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10178-10183: フローニンゲンからの便り 2023年4月12日(水)



No.4636 光のまだら_A Spotted Mark of Light


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本日の3曲


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タイトル一覧

10178. 明日のIELTSに向けて

10179. 今朝方の夢

10180. 今朝方の夢の続き

10181. 試験前日の対策を無事に終えて

10182. 道徳的実在論の様々な種類

10183. 道徳哲学の分類とメタ倫理学の分類


10178. 明日のIELTSに向けて


時刻は午前7時を迎えた。早朝より雨が降っていて、シトシトとした雨音が聞こえてくる。この雨なので今朝方は小鳥の鳴き声は聞こえてこない。


いよいよIELTSの試験を明日に控え、今日は最後の調整の日となる。しかし特別なことは特に何もなく、これまで毎日行って来たような形で過ごせばいいだけである。そして今夜はいつもよりさらに早めに就寝して、万全の体調で本番の試験を迎えられればと思う。


いつものようにまずスピーキング対策として、コンピューター上で模擬試験を1セット解く。その後、一旦IELTSから離れて、GRE対策用に購入した単語集の2冊目に取り掛かり始める。その単語集を用いて単語を覚え始めるのはまだ先で、単語を覚えることは1冊目の単語集を繰り返す中で行っていく。それではその2冊目の単語集を用いて何を行うのかというと、自分の現在地を知るためのプレテストの問題を解いてみようと思う。これは明日のIELTSの読解への感覚慣らしになるだろう。しかし注意しなければいけないのは、GREとIELTSとではリーディングの問題形式が全くと言っていいほど異なるので、IELTSのリーディング用に感覚を真に慣らしていくことは午後に行う。その時には、公式ガイドブックに掲載されているこれまで解いた全ての問題に対して、その問題を眺めた時にどのような攻略法でその問題に取り掛かるのかを即座に判断することを確認し、どのような手順でそれぞれの問題を解いていけばいいのかを確認していく。これを行うことで、明日の試験本番では何も迷うことなくその方法を採用して問題を順番に解いていくことができるだろう。それとリスニングに関しても感覚を慣らすために、公式サイトのサンプル問題の残りを解き直しておく。そして残りの時間でライティングの表現の確認をしていく。それらを全て行えば、納得した形で明日の試験本番を迎えられるかと思う。


明日の試験本番でどのように過ごすかについてはまた明日にも書き留めたいが、今回は午前中にスピーキング、午後に残りのセクションを受験することになっている。なので早朝に起床してシャワーを浴びたら、スピーキングの問題を1セット解いて口慣らしをしたい。行きの列車の中では、スピーキングで最高得点の9.0を取得した人の解答動画を見るのもいいだろう。それを行うことによって脳が英語モードになるはずだ。ズヴォレの駅から徒歩で30分ほど試験会場に向かう合間にも、英語で独り言を脳内で呟きながら、散歩を通じて心身をより活性化させていく。ひとたび試験会場に到着したら、登録を済ませて、そこからは心を落ち着かせていく。スピーキングの試験後、早めの昼食を摂って、午後の試験に向けて特にライティングの表現を確認したりして過ごしながら、仮眠をいつものように少なくとも20分は取ろうと思う。スピーキングの前で試験官に呼ばれるのを待っている間、そして午後の試験の開始前、そして各セクションの合間には瞑想をして心を落ち着かせ、脳をリフレッシュすることを行いたい。フローニンゲン:2023/4/12(水)07:33


10179. 今朝方の夢


雨脚が落ち着いたところ、小鳥たちが鳴き声を上げ始めた。しかしそれは晴れの日の朝と随分と異なる鳴き方である。雨の日と晴れの日の鳴き声が違うことは興味深く、きっと彼らは何かの意図を持ってそのような違いを生み出しているのだと思う。雨の日の鳴き声はどちらかというと単発的な音の響きに聞こえる。


今朝方は長いストーリー持った一連の夢を見ていた。全ての場面が一貫したストーリー構造で連続しており、その分複雑な展開を見せたので、全てを覚えているわけではないが、覚えている場面を振り返っておきたい。


