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10051-10055: フローニンゲンからの便り 2023年3月16日(木)



No.4570 鮮やかな光_Vivid Light


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本日の3曲


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タイトル一覧

10051.トランスパーソナルなものへの関心からトランスヒューマニズムへの関心へ

10052. 今朝方の夢

10053. グラハム·ハーマンのオブジェクト指向存在論の面白さを感じながら

10054. 今日のパーソナルトレーニングより

10055. フローニンゲンの中央市場の歴史に触れて/オブジェクトの彫琢


10051.トランスパーソナルなものへの関心からトランスヒューマニズムへの関心へ


時刻は午前7時半を迎えた。今、2匹の黒猫と隣人のマークの家の猫が地面でお互いを見つめ合ったり、互いに警戒をしてゆっくりと歩いたりしている。彼らは仲が良いのか、それとも違うのか。猫の行動は謎に包まれている。不可解な関係性を結ぶというのは人間においても見られる現象だ。言葉で構築された関係性はほぼほぼ虚構のものであり、その関係性がいとも簡単に崩れ去ってしまうのはよく見かけることである。真の関係性とは言葉を超えたものでなければならない。言葉のみに依存して存在している関係など吹けば飛ぶようなものなのだ。


3月も半ばを迎えたが、相変わらずフローニンゲンの気温は低い。今の気温は4度で、日中は9度まで気温が上がるようだ。天気予報を見ると、明日と明後日は少し気温が高くなり、珍しく15度前後となる。今日は午前中までは雨と雪のマークが出ている。午後からは降水確率も減り、午後にジムに行く際には傘はいらないかもしれない。自宅を出発する前にもう一度天気予報を確認して、雨が降らないと確信したら折りたたみ傘を持っていくのをやめよう。


昨日、自分がトランスパーソナルなものへの関心からトランスヒューマニズムへの関心へと探究が流れていっていることに気づいた。それまでの変遷を考えると紆余曲折していて、そこにもまた発達の本質を見る。それ加えて、超越的なものへの志向性という自身の本質を見て取ることができる。トランスパーソナルなものへ関心を持ってから自分の人生が大きく動き出したのと同じことが、トランスヒューマニズムへ関心を持った自分にこれから起こるだろうか。きっと起こるような気がしている。


昨夜、箏の稽古を終えた後に、箏の演奏もまた自らの心身の状態によって大きく音色が変わることが面白いということを改めて思った。パフォーマンスは全て心身の状態によって変動する。これは何も箏の演奏に限らず、他の学習と実践の全てに当てはまることである。そう考えると、心身の状態を整えることの大切さが改めて浮かび上がってくるし、それをより良好なものにしていくことの重要性も速やかに理解できる。今日という日を最良の状態で過ごしたいと思う。状態に波があったとしても、その波を受け入れて、状態を整える術を持つこと。それが重要だ。フローニンゲン:2023/3/16(木)07:42


10052. 今朝方の夢


午前8時を目前にした朝の世界は引き続き優しい。とても穏やかでまろやかな時間がそこに流れているのを触知する。世界を触知するというこの感覚をいつも大切にしたい。


今朝方は印象に残る夢を見ていた。昨夜書き留めた通り、夢にに固有の文法がうまく機能していて、その文法構造から夢の世界が溢れて来た感じである。


夢の中で私は、大学時代に知り合ったサッカーの上手いある先輩と高校時代の同級生と一緒に話をしていた。話をしていたのは、見慣れない街の住宅街にある誰かの家の部屋だった。まず先輩が私たちに就職先を尋ねて来たので、ひとりひとりそれに答えた。高校時代の友人はまだ大学の卒業要件を満たしておらず、就職先も決まっていないようだった。そんな彼に先輩は、焦って就職先を決める必要はないとアドバイスをした。次に私が就職先を告げると、先輩は驚いていた。自分も名門コンサルティング会社に就職できるとは思ってもいなかったので、先輩が驚くのも頷けた。そこから私たちは外に出かけ、食事に行くことにした。するとその先輩はいつの間にかどこかに消えていて、目の前にはまた別の先輩がいた。その先輩はサークルの先輩で、年は3つほど上だった。住宅街には坂道があり、その坂道を上りながら、先輩と友人と談笑をして楽しんだ。坂を上り切ったところにテニスコートが数面あって、学生たちがテニスを楽しんでいた。テニスコートの脇を通ろうとすると、そこで2人の後輩を見つけた。彼らは中学校時代のバスケ部の後輩で、片方の後輩が少し怪我をしてしまったようで、もう片方の後輩が治療をしていた。彼らに声を掛けたところで夢の場面が変わった。


