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10450-10459: フローニンゲンからの便り 2023年6月8日(木)



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タイトル一覧

10455. 即興演奏に関する面白い研究結果/GREの試験形式の変更の知らせ

10456. 今朝方の夢

10457. 童心に立ち返ること/今朝方の夢の続き

10458. GRE試験の最後の調整に向けて

10459. 今日のジムでのトレーニングを終えて


10455. 即興演奏に関する面白い研究結果/GREの試験形式の変更の知らせ


時刻は午前7時を迎えようとしている。今、鳩がホーホーと鳴き声を上げていて、小鳥たちもそれに連なる形で鳴き声を上げている。鳥たちの思い思いに鳴く声を聞いていると、彼らも自らの声を通じて即興演奏を楽しんでいるのだろうかと思った。昨夜、即興性と創造性に関する研究についての動画をいくつか見ていたが、楽器の演奏が脳に良い影響を与えることはよく知られているが、即興演奏と楽譜を通じて決められた曲を演奏するのとではどうやら脳に与える効果が異なるようで大変興味深かった。楽譜を見ながらの演奏、あるいは楽譜を暗記して定められた曲を演奏していくことは、記憶を司る部位が刺激され、一方の即興演奏では自己表現や内省を司る部位がより活性化するらしい。そのような効果があることを知ってますます即興演奏について関心が高まり、引き続き即興演奏の鍛錬を続けていくだけではなく、即興演奏に関する科学的な研究についてもアンテナを張っておこうと思う。


今の気温は12度と低く、朝方はいつも冬の時代と同じ格好で過ごしている。いよいよ明日からは日中の最高気温が25度を超える日が数日ほど続くらしく、夏日となる。そこから再び気温は落ちるが、それでも20度を超える最高気温になるようなので、ようやくフローニンゲンも夏らしくなってきたと言えるだろう。今は少し空に雲がかかっているが、これから徐々に薄い雲が晴れていき、今日もまた快晴に恵まれるようだ。なので午後にはいつものようにジムに行き、筋力トレーニングに励みたい。今は本当に身体の鍛錬と知性の鍛錬が絶妙な調和の中でなされていることを嬉しく思う。それらを後押ししてくれているのが種々の創造的実践であることは紛れもない事実である。


昨日GREの模擬試験の第2回を受験するにあたって、ETSの公式サイトを見て驚いたことがあった。それは何かというと、2023年の9月22日より、GREの試験の時間が半分になるということを知ったのである。これまでGREの試験は4時間ほどの長丁場で疲弊するということが不満として受験者から挙がっていたようで、それが反映されてのことだろうし、GREをさほど重視しない大学が増えてきたことも理由だろうか。いずれにせよ、今月末受験する自分にとってはあまり関係はなく、おそらく人生で最後のGREになるであろうからその影響はほとんどない。むしろこれまで4時間の長丁場の試験を何回も受験してきたし、それを見据えて対策をしていることもあり、時間が半分になってまた形式になれることの方が大変である。いずれにせよ、GREの試験時間が半分になるというのは受験生にとって朗報であろうし、これからGREを受けようと思っていた人にとっても良い知らせのはずである。フローニンゲン:2023/6/8(木)06:59


10456. 今朝方の夢


時刻は午後7時を迎えた。鳩の鳴き声は止み、その代わりに小鳥が鳴き声を上げ続けている。今朝方はいくつか断片的な夢を見ていたので、それらについていつものように振り返っておきたいと思う。


夢の中で私は、ある有名なサッカー漫画の主人公が自分の必殺技を見つけ、それを磨く旅に出かけている様子を見守っていた。彼から私の姿を見ることはできず、私は夢そのものを目撃する者としてそこにいた。その主人公はすでにサッカーの技術は一流であったが、今後世界に出ていくために自分のさらなる武器が必要だと自覚したようで、世界中を旅する形で自分の武器となる技を開発していく旅に出かけた。興味深いのは、彼は現在だけではなく、過去と未来にも行き来することができ、現在·過去·未来の時間軸を自由に行き来して、世界中を旅しながら自分の必殺技を見つけに出かけたことである。あるアフリカの国で、彼は自分の先祖が特殊な技を持っていたことを知った。それは1冊のアルバムを偶然眺めていると気づいたことであり、彼はそこから自分の家系に代々伝わる特殊なキックの技術を磨いていくことにした。そのアルバムには、彼の曽祖父か祖父に当たる人が、アフリカの原住民と楽しそうにキャンプファイアーをしている姿が写っていて、主人公の彼はそれを見て何か閃いたようだった。そのページの前には太陽や月の図がいくつか掲載されていて、彼の今後の技は天体と絡むもののようだった。さてどのような技が生まれるのだろうと楽しみにしていると、彼の頭の中のイメージが外に溢れ出る形で見えてきたのでそれを見た。するとどうやら、自陣のゴールキックから直接相手のゴールに弧を描くようにして放たれるシュートのようで、それが実現すれば本当にすごい武器になると思った。彼のこれからの旅が充実したものとなり、必殺技が完成することを願っていると、夢の場面が変わった。