まず印象に残っているのは、田舎の山奥の村落にいたことである。そこには共同体が形成されていて、村の人たちはお互いをよく知っていた。その村には前職時代の女性の上司の別荘があって、そこはアトリエを兼ねたとても素敵な家だった。そこにお邪魔させてもらっていると、ある殺人事件が起きた。村にあった聖なる雰囲気を身に纏った教会の中でバラバラになった死体が見つかったのである。死体の破片は教会の異なる場所に散乱していたようで、その場所は血に染まっていたとのことだった。私はどういうわけかその場面を脳内で明瞭に想像することができ、礼拝堂の中に置かれていた死体の破片が赤々とした血に塗られていたことが印象的だった。嫌な事件が起きたものだと思っていたら、警察がやって来て、上司を逮捕した。私だけではなく、その場にいた他の人もそれに驚いたが、上司は顔色一つ変えず、逮捕を受け入れているようだった。何やら昇格に伴って仕事がより忙しくなり、仕事上のストレスから殺人を犯してしまったそうだった。私はまさかあの優しかった上司が殺人を犯すなどとは思ってもおらず、それにショックを受けたが、仕事のプレッシャーとストレスを考えると、確かに殺人に至る何かが起こってもおかしなことではないと思った。パトカーに乗せられていく上司の背中を眺めていると、小柄な上司がより一層小さく見えた。


次に覚えているのは、見知らぬ日本人の男性の投資家の家にいた場面である。その投資家は、顔も雰囲気もゴリラのようで、声もとても太かった。容姿や声を脇に置くと、彼は深い投資知識を持っていて、投資に関する人気のユーチューバーだった。ちょうどその日はライブ配信があり、彼はその準備に取り掛かっていた。私はその後ろで彼の仕事の様子を眺めていた。ライブ配信がいざ始まると、せっかくなのでということで私もゲスト参加させてもらうことになった。その方は顔を出しながらライブ配信を行っていたので、私も顔出しをする必要があった。正直なところ、その方と自分が交友関係にあるということをあまり世間には知られたくなかったので、顔出しをしてライブ配信に参加するのは少し気が引けた。すると、私以外にも数人ほど日本人の男性が部屋にいて、彼らはその方に師事して投資の勉強をしているらしく、彼らもライブ配信に顔出しすることになった。冒頭で一人一人が挨拶をする時に、一人一人が部屋の端っこからカメラの範囲内に現れて挨拶をしていったのだが、私は後ろの人に押される形で画面に現れたので、変な角度でお辞儀をしてしまった。それを一堂笑っていて、それはそれで面白かったが、やはり私はその方のライブ動画に出ることが躊躇われたので、後ほど編集で自分が登場した場面はカットしてもらおうかと思った。そのような場面があった。フローニンゲン:2023/4/12(水)07:54


10180. 今朝方の夢の続き


小鳥たちの鳴き声は止み、再び雨がシトシトと降っている。今日もまた肌寒いが、来週からフローニンゲンは暖かくなり、来週を迎えて初めてようやく春に入ったと言えるかもしれない。来週のローマ·フィレンツェ旅行の時にはきっと輝く春の太陽の光を感じて充実した時を過ごすことができるだろう。その前に控えている明日のIELTSの試験では、やって来る旅への思いを胸にして、最善を尽くしたいと思う。


先ほど今朝方の夢について振り返っていたが、一連の長大なストーリーの中にあったもう1つの場面を思い出した。その夢の場面は、廃墟となった工場脇からスタートした。廃墟となった工場の脇には川が流れていて、私は小中学校時代のある友人(TF)と見知らぬ若い外国人の女性数人といかだに乗っていた。河岸には、今の家のオーナーのフレディさんがいて、フレディさんが「君たちをこっちに引き上げることができなくて申し訳ない」と述べた。廃墟となっている工場の周りの地盤は緩んでいて、どうやらフレディさんは私たちを岸に引き上げようと試みたのだが、地盤の緩さから踏ん張りが効かず、それが無理だったようなのだ。それを受けて私たちは、いかだを漕いで川を下っていくことにした。川を下っていると、あるところで岸に辿り着いたのだが、すると突然そのいかだが姿を変えて、陸を移動できる形になった。いかだのオールがその乗り物の足となり、その乗り物が前に進みやすくなるように、地面に筋をつけて行き、その乗り物はまるでレールの上を走る列車のように滑らかに前方に進んでいった。前方を見ると、小高い丘が控えていて、それを登ることは一瞬難しいと思ったが、この乗り物なら大丈夫だろうと思った。この乗り物はとても優秀で、後ろから車でやって来ていた人たちはデコボコした道に捕まって全然前に進めていなかった。そんな様子を尻目に、私たちはスイスイと前に進んで行った。丘を上り切ると、そこには休憩場があって、その乗り物のエネルギーのチャージをしようと思った。その乗り物は再生エネルギーで動いているらしく、太陽エネルギーを効率的に活用することに長けていた。