次の場面もまた同じような住宅街に自分はいた。そこでは両親とこれから寿司を食べに行くことになっていた。それはとても楽しみで、近くの高級寿司屋での新鮮なネタの寿司を食べられるのは夢見心地にさせた。自宅を出発し、いざ寿司屋に到着すると、父がどうやらお腹を壊してしまったらしく、寿司屋で寿司を食べるのはやめて、寿司を持ち帰りすることになった。それを聞いてすごく残念に思ったが、父にはやるべき仕事があったし、自分もやるべきことがあったので、寿司屋で時間をかけて食べるよりも、自宅で食べた方がいいかと考えを改めた。寿司屋の主人と女将に挨拶をして、寿司を箱に詰めてもらうことにした。そのような場面があった。


それ以外にも、会社の暗い給湯室で洗顔している場面もあった。そこには洗面台が4つぐらいあり、いずれもある個人の所有物だった。私はチームのサポートをしてくださっている女性の洗面台を使わせてもらうことにし、顔を洗った。ところがタオルを持って来ていないことに気づき、申し訳ないと思いながら、その方のタオルを勝手に借りることにした。私の左横には、小中学校時代の友人(SH)がいて、彼もまた同じく他の人の洗面台で洗顔をしていた。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/3/16(木)08:06


10053. グラハム·ハーマンのオブジェクト指向存在論の面白さを感じながら


時刻は午後1時半を迎えようとしている。この日記を書き終えたら仮眠をし、ジムに向かおうと思う。


今日は午前中から正午過ぎに掛けて、思弁的実在論の講座の第3回のクラスがあった。今日は、グラハム·ハーマンのオブジェクト指向存在論を扱ったのだが、放課後セッションを含めて、ある種想像通りに、そしてある側面では想像を超えて盛り上がった。ハーマンのオブジェクト指向存在論に対するそれぞれの受講者の方の理解が少しずつ異なっていることが面白く、認識の相違点を対話の材料として取り上げると、自分にとってもオブジェクト指向存在論に対する分厚い理解の獲得につながったように思う。結局、オブジェクト指向存在論そのものもオブジェクトなのであり、それは自分の認識の範囲内にある感覚オブジェクトと、他者や提唱者が思う自分の認識を超えたリアルオブジェクトとしての性質を持つ。また、提唱者そのものもまたオブジェクト指向存在論の全貌を掴むことは不可能であるということを考えると、そこにもリアルオブジェクトの存在を認めることができる。ここからより具体的に考えていたのは、この理論を使った実践についてであった。クラスの中では自分から論点提供はしなかったが、例えば対人支援の文脈において言えば、クライアントが抱えている課題を感覚オブジェクトとし、課題に関してヒアリングをするというのは感覚オブジェクトに付帯している諸々の感覚質を明らかにしていく行為である。課題解決上、このプロセスは極めて重要であり、まずはクライアントと共に議題にするべき感覚オブジェクトを特定し、その性質を紐解いていくプロセスを行う。その後、その感覚オブジェクトがどこからやって来たのかということについて考えることは、すなわちその発生メカニズムや発生構造を問うというのは、リアルオブジェクトやリアル質の探索を意味する。対人支援においてはこうしたことは無意識的に行っているだろうが、プロセスを分けてステップバイステップで課題と解決策の探索をしていく際に、ハーマンのオブジェクト指向存在論の図式はとても有効かと思う。この時に、ハーマンも指摘するように、感覚質から出発してリアルオブジェクトに触れにいくのであれば、隠喩的アプローチが有効だろうし、感覚オブジェクトからリアル質を特定しにいくのであれば抽象化·理論化が重要になる。この辺りにも種々の連結とアプローチが、それぞれのオブジェクトと性質ごとにあることが面白い。ジムへの行き帰りにも引き続き考えを巡らせてみようと思う。フローニンゲン:2023/3/16(木)13:41


10054. 今日のパーソナルトレーニングより


時刻はゆっくりと午後5時半に近づきつつある。今日は1日を通して曇りだった。ジムに行く際にはマフラーを巻き、手袋をしていったが、トレーニング後は代謝も上がっているので、帰りはそれらを着けることなく帰って来た。先日の月曜日はいつもであれば通常のパーソナルトレーニングをする日だったのだが、トレーナーのエリーザの叔母に不幸があり、トレーニングは延期となって今日となった。この間の月曜日は1人で2時間ほど結構追い込んでトレーニングをしていて、今日はまだ完全に筋疲労が回復していない状態だったように思えたが、充実したトレーニングをすることができた。筋疲労が残っている場合には、トレーニングの際の負荷を落としたり、時間を短くする工夫が大切になり、あまり無理をしなようにしようと思った。とは言え今日も結局2時間弱ほどの時間をジークンドーと筋力トレーニングに充てていた。少しばかり残っている筋疲労を考慮して、今日は最後に追い込みすぎないように程々のところでトレーニングを切り上げた。今日のトレーニングでは、新しく2つのエクササイズを取り入れていった。1つはハムストリングを鍛えるもので、もう1つは広背筋を鍛えるものである。ハムストリングを鍛えるエクササイズのオプションがこれで2つとなったので、ここからそれら2つをその日の感覚や体調に合わせて選択して活用していこうと思う。大臀筋を鍛えるエクササイズにおいて1つ学んだことは、ここ最近一気に重量を増やす方向でトレーニングをしていたが、それよりも正しい角度で狙った場所に刺激を与える方が重要だということである。無理に重たいものを上げてフォームが崩れるぐらいなら、軽めのものをきちんとしたフォームで上げる方が大切だということを改めてエリーザから学ばせてもらった。


