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10250-10253: フィレンツェからの便り 2023年4月26日(水)




No.4691 フィレンツェの幾何学模様(その1)_A Geometrical Pattern of Florence (Part 1)


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本日の3曲


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タイトル一覧

10250.【フィレンツェ滞在記】今朝方の夢

10251.【フィレンツェ滞在記】フィレンツェ滞在最終日の計画

10252.【フィレンツェ滞在記】ノヴェチェント美術館を訪れて

10253.【フィレンツェ滞在記】順調に進むGRE対策/熱い夏に向けて


10250.【フィレンツェ滞在記】今朝方の夢


フィレンツェ滞在の最終日の朝を迎えた。今、フィレンツェ上空には見事なスカイブルーの空が広がっている。空には雲が一つもなく、朝日を遮るものは何もない。地上に全ての光が届けられている。この社会においては光を遮る存在が至るところにあるが、そうした遮断物を変容していくことと、光を地上に届けることは1つの自分の役目であるかのように思えてくる。


今の気温は6度と低く、窓を開けるとひんやりとした風が入ってくる。幸いにも、昨日にホテルの清掃員の方が蚊よけのスプレーだけではなく、電源コードに取り付けるタイプの蚊取り機を提供してくれた。窓にスプレーを吹きかけると、窓を開けていても蚊は室内に入ってこず、昨日はホテルの自室で大変快適な時間を過ごすことができた。先ほども朝に窓を開けるに際にして再度スプレーを窓枠や窓ガラスに吹き付けておいた。蚊の嫌う香りを発見した科学者と、こうした道具を作ってくれた人に感謝をしたいと思う。


今朝方は1つ夢を見ていたのを覚えている。それはまたしてもGREに関するものだった。この間までIELTSの試験対策も熱心に行っていたが、不思議とIELTSに関する夢はほとんど見ていなかったように思う。難易度としてGREの方が上であるし、GREに対して見えないプレッシャーを感じていることが夢として現れているのかもしれない。この点に関する自己省察がまだまだ求められる。


夢の中で私は、オンラインゼミナールのある受講生の方にGREの対策に関する指導をしていた。その方は英語に対する学習意欲が高く、同時に学ぶことに関するセンスが優れている。そうしたことから、私が何かを1つ教えると、その方は2つも3つも新たに何かを吸収し、その姿を見ているとこちらも教えることがとても面白く思えていた。GREはしっかり対策をすれば確かに誰でもある程度の得点を取ることができるが、ある閾値を超えた点数を取るとなると、努力に加えてセンスが問われる。それは他の分野においても同じだなとふと思った。しばらくその方にマンツーマンで対策指導をしていると、自分も近々GREを受けることになっていると思い出し、そこからは自らの対策を兼ねた勉強を始めた。その中で私は、自分が自分に解説をするような形で、1問1問に対する解答法をぶつぶつ説明しながら問題を解いていった。直感的に、これを続けていけば本番では望む点数を取ることができると思ったが、verbalセクション、数学セクション、ライティングセクションの3つの対策をさらに磨きをかけていく工夫を考えていく必要があるとも思っていた。フィレンツェ滞在の最終日の朝にはそのような夢を見ていた。フィレンツェ:2023/4/26(水)06:56


10251.【フィレンツェ滞在記】フィレンツェ滞在最終日の計画


フィレンツェの輝く朝日を眺めていると、静かな幸福感が身体の深くから外に滲み出してくるかのようである。この幸福感は自分の活動の源泉であり、それをこの世界に共有することが自分の果たすべき1つの役割だとつくづく思う。それにしてもイタリアもなかなか良いものだ。ここで暮らす人たちの精神性はオランダ人のそれとはやはり異なり、そこには風土による影響を見て取ることができる。様々な国を方々歩き回り、世界の色々な場所で暮らすことがこれからも続くであろう自分の精神性はどのように涵養されていくのであろうか。精神性というのは非常に複雑な要素の絡み合いによって生み出される産物であるから、それがどのように変化していくのかを予測することはできないが、それが必ず変化するであろうことなら確実にわかる。日々自分は新たなものに触れているのだから、自分の精神性はそのインプットを受けて必ず変化していくはずである。


つい先ほど1階のレストランでもらってきたコーヒーをすすりながら、今日の計画について考えている。今日はフィレンツェ滞在の最終日ということもあって、残りの2つの美術館を巡りたい。1つはアカデミア美術館と呼ばれる場所だ。この美術館は、ダビデ像やミケランジェロの彫刻などの傑作を有する。個人的には、「1300年代の間」にある『生命の木』という作品を直に見ることが楽しみである。次に訪れるのはノヴェチェント美術館と呼ばれる美術館だ。この美術館には、1900年代の絵画作品から現代アートの作品までが所蔵されており、これまで古代や中世の芸術作品に触れてきた旅の総括として、現代にまで時間軸を伸ばした美術館に足を運んでみたいと思ったのでここを訪れることにした。モディリアーニ、ブラック、ピカソなどの作品が有名で、その他の画家の作品にも期待がかかる。この美術館を訪れたら、目と鼻の先にあるフィレンツェ大聖堂を眺めに行き、フィレンツェの町をゆっくり散歩して、夕食を近所のスーパーで買ってホテルに戻ってこようと思う。フィレンツェ:2023/4/26(水)07:36


