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【成人発達探究記】12909-12912:2024年6月30日(日)



⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指したサイケデリック唯識ラジオの配信をしています。


⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」も毎週土曜日に開講しております。

タイトル一覧

12909. 第35回のシロシビン・セッションに向けて

12910. 今朝方の夢

12911. 能と唯識

12912. 良遍と世阿弥/唯識学探究の学習教材としての能


12909. 第35回のシロシビン・セッションに向けて 


時刻は間もなく午前6時半を迎える。ここ最近はずっと晴れの日が続いていて、早朝から輝く朝日を拝む日が多かった。ところが今日は少し曇っていて朝日を拝むことができない。どうやら今日は1日を通して曇りがちのようである。曇りのおかげもあって今日からは気温が下がる。朝のこの時間帯にしては18度と意外と気温が高いが、日中は20度までしか気温が上がらない予報が出ている。曇りと合わせて今日はとても涼しい1日になるだろう。明日からの1週間は小雨に見舞われる時間帯が1日のどこかにあるようで、1週間全ての日に雨マークが付されている。全ての日の気温は20度を下回り、最高気温が16度までしか上がらない日も数日ある。7月に入ってもなおそのような気温があることに改めて驚かされるし、下手をするとそれくらい気温が下がっていると暖房が自動で入る可能性もあるほどである。とにかく明日からはガクンと気温が下がるので、先日までの真夏日とのギャップにうまく適応していこうと思う。寒さを覚悟する1週間が始まる。


今朝方もまたシロシビン・マッシュルームの収穫をし、オーブンで乾燥を始めた。栽培キットにはまだスクスクと育っているマッシュルームが何本かあり、明日もまた収穫をすることになるだろうと思う。明日の収穫かその次の収穫を終えたら再び栽培キットに水を浸して3周目の栽培に向けて準備をしたいと思う。今回も期待通りの収穫となり嬉しい限りである。

今日はいよいよこの新しい品種を試す日である。第35回のシロシビン・セッションを本日4週間ぶりに行う。昨年の秋以降隔週でコンスタントにセッションを積み重ねていたので今回のようなインターバルが空いたのは久しぶりのことである。コンスタントにセッションを重ねていこうと思う前は、それこそ半年や年に1度、あるいは2年に1度くらいの頻度でシロシビン・マッシュルームを摂取することをオランダで行ってきていた。そこからサイケデリクスの研究と実践に目覚め、真剣にそれと向き合うことをし始めてからは定期的なセッションを自らに課すことになった。その流れはまだ継続して自分の中で生きており、今は唯識学の探究の一環として、まさに瑜伽行の1つとしてこの実践を継続させている。今日のセッションはこれまでと同じく正午から準備を始め、昼食と夕食を摂らず、1日ファスティングを兼ねた形となる。服用量については「英雄の服用量」と呼ばれる乾燥マッシュルーム5.0g以上を摂取する予定で、今日は過去最高となる5.5gを試してみようと思う。その服用量がもたらす脳への影響と意識現象への影響を身をもって検証してみたい。今日もまた真理と心の世界を探究する実りあるセッションになることを願う。フローニンゲン:2024/6/30(日)06:40


12910. 今朝方の夢 


今日は珍しく小鳥たちが一切鳴き声を上げていない。雲が出ている日の朝は小鳥たちの活動が鈍いようだ。彼らも朝日を浴びて喜ぶような性質を持っているのだろうか。小鳥たちの鳴き声が聞こえない静寂な朝の世界の中で今朝方の夢について振り返っている。


今朝方の夢の中で、昨日の夢と同じく、幼少時代に試聴していたアニメのキャラクターと対話をしていた。昨日は主人公と対話をしていたのだが、今朝方の夢の中では主人公以外のメインのキャラクター2人と対話をしていた。彼らと話をしていたのは己の潜在能力を開花させる修行法についてである。2人とも様々な修行を経て今の力を得ており、自らの内側に眠る潜在能力のかなりの部分を修行によって引き出していた。どのような修行をしていたのかについて話を伺ってみると大変興味深く、自分の学習・実践領域にその修行法のノウハウを活かすことができると思った。そこからも引き続きこちらから色々と質問を投げかける形で時間が過ぎていった。


この夢の場面以外にも、外国の街にいる場面があった。外国の街にいると言っても外を散策していたのではなく、街の中にある自分の家の中にいた。家の中で私は勉強をしていて、勉強しながらさらに良い勉強方法について模索をしていた。自分なりに見出した現時点での最適な勉強方法を友人に共有しようと思ったところで夢の場面が変わった。


今朝方は上記の2つの夢以外にも小中学校時代の友人数名が現れる夢もあったように思う。具体的な描写は忘れてしまっているが、力を合わせて課題に取り組むような夢だったように思う。いずれにせよ、覚えていた上記2つの夢はどちらも修行方法や学習方法を見つめ直すものという共通したテーマを持っているように思う。前者については先達から話を聞く形で、後者については自らの実践を通じてさらなる成長につながる方法を見つけようとしていた。現実世界においてもこの在り方は変わらない。唯識学の探究においては、インドで発祥して以来存在してきた偉大な仏教僧たちの修行方法を参考にしている自分がいる。彼らの修行方法を現代を生きる自分が置かれたコンテクストで再解釈し、そこに自分の実践体験を加味する形で自分に合った修行方法を日々更新し続けている。そうした姿勢は唯識学の探究のみならず、英語の発話能力の訓練にも当てはまるし、その他全ての活動の根幹にある在り方だと思う。フローニンゲン:2024/6/30(日)06:58