次の場面として、実際に高校時代に住んでいた社宅のキッチンが現れた。そこに私は両親と小中学校時代の親友(FK)と一緒にいて、朝食をこれから食べようとしていた。どういうわけか、父の朝食はプロテインが豊富なメニューだったが、母と親友と私のメニューはとても質素だった。というよりも、そのメニューだと栄養が足りないと思えるようなものだった。しかし、その場にいる誰もが別に不平を漏らすこともなく、父のメニューだけが違うことを指摘することもなく、与えられた食事を受け入れているようだった。そう言えば冷蔵庫の中にセロリがあったことを思い出し、一本太いセロリをかじり、親友の彼にセロリはいるかと尋ねたところ、彼はいらないと述べた。彼の手元を見ると、すでにセロリを1本食べているようで、それで十分とのことだった。朝食を食べ終えた後、そこからはコーヒーでも飲んで寛ごうと思った。そこで夢の場面がまたしても変わった。フローニンゲン:2023/6/8(木)07:18


10457. 童心に立ち返ること/今朝方の夢の続き


時刻は午前8時に近づいている。早朝の即興演奏作曲に加えて、コーヒーを煎れた後にデジタル絵画を2枚描いてからそこからさらに即興演奏作曲をすることが習慣になっている。朝のこの時点で5曲ほど新たな曲が生まれたことを喜ぼう。なんらジャッジメンタルマインドを持たずにとにかく自らのその瞬間の感性に従う形で曲を生み出していくことをひたすらに楽しんでいく。創造性を開花させることの鍵は、おそらくなんらジャッジメンタルマインドのない童心に立ち返ることなのだろう。全ての人は内在的に等しく創造的だが、結局大人になるにつれてジャッジメンタルマインドが発育されてしまい、それが創造性の足枷になる。それを意図的に取り払っていく試みをすることが創造性の涵養においてどれだけ重要かを思う。


今朝方に作っていた曲はホールトーンを用いたもので、不思議な雰囲気を醸し出していた。それはまるでまだ夢の中にいるかのような感覚を引き起こすもので、確かに起床して間も無い時間帯に作った曲としてその雰囲気は合致している。そこからは特殊なスケールを使わずに様々な調の曲を演奏していくことにした。すると、これまではあまり馴染みのないスケールを通じて演奏していたので、曲の終わり方や途中の区切りを設けることが難しく、物語としてはずっと一つの流れが途切れなく進行していく形であった。ところが調性が明確なものはすでに今自分が持っている音楽理論とこれまでの作曲の経験から、物語の小休憩的な区切りの付け方が直感的に見えてきて、それに従って音を鳴らすと、英語で言うところのパラグラフが明確な文章がいくつか連なっている感じの曲になった。音楽言語もまた言葉であるがゆえに、今後は音楽言語を通じたメッセージの伝達において、英語のライティングの構造を意識してみようと思う。トピックセンテンスに始まり、具体例などの展開部分があり、そしてコンクルージョンセンテンスを持って1つのパラグラフとし、そうしたパラグラフを複数構成して1つの文章にしていくことをこれから意識して即興演奏を楽しんでいこう。


この時間帯になって今朝方の夢の続きを思い出した。夢の中で私は、母からあるプログラミング言語を教わっていた。日本ではないどこか別の国の住宅地に私たちはいて、家の庭にパソコンを持ち出してプログラミングの学習をしていた。どういうわけか母はプログラミングに詳しく、そしてその教え方がやたらと厳しかった。普段は全くそのようなことはないのだが、母の高圧的な教え方に対して不満が募っていき、最終的には母に頼ることなく独学で勉強することを決意した。その瞬間に、先ほどまで理解ができなかったコードの意味が理解でき、スラスラと自分の手が動いていき、見る見るうちにコードの束が出来上がっていった。それを見て母は笑みを浮かべ、何も言わずに家の中に入っていった。そのような夢を見ていたことを思い出した。フローニンゲン:2023/6/8(木)08:05


10458. GRE試験の最後の調整に向けて


時刻は午後2時に近づいている。早朝こそうっすらとした雲が空を覆っていたが、今は雲が全くなくすこぶる良い天気である。ここから箏の稽古を少し行い、その後にジムに行ってこようと思う。ジムの帰りには近所のおもちゃ屋に立ち寄って、先日注文した倫理学に関する残りの書籍を受け取ってこようと思う。