この夢の場面以外にも、確か家族の絆を取り戻し、深める感動的な場面があったことを覚えている。だが、その具体的な描写については記憶の彼方にある。いや、その一旦として、自分が見知らぬ外国の別荘に住んでいて、そこの広い庭を1匹の犬が楽しそうに走っていた場面なら覚えている。犬が走る様子を見て、自分はなんて恵まれていて幸福なのだろうかと思った。また改めて自分の家の快適さに感謝したことを覚えている。フローニンゲン:2023/4/12(水)08:48


10181. 試験前日の対策を無事に終えて


雨が止み、穏やかな午後の世界が目の前に広がっている。今日は風もほとんどなく、とても静かである。


先ほど、明日に控えたIELTSの対策の全てを終えた。厳密には夕方にもう1セットスピーキングの問題を解く予定だが、それ以外のセクションについては全ての対策を納得のいく形で終えた。もう一度公式ガイドブックに戻り、全8回の全てのリスニングとリーディングの問題を見返して、問題の形式を確認し、自分がどのようなタイプの問題に間違え、その問題形式に対してどのようにアプローチしていけばいいのかを改めて確認した。それにより、明日は満足のいく結果が得られるだろうと確信している。明日は公式ガイドブックは重たいので持参せず、午前と午後の休憩の時間には、持参したパソコンに保存しているライティングの表現の確認をして時間を過ごそうと思う。それと休憩の間に仮眠を取ることを忘れないでおく。


今日はこれから明日のリスニングの耳慣らしとして、応用倫理学とメタ倫理学に関する動画を視聴しようと思う。IELTSのリスニング対策はすでに十分にできているので、自分の学術的関心に従った英語の動画を見て今日の残りの時間を過ごしていこうと思う。それと、夕食時間には引き続きスピーキングの模範解答の動画を視聴していき、9.0という最高得点の解答の感覚を最後の最後までインストールすることに努める。これは明日の試験会場の最寄り駅までの列車の中でも行いたい。それでは今から明日の列車の時刻を確認し、ズヴォレの駅から試験会場までの地図をダウンロードしておこうと思う。今日はいつもより早めに就寝し、明日の試験に向けて万全な心身の状態を作りたいと思う。フローニンゲン:2023/4/12(水)14:17


10182. 道徳的実在論の様々な種類


メタ倫理学の概要を学んでみると、それは哲学領域でありながら、科学的な厳密性を持って思考を推し進めていけることがわかって面白い。科学者であった自分のこれまでの経験も生きてくるだろう。道徳的実在論の考え方はまさにそれであり、これは科学的な事実が存在するのと同じ方法で道徳的な事実が存在するという考え方を指す。しかしながらこれは、科学的な事実が正しいか間違っているのかという二分法的に判断されるのと同じ形で道徳的な事実を判断する。想像してみてわかるように、ある道徳的な事実が正しいか間違っているのかはそう簡単に二分できない。道徳的実在論の考え方に反対な考え方として、反道徳的実在論の考え方がある。これは、道徳的な前提条件は客観的な性質を持たず、ゆえに道徳的な事実など存在しないとする立場である。


