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【成人発達心遊記】13421-13425:2024年10月17日(木)



⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指した成人発達コラボラジオの配信をしています。


⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」も毎週土曜日に開講しております。

タイトル一覧

13421: 時の流れ/十分な睡眠を取って

13422: 集合的な性の発達領域を育むための後期密教の研究に向かって

13423: 今朝方の夢

13424: 『秘密集会タントラ』の和訳と解説書を購入して

13425: ハードなパーソナルトレーニングを終えて


13421. 時の流れ/十分な睡眠を取って


時刻は間もなく午前8時を迎えようとしている。今、辺りが随分と明るくなり、すっかりと紅葉した木々の葉がそよ風に揺られている。今の気温は12度ほどあり、今日は1日を通して曇りがちだが、最高気温は18度まで上がる。明日もまた今日と同じぐらいの気温なので寒さはあまり感じないだろう。気がつけば10月も半ばに来ている。今年も時があっという間に経ったような気がする。日々一歩一歩自分はどこかに向かって着実に自己を深めており、ふと気づいた時に随分と時間が経っていたことを知る。その日その日の時間の流れは早くも遅くも感じておらず、その瞬間に絶えず没入しているからか、時の流れぬ時の中にいるような感覚が常にある。そうした感覚で生きている時にふとカレンダーを見ると、クロノス時間としてのカレンダー上の日が素早く進行しているという感じなのだ。ゆえに自分自身は時の流れを早く感じておらず、時は静止し、絶えず没入感の中にあるのだが、クロノス時間としてそれを見ると随分と時が早く経っていると気付かされるのだ。カレンダーを含めたクロノス時間にはできるだけ縛られないようにし、絶えず自分の内側にあるカイロス時間を大切にしたい。


時間の話ついでに言えば、今朝方は随分と睡眠を取っていた。ふとんの西川さんのマットレスと枕のおかげですっかりと快眠が実現され、以前よりも遥かに睡眠の質が高まっているのを感じるが、それでもかなりの量の睡眠を必要とする自分に何が起こっているのかが気になる。日中何か体を酷使したり、頭を酷使することもさほどなく、体も頭もほどほどに動かしているぐらいなのだが、今朝方は10時間半ほどの睡眠を取っていた。およそ1日の半分の時間とも言えるぐらいの睡眠時間に自分でも驚く。確かに昨日はラジオの収録があり、ラジオや対談インタビューなどは頭がフル回転し、収録後もしばらく興奮状態が続く。毎週末のゼミナールも似たような現象が起こる。人との対話は自分にとって頭をフルに働かせることに繋がっており、それは脳の健康を維持促進する意味でも非常に役に立っている。頭が回転し、ある種興奮覚醒状態になるゆえに、それらの活動は夜には行わないようにしている。昨日のラジオは正午には終わっていたのだが、ラジオを通じての脳の活性化が少なくとも夕方までは続いていて、今朝方の長時間の睡眠は脳をゆっくり休める意味があったのかもしれない。深夜に一度目を覚ましてトイレに行ったのは覚えているが、そこからもまたすぐに眠りの世界に入って行ったのを覚えている。


長時間の十分な睡眠を取ったので、心身にエネルギーが充電されている。今日はそのエネルギーを用いて、昨日に引き続き後期密教に関する学術書を読み進めていく。午前10時からは協働者の方とのミーティングがあり、一時帰国の際のコンテンツ作成の打ち合わせをする。その他にも今回の一時帰国では、大手インターネットメディアを通じた非常に嬉しい対談が実現することが昨日決まった。今年の一時帰国もまた良き思い出が一杯できそうである。フローニンゲン:2024/10/17(木)08:10