12911. 能と唯識


正午から始めるシロシビン・セッションまでの時間はいつものように英語の発話能力の鍛錬と唯識学の探究に時間を充てたい。昨日から『能と唯識』という書籍を読み始め、大いに啓発を得ている。以前より能には関心があり、中学校3年生の時に能を鑑賞する機会があったが、本格的に能を探究してみたいと思ったのはここ最近のことである。この秋に一時帰国する際に、全国のどこかの能楽堂で能を鑑賞できたらと思う。実家の近くで探すのであれば広島の能楽堂が候補としてあり、奈良の滞在中であれば奈良の能楽堂にて能を鑑賞したいと思う。


能における主役のシテ。シテは演目の前半部分では前シテと呼ばれ、後半部分では後シテと呼ばれる。大変興味深いのは、両者がまるっきり別人であるかのように演じられ、意識の二重構造がそこに見られる点である。端的には、物語の前半部分では表層意識を通じたその人物が描かれ、物語の後半部分では深層意識のその人物が描かれる。言い換えると物語の前半では社会の中で取り繕って生きる自己が描かれるのに対し、後半ではその人物の本音や正体が明らかにとなるのである。私たちの誰しもが持つ嫉妬や妬みなどの感情が吐露されるのが後半部分であり、表層意識の背後にある鬼の自分が姿を現したりする。上記の書物を読みながら、観阿弥と世阿弥の双方が唯識に親しんでおり、観阿弥が率いる一座が法相宗の総本山である興福寺の庇護を受けていたというのはこれまで全く知らなかった。唯識学を探究する者として、興福寺とゆかりのある能をぜひここから真剣に探究していきたいという思いが高まっている。夏の暑さが過ぎたタイミングで、能に関する書籍や世阿弥の『風姿花伝』を取り寄せて読んでみたいと思う。そう言えば、社会人時代にも世阿弥の思想に惹かれるものがあり、『風姿花伝』の解説書を読んでいたことをふと思い出した。あの日から世阿弥の思想には何か自分を惹きつける魅力があったのであり、それはきっと世阿弥が体現していた唯識の思想にあったのではないかと今振り返って思う。世阿弥が残した書としてその他に何かあればそれについても取り寄せてみたいし、世阿弥の父の観阿弥が残した書があればそれも併せて取り寄せてみる。ここからは茶の湯と仏教の研究に並行する形で、能と唯識というテーマで探究を進めていこう。茶にせよ、能にせよ、新たな趣味としての意味合いもあり、こうして趣味の世界が広がりながらそれが自分の探究と実践を、そしてひいては人生を豊かにしてくれることに感謝したい。フローニンゲン:2024/6/30(日)07:33


12912. 良遍と世阿弥/唯識学探究の学習教材としての能   

 

時刻は間もなく正午を迎える。この日記を書き終えたら、第35回のシロシビン・セッションに向けて準備をしたい。今日は5.5gほどのシロシビン・マッシュルームを用いる。いつものように電動グラインダーでマッシュルームを粉末状にし、カップにそれを入れてレモン汁を和える。そこにヘンプパウダーと蜂蜜を加える形でいただく。


今日の午前中の探究活動の主題は能と唯識であった。能については観阿弥・世阿弥の思想について理解を深められる書籍を調べてみたところ、観阿弥について取り上げた書籍はあまりなく、その一方で世阿弥について取り上げられている書籍はかなり豊富であると気づいた次第である。とは言え全て購入できないような量ではなく、中でも重要な書籍については全て購入して読んでみようと思う。その他にも、世阿弥の伝書についても入手できるものは読んでみようと思ったし、そもそも能についての解説書や演目の解説書なども購入してみようと思った。


そこからふと、良遍と世阿弥を取り上げる形で唯識学に関する博士論文の方向性が浮上した。以前より、良遍の唯識思想に焦点を当てて博士論文を執筆したいという思いがあったが、ここにきて良遍とその師匠に当たる貞慶から影響を受けた世阿弥の思想を佳境する形で博士論文を執筆してみたいという思いが湧いてきたのである。もちろんこれも突発的な思いつきであるから実際にどうなるかわからないが、このオリジナルのアイデアと気持ちを大切に温め、ここからの探究を通じて博士論文の具体的なテーマ設定と輪郭の醸成を行っていきたいと思う。


その他にも、こうして能と唯識を佳境させる関心が高まってきたことを受け、Youtubeで視聴できる能の演目を唯識の観点で取り上げてみることをゼミナールの中で行ってみたいと思った。学習教材として取り上げるものとしてどの演目がふさわしいのかをこれから選定していきたいと思う。演目の時間が長すぎると判断すれば、ダイジェスト版でもいいので能の作品を学習教材として活用する方向性をこれから模索していく。そのようないくつかのアイデアの閃きがある午前中だった。フローニンゲン:2024/6/30(日)12:07


Today’s Letter

All of a sudden, I became interested in Noh, which is a Japanese classical dance-drama performing art. Kan'ami and his son Zeami developed this art form. Kofuku-ji in Nara, Japan, was a patron of Kan’ami’s groip. This temple is famous for the Hosso school of Buddhism. The Yogachara school of Buddhism influenced both Kan’ami and Zeami, and these influences can be found in their works of Noh. I plan to delve into the relationship between Noh and the Yogachara school of Buddhism. 


Noh is an art form that embodies the worldview of Buddhism. Watching Noh performances can help us understand Buddhist teachings. Groningen, June 30, 2024

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