さらに細かく両者の立場を見ていくと、道徳的実在論には道徳的絶対主義、道徳的相対主義、文化的相対主義の三種類がある。道徳的絶対主義においては、絶対的な科学法則が存在するのと同じく、絶対的な道徳法則が存在するという考え方である。一方の道徳的相対主義は、あるトピックに対して1つ以上の道徳的立場が存在するという考え方だ。最後の文化的相対主義はさらに2つに分かれ、記述的文化相対主義と規範的文化相対主義に分かれる。前者は、人々の道徳意識は文化ごとに異なるというものだ。例えば、死刑の良し悪しに対する人々の意識は文化ごとに異なる。一方、規範的文化相対主義とは、人々の信念ではなく道徳的事実そのものが文化ごとに異なるというものだ。すなわち、文化によって死刑を許容している国もあれば許容していない国もあるように。


一方の反道徳的実在論はそれほど細分化されず、道徳的主観主義があるだけだ。端的にはそれは、道徳的な主張は正しい場合もあるし、正しくない場合もあるということを指し、道徳的な主張は人々の行動ではなく態度に言及されるという考え方を指す。死刑というものを再び例に取ると、そこには道徳的な事実が存在しているのではなく、道徳的な態度が存在しているだけだという考え方として現れる。


メタ倫理学の思考の枠組みは、これからの自分の取り組みにおいて非常に重要な柱になるであろうことが予感される。引き続き様々な動画を見たり、学術書や論文を読んだりすることを通じてこの領域の知識を開拓していこうと思う。フローニンゲン:2023/4/12(水)15:10


10183. 道徳哲学の分類とメタ倫理学の分類


道徳哲学を3つに分類すると、応用倫理学、規範倫理学、メタ倫理学に分類される。応用倫理学とはまさに今の自分の関心事項であるトランスヒューマニズムに当てはまると、ヒューマンエンハンスメントや遺伝子工学の倫理を問うなどというように、個別具体的な道徳的·倫理的問題を扱う分野である。規範倫理学とは、道徳的な行為を導く道徳的理論を扱う分野である。例えば、功利主義、カント道徳観、自然的道徳法則などを取り扱っていく。最後のメタ倫理学は、倫理的·道徳的言語の使用法や性質そのものを研究する分野である。それらは存在論的な階層構造を構成しており、最も深い場所にメタ倫理学があり、その次に規範倫理学があり、表層構造に応用倫理学がある。階層構造の最も土台であるメタ倫理学における観点である主張が間違っていれば、それはもっと表層にある応用倫理学の主張もまた誤りであることになる。


メタ倫理学を細かく見ていくと、まず大きく2つに分かれる。それは認知主義(cognitivism)と非認知主義(non-cognitivism)に分かれる。前者はさらに2つ分かれ、実在論と反実在論に分かれ、実在論はまた自然主義と反自然主義に分かれ、反実在論は個人主義、文化的相対主義、神の命令説(divine command theory)に分かれる。一方の非認知主義もまた2つに分かれ、情緒主義(emotivism)と指令主義prescriptivismに分かれる。まず認知主義は大きな主張として、道徳的言語は意味を持つという考え方を持ち、一方の非認知主義は、道徳的言語は意味を持たないとする考え方のことを指す。別の定義で言えば、前者は道徳的主張は正誤があり得ると考えるが、後者は道徳的主張は正誤があり得えないと考える。


倫理学は自分にとって新しい領域のため、これからゆっくりとその全体観をさらに理解しながら、同時に細かな考え方についても整理をしながら理解を深めていきたい。倫理学の多様な考え方を学ぶことを通じて、日々直面する個人的·社会的な課題を取り巻く倫理·道徳的な問題に対してより明瞭な考え方を持って課題の解決に当たっていけるのではないかと期待する。フローニンゲン:2023/4/12(水)17:10


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2663, The Refreshing Morning Air

The air is incredibly refreshing in the morning even though it is raining now.

It is always a source of nourishment and inspiration for me.

Groningen; 08:33, 4/12/2023


No.2664, A Morning Champion

It’s a morning champion.

It’s the spirit of the morning world.

Groningen; 10:55, 4/12/2023


No.2665, A Clown Chase

People are chasing something unimportant to them.

It can be called a clown chase.

We shouldn’t spend our time on it.

Groningen; 13:03, 4/12/2023

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