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10632-10635: フローニンゲンからの便り 2023年7月22日(土)



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成人発達コラボラジオ」を2023年7月14日より始めました。

タイトル一覧

10632. 今朝方の夢

10633. 凪の世界を自由自在に飛翔する魂

10634. オンラインゼミナールの第39回のクラスの振り返り

10635. 「成人発達コラボラジオ」の収録を終えて


10632. 今朝方の夢


時刻は午前7時半を迎えようとしている。今、ほのかな朝日が地上に降り注いでいるが、今日もまたかなり寒い。長袖長ズボンの着用は当たり前なほどに室温が下がっている。外気は13度で、今日はなんと17度までしか気温が上がらないそうだ。今は晴れているのでにわかに信じ難いが、雨マークも午前中から出ているので、雨によって気温が低いままのようだ。ここから数日間は雨マークの日が多く、しかも1日の長い時間雨が降るようで、その利点は気温が上がらないことだろう。8月を目前に控えているが、依然として20度前後の最高気温はとても有り難く、確かに足元は冷えるが、最低気温が10度を少し超えるぐらいの感じも過ごしやすくていい。


今朝方の夢について振り返っている。夢の中で私は、マンションの一室にいた。そこで小中高時代のある女性友達(KE)と一緒に勉強をしていた。ちゃぶ台のような小さな机に横並びになり、お互い黙ってテキストを開いて勉強をしていた。彼女は右側に座り、私は左側に座っていて、左側には手元を照らす蛍光灯があった。その蛍光灯がやたらと熱を発していて、日焼けしそうなぐらいの熱さだった。そこで初めて私は口を開き、蛍光灯の熱さについて彼女に話した。すると彼女は大した反応を見せず、また勉強に戻った。それを見て私はどういうわけか、ちゃぶ台の向こう側にある台の上に英語の学術書を立て始めた。15冊ぐらいの学術書を崩さないようにして立てていくことを行っていると、書籍の分厚さがバラバラなので工夫をしないといけないと思った。すぐさま思いついた工夫を試してみたところ、随分とうまく本を立てられるようになってきた。そのタイミングで隣にいた彼女の腕に自分の腕が触れた。そこで夢の場面が変わった。


もう1つ覚えている夢としてはトイレの個室の中にいる場面である。そこは豪華なマンションの豪華な部屋にあるトイレで、中は広く、至って快適だった。そこでしばらく考え事をしながら便座に腰掛けていると、何かを閃いたようで、すぐさまトイレから出ようと思った。しかし、トイレから出る前にちゃんと用を足しておかないといけないと思い直し、再び便座に腰掛けて用を足し始めた。今閃いた考えがその間に消えてしまわないことを祈っていた。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/7/22(土)07:37


10633. 凪の世界を自由自在に飛翔する魂


静けさが満ちた町。そんな町の片隅で、静かな呼吸をする肉体がいる。そしてその呼吸に呼応する静かな心がある。自分という存在は、そうした肉体を心を含んだ存在でありながら、同時にそれらを超えた存在でもある。何か精妙な力が自分の内側から湧き上がってくる。それは小さな泉から湧くちょっと水のようだが、それでいてその泉そのものは無限の深さを持つ。また、湧き上がる水は汲み尽くすことができないほどのものだ。


鳩も小鳥も今は鳴いていない。風もなく無風で、世界が凪を体現している。自分の心も凪の状態としてある。凪の心の大海の上を、魂はどこまで遠くへ飛翔する。高度も自由自在であり、魂は己が望む高さと速度で好きな場所に出かけていく。それが自分の魂なのだ。


今日は土曜日ということで、毎週土曜日に行っているゼミナールのクラスがある。今日は39回目のクラスだ。日本人の死生観を扱う回もいよいよ残すところあと2回となった。今日もまたきっと充実したやり取りが受講生との間でなされるだろう。そうした時間を持てるであろうことにすでに感謝の念が芽生える。