10252.【フィレンツェ滞在記】ノヴェチェント美術館を訪れて


時刻は午後3時半を向けた。フィレンツェ滞在最終日の今日は天気がすこぶる良く、先ほどまで観光を楽しんでいた。午前中にはGREの数学の模擬試験を1セットほど解き、verbalセクションの問題もいくつか解いていた。旅先でGREの対策を楽しく進めることができているのはとても良いことである。午前中に解いていた数学の問題を振り返ってみると、25問のうち間違えたのは1問しかなかった。その問題についてもよくよく考えれば解ける問題だっただけに惜しい。今回間違えた整数問題は、代入する値をいくつか実験してみる必要があったと反省する。最初に代入した値の結果をもって解答を選ぶというのは少し早計であった。試験本番まで2ヶ月弱の時間があり、数学に関しては現時点で既に5年前と同じぐらいの高得点を取れそうだが、気を抜かず、この機会に英語の数学表現を復習しておきたいと思う。また、もっと効率的に解ける問題がいつもいくつかあるので、そうした問題に関してより効率的に問題が解けるように解き方のバリエーションを増やしておきたいと思う。


さて、今日の観光はまずノヴェチェント美術館に足を運んだ。ここは1900年代から現代にかけての作品が所蔵されており、いくつか抽象画で興味深いものがあった。それらの作品の前では立ち止まってじっくりと鑑賞をした。今回の旅を通じて、改めて自分が具象画や彫刻作品よりも抽象絵画を好む傾向を確認した。しばらくはこの傾向が続くであろうと予想される。美的な知性と感覚が変容を見せたら、作品の好みもまた変化するだろう。


その後訪れたのはアカデミア美術館である。今朝方、事前にオンラインチケットを購入しておこうと思ってウェブサイトに行くと、本日分のチケットがどの時間帯も完売で、ウフィツィ美術館と同様に大変な混雑が予想された。案の定、美術館の前に到着すると長蛇の列が見え、結局中に入らずしてホテルに戻ってきた。ローマの時にせよ、今回はいくつかの有名どころの美術館とは縁が全くなかった。太陽の日差しが強い中で外で並ぶのは過酷であったし、列に並んでいるだけで疲弊してしまうことが予想されたので、長蛇の列ができる美術館には今回は1つも入らなかった。むしろ多くの人が行くような美術館には大抵自分は感動をしないので、結果的には良かったのかもしれないと思う。それでは今からまたGREの対策をして、明日の帰りのフライトのチェックインやホテルから空港までの地図と時間帯について調べておきたいと思う。フィレンツェ:2023/4/26(水)15:33


10253.【フィレンツェ滞在記】順調に進むGRE対策/熱い夏に向けて


フィレンツェの夕方の空が穏やかな微笑みを浮かべている。今日もすこぶる天気が良く、フィレンツェを観光している人たちは一様に気持ち良さそうだった。自分もまたその1人であったことを思い出す。今日の観光を終えてから、ホテルの自室で再びGREの勉強をしていた。模擬試験のverbalセクションの問題を解いてみると、時間を気にしないのであれば、5年前に比べて遥かに正答率が高い自分に驚いている。試験はまだ2ヶ月後なのだが、既にこうして正答率が高い自分がいることを嬉しく思い、ここからそれぞれの問題パターンに対する戦略を確定させて、それを磨いていけば、5年前よりもきっと高い得点が取れるのではないかと期待できる。ここから丁寧に問題を解くことを続けていき、しっかりと戦略を確定させ、そしてそれを磨き込んでいって、直前期に模擬試験を制限時間を計って解く中で、どのような問題を後回しにし、どのような問題を先に解いて確実に正解していくのかの選球眼を養うことを行っていく。ここから2ヶ月間の過ごし方については、絶えず内省をしながら適宜方向修正をして、最も望ましい軌道に乗って勉強を進めていく。IELTSの時のように、1回で結果を残したいと思う。


昨日、11冊ほど倫理に関する和書を購入した。倫理は今後の自分の研究の柱になる。そしてそれは実践においても支柱と呼ぶべきものになるだろう。昨夜購入したのは、和辻哲郎の倫理学に関する書籍、メタ倫理学·規範倫理学·応用倫理学に関する書籍である。久しぶりに和書を購入し、それらをまずはざっと読んでみて、日本の研究者たちが研究している倫理学の射程と深さを把握し、そこからは一気に英語空間に入っていって、関心を持った主要な書籍は全て購入して読んでみたいと思う。このアプローチはいつも通りと言えばいつも通りである。関心を持った分野の興味深いと思った洋書を全て購入するという方法を採用し、まずは一気呵成に全ての書籍を読んで全体感を掴み、そこから良書を何度も繰り返し読むということを行いたい。それを行うのはGREの後であり、その頃には夏になっているだろう。今年もまた探究上の熱い夏になりそうだ。フィレンツェ:2023/4/26(水)18:56


本日の自由詩(free verse)

No.2906, A Flying Dragon in Florence

A dragon starts to fly in the sky.

I’m just gazing at it to know where it goes.

Florence; 07:59, 4/26/2023


No.2907, The Cosmology of Florence

The cosmology of Florence is shining, reflecting on the morning sun.

The cosmological universe is diverse and infinite.

Florence; 10:10, 4/26/2023


No.2908, A Serene Evening of Florence

A serene evening manifests itself in Florence.

The wind is blowing gently.

It grazes my soul.

Florence; 18:25, 4/26/2023

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