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【サイケデリック学探究記】11709-11713:2023年12月28日(木)



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成人発達理論とインテグラル理論を基礎にして、様々な学問領域からサイケデリクスやその他のテーマについてお話しさせていただくチャンネル「インテグラル・サイケデリックラジオ」はこちらからご視聴いただけます。

タイトル一覧

11709. 言霊学とサイケデリック体験/「言の葉」としての言葉

11710. 今朝方の夢

11711. 昨日の「インテグラル・サイケデリックラジオ」を振り返って/今朝方の夢の続き

11712. 「無」の探究

11713. 2023年を締め括るジムでのトレーニングを終えて


11709. 言霊学とサイケデリック体験/「言の葉」としての言葉


時刻はちょうど午前4時を迎えた。先ほどシロシビン・マッシュルームの栽培キットを確認したら、もう4周目の栽培における最初のマッシュルームを確認できた。今日からまた空気の入れ替えと霧吹きでの湿度調節をしていこうと思う。ひょっとしたら今回の収穫でも英雄の服用量ぐらいの収穫がトータルで行えるかもしれない。引き続き愛情を持って育てていく。


今日と明日は一日中風が強いらしい。朝方のこの時間帯でも風がビュービューと音を立てているのが聞こえる。先週の木曜日も風が強く、それだけではなくて強い雨も降っていたので、その組み合わせの中でジムから帰ってくるのは大変だった。今日は正午に雨が降るらしいが、それはすぐに止むので、ジムに行く時と帰る時は雨に見舞われなくて済みそうである。今日に関しては平均風速が40kmほどであり、明日は35kmほどなので、かなり強い風である。今日は気をつけて外出をしよう。


ここ最近は再び神道に影響を受けた言霊学へ関心を寄せており、その関連書籍を読み返している。言霊学とサイケデリック体験を絡めて学術研究できないだろうか。そんな思いを持って研究を進めている。両者の繋がりはすでに見えているが、あとは学術論文の形に落とし込んでいく切り口を見つけていく必要がある。そのためには、まずは言霊学をより深く理解することがあり、年末年始にかけては到着する書籍の初読を進めていくことに並行して、言霊学の研究も進めていきたいと思う。


「言の葉」としての言葉。言葉は木々の葉のように新しく生まれては朽ちていく。私たちの言葉にも、絶えず木々の葉と同じく死と再生のサイクルが体現されているように思える。古代日本人はその様子を見て「言葉」と名付けたのだろうか。この日記で日々綴っている言葉たちも生まれては消えを繰り返している。実際にはそれは完全に自分の内側で消滅するのではなく、次の言葉にバトンを渡す形で生々流転を繰り返していると述べた方が正確だろう。自分の言葉が生まれた時、それは時間の経過と共に朽ち果てていくが、それが地面に落ちて、そこに分解者がやって来て、再び土に養分を与える形で木々には新たな葉としての言葉が誕生してくる。言葉は生命なのであって、言葉を生み出す精神もまた生命なのだ。そのようなことを考えていた。フローニンゲン:2023/12/28(木)04:13


11710. 今朝方の夢


まだ今朝方の夢について振り返っていなかったように思うので、夢の振り返りをしてから今日の活動を本格的に始めていこう。時刻はまだ午前4時半なので、ここから正午まで思う存分読書に励むことができる。今のこの生活リズムは探究上最も望ましいもので、このリズムをこれからも継続させていき、存在の奥深くへと定着させていきたい。この望ましいリズムを変えるような存在や出来事からはできるだけ距離を取るようにする。それは孤立を意味するかもしれないが、孤独感を感じることはなく、むしろ孤高感を感じさせてくれる。さらには、ルーミーが述べるように、超越的な存在と繋がっておけば、全ての存在と繋がっているという孤立感とは無縁の感覚が得られるのである。それを忘れないようにしたい。


夢の中で私は、アメリカの大学院の博士課程で提出した博士論文をもとにしたサイケデリクス関係の書籍を出版していた。その出版記念セミナーがアメリカの書店主催で開催され、それに参加していた。参加者の中には一般の方も多くいたが、サイケデリクスを研究している学者も結構な数がいて、セミナーは大盛況であった。サイケデリクスの語源についてはすでに色々な場所で語られているため、自分が発見した独自の語源を紹介することから話をスタートさせると、多くの参加者の関心を引くことができた。自分なりに発見した語源というのは、神道の言霊学に基づくような定義の仕方であり、それは欧米人にとっては初めて耳にするものだったので関心を引くことができたのだと思う。博士論文の執筆の際にも感じていたことではあるが、改めて自分が日本文化で育った日本人であるというマイノリティー性が、この欧米社会では非常に貴重な強みになっていて、日本文化や日本語の深層的な部分を汲み取って研究することの大切さを改めて実感した。単に欧米人たちと同じく英語の学術書や学術論文を読んでいるだけでは独自性を発揮するのは難しく、欧米人の学者の仕事だけに注目をしていてはダメなのだと改めて気付かされた次第だ。今後も自らの仕事は、日本の精神性の深くに根ざしたものでありたいと思ったし、日本語の根源にある言霊学の真髄をまだまだ探究していく形で進めていきたいと思った。それがきっと世界に対する独自の貢献につながると確信している自分がいた。そのような夢を見ていた。