充実したトレーニングを終えた後、中央市場に行ってマグロとサーモンの刺身を購入しに向かった。一昨日、魚市場の人から木曜日も市場が開いているということを改めて教えてもらい、向かってみたところ、市場はやっておらず、そこには誰もいなかった。自分の記憶の中でも木曜日は確かに市場がやっている日だと思ったので、おかしいなと思った。改めてフローニンゲンの市のウェブサイトに行ってみると、木曜日の記述が削られていて、火曜日、金曜日、土曜日が市場の日のようだった。なので明日散歩がてら市場に行って刺身を買ってこようと思う。トレーニングの日にはタンパク質を別の食材で補い、その翌日に魚からタンパク質を補っていこうと思う。フローニンゲン:2023/3/16(木)17:32


10055. フローニンゲンの中央市場の歴史に触れて/オブジェクトの彫琢


改めてフローニンゲンの中央市場について調べてみると、その歴史の長さに驚いた。現在、中央市場がある場所には、1810年に建てられた市の議事堂がある。そして市場を眺めるかのように、フローニンゲンの町を象徴するマルティニ教会がある。市場そのものは、なんと15世紀からやっていたようである。日本で言うと、戦国時代に該当するだろうか。それくらい前から開かれている市場を今の自分が利用していることを考えると、とても感慨深く思う。このように、私たちの身近なところには、長い歴史に耐えて来たものが様々なあるはずであり、その恩恵を今も預からせてもらっていることに感謝の念を持つことは大切なのではないかと思う。市場もまた歴史と伝統の産物である。中央市場を見下ろすマルティニ教会とは反対側に、Korenbeursというユネスコ指定の記念建築物がある。その記念するべき建築物の中には、今はAlbert Heijnというオランダを代表する2大スーパーのうちの1つが何気なく入っていることが面白い。この建物は趣深いと思っていたが、まさかオランダ国内に100個存在するユネスコ指定の建築物の1つだとは調べるまで知らなかった。このように、フローニンゲンについて改めて調べてみると、まだまだ知らないことがたくさんあり、歴史の深さを思い知る。より抽象化して述べれば、社会リアリティの階層構造の奥深さを知るという表現の方が正しいだろうか。私たちを取り巻く世界は、私たちが認知するよりもずっと広く深いのである。その点にいつも謙虚でありたいと思う。


今日の思弁的実在論の講座と絡めれば、今の自分の認識を超えた超越的なオブジェクトが絶えず無数に存在しているのだ。そうしたオブジェクトを少しずつ明らかにしていきながら、その出会いを楽しみ、その出会いを通じて人生がより豊かなものになればと思う。今日の講座の中ではグラハム·ハーマンのオブジェクト指向存在論を扱った。自分も含め、受講生のそれぞれに固有のオブジェクト指向存在論への理解があり、それらはそれぞれ1つの固有のオブジェクトとして存在している。結局のところ重要なのは、各人がそれぞれに掴んだオブジェクトを磨くことと、お互いのオブジェクトを尊重し合いながら互いのオブジェクトを理解していく試みを通じて、さらに自分のオブジェクトを磨くということを続けていくことが大切なのだろう。毎回クラスの中では対話を通じてそれが実現されているように思う。次回のクラスではメイヤスーの思想を扱う。次回もまたお互いのオブジェクトとしての理解を場に提示し、対話を通じて各人のオブジェクトに対する相互理解を深め、それぞれに固有のオブジェクトに磨きをかける場になればと思う。フローニンゲン:2023/3/16(木)17:47


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2282, A Natural Flow

A natural flow is serene.

It reminds me of the sea in my hometown.

Groningen; 08:45, 3/16/2023


No.2283, A Ray of Hope

A ray of hope makes a way for us.

Surrendering ourselves to it is a wise choice.

Groningen; 08:54, 3/16/2023

No.2284, A Clear Vision

My vision becomes clearer and clearer.

At the same time, it creates unique shadows.

I have to see light and dark.

Groningen; 13:28, 3/16/2023

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