13422. 集合的な性の発達領域を育むための後期密教の研究に向かって    


性的実践を取り入れた後期密教への関心が高まっている。その大元にあるヒンドゥー教のタントラを除けば、仏教の後期密教以外に世界の宗教の中で表立って性的実践を取り入れたものはない。そうしたことからも後期密教の稀有性が浮き彫りになる。本来どの宗教も人々や社会の幸福を実現するために生まれたもののはずであり、天から授けられた生殖行為という自然な人間活動に羞恥心のレッテルを貼り、それを抑圧する方向に向かってきた多くの宗教の方がむしろ不健全さがあったのではないかと思われる。仏教は欲を抑圧することをせず、抑圧することもまた極端な行為であると戒め、欲と向き合っていくことを志向する。こうした在り方に共感しており、後期密教のように性にも蓋をせず、性的実践と向き合っていたことは注目に値する。現代社会では依然として慣習的段階としての性の抑圧が見られ、性の発達ラインの集合的涵養を考えてみたときに、そのような状況では集合規模で性的発達領域の成長は実現されず、多くの人にとっては依然として性的満足度の低い人生しか実現されないだろう。昨日のラジオでも言及したが、まずは神話的段階の次にある合理性段階の智慧を獲得していくことである。幸いにも性に関する科学領域の性科学という分野があるのだから、その分野に堆積している知見を得ていくことは、性に対する神話的段階の慣習的な眼差しと抑圧から脱却することができるだろう。科学的な知識を得ていくことによって、何を新たなアクセルとブレーキにすればいいのかが見えてくるはずだ。そして次の相対主義的段階になると、合理性段階のアクセルとブレーキがまた刷新され、一段と高度なものが生まれるはずである。このように個人としても社会としても、全ての発達領域の中で最も未熟と思われる性の発達領域の成長を少しずつ実現していくべきである。この領域の成長は他の領域のそれに比べてあまりにも劣後している。その状況を改善するべくして、唯識学の探究もさらに深め、将来的にはそれと架橋する形で後期密教研究を進めていきたい。そしてそこで得られた知見を広く多くの人の共有したいと思う。今手元には中期密教の経典である『理趣経』がある。そこにも性に関する言及はあるが、この経典を読み終えたら、後期密教の経典にも手を伸ばしていきたいと思う。代表的な経典である『秘密集会タントラ』はまだ手元になく、どの言語でそれを読むかはまだ未定だが、必ずこの経典の探究をしよう。こうして少しずつではあるが、唯識学との出会いによって性愛学とまた深層的な再会を果たし、後期密教研究という新たな方向に向かい始めた自分がいることを嬉しく思う。フローニンゲン:2024/10/17(木)08:33


13423. 今朝方の夢  


空は曇っているが、小鳥たちの囀りが聞こえてきて、心の世界に光が差し込んでくる。心を落ち着けてさらに耳を傾けてみると、小鳥たちの鳴き声をさらに明瞭に聞くことができる。意識をどのように活用するかは世界を開く。


今朝方の夢を振り返ってみると、まず印象的だったのは、北極圏の島を訪れていたことである。その今には宿泊用の施設があり、それをまるで自分の家のようにして住んでいた。ひょっとしたらそれは実際に自分の家だったのかもしれない。そこは北極圏ゆえに極寒だったのだが、その日は晴れていたので庭に出てみようと思った。その時に自宅で育てていたシロシビン・マッシュルームの栽培キットを見ると、いくつかマッシュルームが地中から顔を覗かせていて、それらは収穫時を迎えているようだった。しかし私はそれを収穫して自分で摂取しようという気持ちにはならず、家の庭にやって来る猫や小鳥に与えようと思った。栽培キットを持って庭に出て、まずは庭の地面にマッシュルームを撒いていった。この時に1箇所に固めて撒くのではなく、ばらけて撒くようにした。そこからはさらに庭だけではなく、家の周囲にもマッシュルームを撒いていった。家の周りにシロシビン・マッシュルームを撒いていったことによって、それがまるで魔除けのようにも思えたが、果たして猫や小鳥たちはそれを食べてくれるだろうかと思った。すると私はハッとして、そう言えば明日にこの島に自分よりも少し年上の知り合いがやって来ることを思い出した。天気予報を確認すると、明日はなんと最高気温がマイナス30度で、最低気温はマイナス50度という極寒日で、その方が無事に島にやって来れるかが心配になった。するとそんな心配をよそに、気がつけば明日になっていて、確かに天気予報通りの気温だったが、その方は無事に島にやって来た。ちょうどその日はその島のスタジアムでラグビーの試合が行われることになっていて、私たちは試合の観戦を楽しむことになっていた。スタジアムに到着すると、選手たちがアップをしていて、スタジアムの観客席をふと見えると、2000年代前半のレアル・マドリードのスター選手たちがポツポツと観戦に訪れている姿が見えた。彼らはサッカーだけではなくラグビーにも関心があるのだとその時に初めて知った。いざ試合が始まると、自分はどういうわけか観客席ではなく、片方のチームのベンチにいて、まるでそのチームの一員であるかのように応援をしていた。