ここからのverbalセクションの対策は、これまで解いた問題の中で、まずは優先して難易度が低い問題の中で間違えたものを復習していこうと思う。その次に中難易度の問題を復習していき、最後に難易度の高い問題を復習していく。このときに、sentence equivalence、text completion、reading completionのパートのそれぞれの問題に対して復習していく。この復習の仕方は数学のセクションに対しても適用する。


ライティングの対策に関して、Argumentエッセイについては、ここからはもう問題タイプの4つ5つに対して、1つの模範解答を繰り返し読む中でその表現を覚え、自分でも使えるようにしていこう。1日に見ていく問題を減らして、単語や言い回しを習得していくことに焦点を当てる。Issueエッセイについても基本的に同じ戦略を取ろうと思うが、こちらは1日2題ほど引き続き問題を見ていく中で、書くべき内容のアイデアがよりスムーズに出てくるようにさらに鍛錬を継続していこうと思う。Argumentと同じなのは、語彙や表現の幅を増やすことであり、それについてはライティングの対策本の模範解答を読むことを通じて実現していく。


ここまで来るともう単語力の強化に躍起になって脳を疲弊させるのは賢明ではなく、無理をしない範囲で単語の復習をしていく時期になった。とりわけ本番直前の数日間は、脳をフレッシュな状態に保つことをとりわけ意識をし、負担となる問題演習はせず、直前の数日間は感覚を鈍らせない程度に過去に間違えた問題の復習に時間を充てたい。今日もすでに単語集を1周したが、ここからは手持ちの3冊の単語集に対して、基礎的な単語を含め、もう一度全ての単語を確認していくことを行い、単語の基盤をさらに強固なものにしていければと思う。フローニンゲン:2023/6/8(木)13:57


10459. 今日のジムでのトレーニングを終えて


時刻は午後5時を迎えた。先ほどジムと近所のスーパーの買い物から帰ってきた。今日は本当に天気が良く、ジムの行き帰りの散歩は本当に気持ち良かった。街を歩く人々の格好もすっかり夏模様で、日光を浴びることを人々も楽しんでいるようだった。ジムの行き帰りに通るノーダープラントソン公園には、芝生に寝っ転がって本を読んでいる学生たちの姿もよく見かけられた。


今日のジムでのトレーニングも充実しており、自主トレーニングの際にはトレーニングのインターバルで瞑想中のような意識状態に意識的に入るようにしている。多くの人たちはイヤホンやヘッドホンをして音楽を聴きながらトレーニングをしているが、自分は音楽を聴くことはせず、ジム内に流れている音楽に身を委ねてリズムを取ることはあるが、基本的にはインターバルの際には心を落ち着けて瞑想状態を味わっている。その短いインターバルの時間での瞑想は、GREの各セクションの移行の際の呼吸法及び瞑想の実践の予備練習のような形になっているように思える。ここからそれをジムで意識的に取り組んでいけば、再来週のGREの本番の際には、各セクションの移行の際に意識状態を変えて休息と集中モードに入りやすくなるだろう。


今日のトレーニングの中身に関して言えば、先日の月曜日のパーソナルトレーニングで教えてもらったダンベルを持ちながらの歩行ランジを自分でも試した。これは大腿筋にかなり効くメニューで、3セット終える頃には随分と大腿筋に刺激が入っていることがわかった。それ以外の気づきとしては、大胸筋の上部と下部を鍛えるトレーニングをしている際に、次回からは2.5kgほど重さを足してもいいかと思った。今日はセット数を多くしたが、3セットをした後に別のトレーニング移ってまた2セットできた様子を見ると、最初から重さを足して3セットでフルに鍛えた方が良かったように思うので、次回は少し重さを他してみようと思う。ジムに来ている人の筋肉の付き方を見ていると、意外とバランスの悪い人が多く、結構足が細い人が多い。上半身を丹念に鍛えているが意外と下半身が鍛えられていなかったり、上半身が鍛えられているように見えて、意外と腹筋が鍛えられていなかったりする人も見受けられる。もちろん人それぞれ理想の体のイメージは異なるのだろうが、自分はどこかに偏りがある形ではなく、バランスよく身体を鍛えていきたいと思う。筋力トレーニングによって、神経回路の通りとそこに流れるエネルギーが良くなっているように感じられることも筋力トレーニングの恩恵であり、それが知的活動や創作活動にも大きな良い影響をもたらしてくれていることを日々実感している。フローニンゲン:2023/6/8(木)17:18

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