンではなく、自宅で1粒の種を用いてポットで育てていて、室内で育てているためなのか発育は緩やかである。
今日の体験において、ピークを過ぎて少ししてから身体の細胞が揺れだす現象が起きたのだが、その理由としては、シロシビンが体内でシロシンに変換され、ある種身体の神経にセロトンが大量に流れていることが関係しているように思える。シロシビンを含む「シビレタケ」はまさにその名の通り、摂取すると身体に痺れのような電気が流れた感覚がするのだが、その正体はシロシビンによるセロトニンの大量放出にあるという説明ができるが、厳密にはセロトンによりも強力なシロシンが受容体と結合することにある。この現象は体験者を恐れさせてしまうので、事前にその説明をしておきたい。
その他の体験を振り返ると、今日は非常に深い目撃者の状態が優位で、非二元の手前で留まっていたように思う。仮に非二元への扉が感じられたらそのまま開ける準備はできていたのだが、今日はその扉がやってくることはなく、今日のシロシビン·トリュフ(商品名ユートピア)のメッセージとしては、深い目撃者の状態に留まれということだったのだろう。いずれにせよ、脳が全脳的に活性し、意識が天空方向にパカりと広がるあの感覚はあったので、それはそれで体験的に意味のあるものだった。ここから寝るまでの時間もゆっくりと体験について咀嚼したいと思う。フローニンゲン:2023/10/1(日)19:36
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