それ以外に覚えている夢としては、小学校時代に所属していたサッカーチームが練習に用いていたグラウンドで1学年上の先輩たちの試合を観戦していた場面である。自分にも声が掛かって、ひょっとしたら途中出場もあるかもしれないと思って準備を始めたところ、私の体は瞬間移動して、実際に通っていた中学校の体育館の中にいた。そこでバスケのシュート練習をしていて、ボールへの手のかかりぐらいがその日はいまいちで、あまりシュートが入らないなと思ったので、その日の紅白戦では遠くからのシュートは控え、カットインからのシュートや味方へのアシストを意識しようと思った。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2024/10/17(木)09:09


13424. 『秘密集会タントラ』の和訳と解説書を購入して 


時刻は正午を迎えた。午前10時から1時間強ほどの時間を使って、協働者の方とのミーティングを行なっていた。そこでは今年の一時帰国に合わせた形でのセミナーの話やコンテンツ制作の話を中心に、非常に有意義な話の場が実現され、セミナーと新コンテンツの制作はまた今回の一時帰国の大きな楽しみの1つとなった。そのセミナーにせよ新コンテンツにせよ、成人発達理論やインテグラル理論と絡めた形で唯識学を扱うことになる。今年の年初からかなりの時間を探究に充てていた唯識をこれまでの専門領域と絡めて扱えることはとても嬉しく、ここまでの探究で得られた事柄を多くの方に共有する機会が与えられたことには本当に感謝しなければならない。自分の学びは絶えず感謝の念を栄養にして実現されていることからも、今後も感謝の念を忘れず、その念を深めていきたいと思う次第だ。また嬉しいことに、先日の「新R25」と同じぐらい大きなインターネットメディアさんを通じての対談インタビューも今回の一時帰国で実現することになった。そこでは「人間の器」について友人である中竹竜二さんと一緒に忌憚なく意見交換をさせていただく予定である。こうして今回の一時帰国では、日本の国内の旅行を楽しむことに合わせて、セミナーやスタジオでのコンテンツの制作や対談インタビューが行われることが今からとても楽しみである。自分の好奇心に純粋に従って学びを広げ、深めていけばいくほどに世の中に何らかの形で役に立つことができているのかもしれないと思う今日この頃である。ここからも自分は、世の中でタブーになっている領域に切り込んでいき、自分の関心と情熱の赴くままに探究活動に勤しもうと思う。