ゼミナールのクラスが始まるまでに、今日の翻訳のノルマをこなしておこう。翻訳もいよいよ佳境に入り、ゴールまであと少しだ。今日の翻訳箇所は少しボリュームがあるので、ひょっとしたら2日に分けるかもしれない。あとは翻訳のペース次第である。仮にペースに乗れたらそのままの勢いで翻訳をしてしまおう。ただし、無理をする必要は全くなく、集中力が少しでも切れたなと思ったらそこで翻訳を打ち止めにして、翌日に回していこう。とにかく無理をせず毎日少しずつ前に進むこと。それは自分が従事する全ての学習領域·実践領域に対して意識していることである。今から行う翻訳も楽しみながら、翻訳のプロセスからまた得られることを存分に得たいと思う。フローニンゲン:2023/7/22(土)08:33


10634. オンラインゼミナールの第39回のクラスの振り返り


時刻は午後1時半を迎えた。早朝には朝日が地上に降り注いでいたが、午前中の途中から雨がシトシトと降り始め、今も小雨が降っている。そんな中、小鳥たちが健気な鳴き声を上げている。


今日は正午までゼミナールの第39回目のクラスが行われていた。死生観を扱うのもいよいよ残すところ2回となり、今日は死生観から出発して、いつもと同じように人間発達に関する重要な話題に派生していった。その中で自分が印象に残っているのは、社会的に死を取り巻く意味が希薄になればなるだけ、個人は死と疎遠となり、本来死と再生のプロセスであるはずの発達から遠のいてしまうのではないかということだ。つまり、社会的に死というものが忌避されればされるだけ、個人として死を意識することがなくなってしまい、結果としてそれが発達の阻害要因になり得るのではないかということである。


その他には放課後セッションの中で出て来たコミュニティーの形成に関する話も印象に残っている。今こうしてコミュニティー運営をしながら、より良いコミュニティーをどのように作っていけばいいのかについては絶えずどこかで考えている自分がいる。今日の話をもとにして、いるだけで心地良いようなコミュニティーの醸成に向けて引き続き学習と実践を行なっていきたいものである。ここからもゼミナールというコミュニティーを大切にし、そして後ほど行うコラボラジオを聴いてくださっている方々との関係性もまた1つの学習·実践共同体としてのコミュニティーという認識でラジオの配信を行なっていきたいと思う。フローニンゲン:2023/7/22(土)13:51


10635. 「成人発達コラボラジオ」の収録を終えて


時刻は午後7時を迎えた。先ほどまた通り雨が降って来て、今は雨が止んでいる。しかし空には依然としてうっすらとした雲がかかっていて、ここからもまだまだ断続的に雨が降りそうである。雨のおかげで気温は低く、涼しさを保てていることには感謝したい。


今日は午後に「成人発達コラボラジオ」の第7回目の収録を終えた。ラジオのパートナーである早田航さんとお互いのスケジュールを相談しながら毎回収録を進めていて、今日は時間の都合上、本編と振り返りの1セット分の収録となった。


改めて本編の話を振り返ってみると、本編では3-2-1シャドーワークの話が話題になり、それをシャドーだけではなく身体的な痛みにも活用できるという話になった。それ以外にも、今日は初めてレターをもらうことができ、レターの中にあったジョン·D·クランボルツが提唱した計画的偶発性理論の話も話題に挙がったことが印象的である。この理論にあるように、自分のこれまでの歩みもまた偶然性の産物であったように思う。その時に重要だったのが、クランボルツが述べるように、楽観的なマインドで好奇心を持ってリスクを恐れず、様々な物事に柔軟性を持って取り組んでいくことと、それを継続させていくことだったように思う。今の自分もまさにそのような要素を持って日々生きている。それが自分の人生をさらに充実したものにしてくれる良き縁や機会をもたらしてくれていると実感する。


振り返りのセッションでは、先日見終えたテレビドラマの『クイーンズ·ギャンビット(2020)』の話題となり、この作品もまた成人発達理論やインテグラル理論に加えて、計画的偶発性理論と絡めてみると多くの学びがあるように感じた。今日の振り返りのセッションではこの作品について話し足りない点が多くあるので、またどこかの回でこの作品を様々な観点から紐解いていければと思う。フローニンゲン:2023/7/22(土)19:26

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