その一環として、ミーティングを終えた後に後期密教の経典の日本語訳や日本語の解説書を購入した。以前から非常に関心のあった『秘密集会タントラ』の和訳とこの経典に関する論文集を2冊購入し、合計で3冊ほどを再びAmazon日本から注文した。先日は『理趣経』や真言立川流に関する学術書を取り寄せ、その時には『秘密集会タントラ』についてはすっかり失念していた。今朝方に後期密教に関する概説書を読む中で、『秘密集会タントラ』への言及があり、このタイミングでこの経典の和訳をまず読んでみて、この経典に関する専門家たちの論文を読んでみようと思った。まずは日本語で『秘密集会タントラ』に親しむことにし、その後に必要であれば英語での研究書も参照し、チベット語やサンスクリット語での原典読解の足掛かりにしたいと思った。兎に角自分の関心には蓋をせず、関心を持ったことは全て文献調査を必ず行うことを通じて探究を深めていきたいと思う。純粋な好奇心に従って絶えず学び続けるというこの姿勢が、没入感をもたらし、時を止めて充実感の深みに至らせてくれる。フローニンゲン:2024/10/17(木)12:18


13425. ハードなパーソナルトレーニングを終えて 


時刻は午後5時を迎えた。先ほどジムから帰ってきて、シャワーを浴びて今に至る。今日のパーソナルトレーニングはかなりハードに感じられる内容で、最後の心拍数を高めるエクササイズでは相当に息切れし、いつも以上に汗をかくトレーニングだった。なのでシャワーは必須であり、シャワー浴びてさっぱりして今は気分がいい。今日はいつもよりも気温が高めで、18度に到達していたこともあり、そして湿度もそれなりにあったので尚更汗をかきやすい環境下にあったのだと思う。実際にジムに行く際には霧のような小雨が降っていて、折り畳み傘を差す必要があった。幸いにもジムから帰る頃には小雨はすっかり止んでいて、傘を差す手間を感じずに帰ってくることができた。今日のパーソナルトレーニングは、大胸筋の下部を鍛えるエクササイズから始まった。ダンベルを用いたそのトレーニングのコツを今日掴んだので、早速来週の月曜日には1人でそれを試してみようと思う。重さとしては5kgのダンベルで十分であり、そのエクササイズを自分でできるメニューの1つにしていきたい。そこからは24kgのダンベルを両手で持つ形でスクワットからのルーマニアンデットリフトを12回の3セットを行った。最初のセットを24kgで行い、まだ重さを加えられると思ったので30kgで2セット目から行い、3セット終了後には随分と追い込んだ感じがあった。そこからは大胸筋の上部と中部を狙う形で、傾斜をつけた形でのプッシュアップを12回3セットほど行った。その後にこちらのリクエストとして久しぶりに大臀筋だけに焦点を当てたマシーンを使ってみたいと思い、それを使ってみた。それを使うのはおそらく2ヶ月ぶりぐらいなのではないかと思い、2セット目の最後の方ではもう大臀筋が悲鳴を上げており、3セット終了後には随分と大臀筋に刺激が加えられたことを実感した。ちょうど月曜日にはブルガリアンスクワットで大臀筋にかなり刺激を入れていたこともあって、その疲労が完全には抜けていないことが影響しているかもしれないが、それにしてもタフなメニューだった。そこからは残り10分を使って、心肺機能を高めるためのエアバイクをこぎ、ダンベルを用いてスクワットからの肩を鍛えるエクササイズをし、太いロープを腕立て伏せの姿勢で片手で引っ張って腹筋に刺激を加えるエクササイズを2セットほど行った。今日は10時間半ほど寝ていて体力的には万全だと思っていたが、月曜日のトレーニングの疲労がやはりまだ残っていたようで、パーソナルトレーニングを終える頃にはもう十分なトレーニングができたと思った。トレーニングの合間に、トレーナーのエリーザと食事・睡眠の大切さについて改めて話をし、彼女のが先週にアムステルダムで参加したHYROXの大会についての話を聞かせてもらったことが印象に残っている。フローニンゲン:2024/10/17(木)17:22


Today’s Letter

After studying the Yogācāra School of Mahayana Buddhism, I became interested in esoteric Buddhism. Today, I purchased a Japanese translation of the Tantra of the Secret Society/Community. I have a strong feeling that esoteric Buddhism will open a new path for my study of human development. Groningen, October 17 2024

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