この夢はとても印象に残っている。今後自分がまさに行っていこうと思っている研究の仕方と社会への貢献の仕方と重なっている。差異化と統合化の実現に向けて、西洋思想と東洋思想という括りをあえてすると、これまでの自分は東洋思想に関心を持ち、細々と研究を進めながら、やはり自分自身が12年間も欧米社会に身を置いているという都合上、西洋思想に関する研究に焦点が向かいがちだった。ところが東洋思想をより具体化させて日本思想というものがちゃんと存在していることを知ってからは、それが探究と自身の存在の拠り所となり、その研究に打ち込んでいる自分がいる。また、日本思想を形成する道具となっている言霊についても言霊学という学問分野があるように、それについても研究を進めていく形で、自分にしかできない意識・宇宙・サイケデリクス研究の方向性が明確なものになっている。こうした方向性が明確になったのは今年に入ってからで、何ならこの年末にそうした方向性が固まったと言える。もちろんここからもまた方向性は変化していくだろうが、当面はこの方向性で学術研究とそれを支える実践に打ち込んでいきたいと思う。ここからの全ての変化と深まりに大いに期待したい。フローニンゲン:2023/12/28(木)04:53


11711. 昨日の「インテグラル・サイケデリックラジオ」を振り返って/今朝方の夢の続き


時刻は午前5時半を迎えたが、引き続き強風が吹いている。昨日の「インテグラル・サイケデリックラジオ」の放送内容を聞き返していると、ジークンドーにおける自分の戦い方のスタイルは自分の性格を色濃く映していると改めて思った。自分の中には怖いもの見たさの気持ちが常にあり、死すらも好奇心の対象として捉えている節があるようなのだ。そして、習ったことや考察を深めてきたことを色々と試したいという実験精神が旺盛で、それがプライベートレッスンの際のロビンさんとのスパーリングの際にも色濃く現れていると思った。そして、こうした在り方はそっくりそのままサイケデリック実践にも反映されていると気付かされた。サイケデリクスを摂取するという実践は、生き死にがかかった武術の実践と瓜二つである。そんなサイケデリック実践においても、死すらも好奇心の対象として見つめながら、学んだことを含めて実験的にあれこれ試している自分が毎回のセッションにいる。こうした好奇心と試行錯誤による探索が尽きないところがサイケデリック実践と武術の良さであり、それは学術研究も箏の演奏も、創作活動も全てそうかと思う。来年は今のところ神楽を習おうと思っていて、神楽もまた汲み尽くすことのできない奥深さを持ったものであるから、そこでも好奇心と試行錯誤の探究精神が大いに刺激されるだろう。


今朝方の夢の続きとして、少し奇妙な夢を見ていた。夢の中で私は、日本の上空を飛んでいた。すると、私の横に小柄な日本人女性も一緒に空を飛んでいて、会話をしながら目的地に向かっていた。しばらく話をしていると、何かがおかしいと思った。私はその人のことをずっと女性と思っていたが、どうやら整形手術をして女性のように見えているだけで、実際は男性のようだったのだ。それに気づくと、その方は今後性転換手術をする予定と語り始め、それを受けてその方が男性だということに確証を持った。空を飛んでいる最中に薄々気づいていたこととして、自分はその方から好かれているようで、最初は女性に好かれているのだと思っていたが、結局その方は男性だったので、自分は男性に好かれていたのだと知って、これまでにはない感覚が到来した。これまでの人生で男性に性的な意味で好意を頂かれることはなかったように思うので、それは新しい感覚であった。自分は男性を性的対象とは見れないことを伝えると、その方は少し寂しげな表情をして飛ぶ速度を落として私と自然と離れていった。私はその男性と完全に離れようと思ったので、その男性がいないパラレルワールドにワープした。


別の宇宙空間に入り、目的地に近づいてきたなと思ったところで地面に降りると、そこはかつて小中学校時代に住んでいた社宅の周辺だった。人が住んでいるアパートと、誰も住んでいない古びたアパートが何棟かあって、古びたアパートがある方から敷地内に入り、自分が住んでいるアパートに向かった。すると、公園に4階建くらいの塔が立っていたのでそこに行ってみると、最上階に父方の祖父がいた。祖父は笑顔で私を出迎えてくれ、自分の口の右上あたりに女性用の剃刀で切った跡がうっすらとあると教えてくれた。今朝方ひげを沿った時にその跡が付いたのかなと思ったが、女性用の剃刀ではなく電気シェーバーを使ったはずなのでなんだろうと思ったところで夢の場面が変わった。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/12/28(木)05:37


11712. 「無」の探究   


「無」というものに取り憑かれて探究を進めている自分がいる。それは有を生み出す根源であり、自らのサイケデリック体験をもとに無の探究を進めている。学術的には、西田幾多郎先生の「絶対無」の思想やその他の京都学派の無に関する思想を辿っている。また、先ほど読み返していた井筒俊彦先生の“Sufism and Taoism: A comparative study of key philosophical concepts”という書籍で取り上げられていたイブン・アラビーの無の思想や道教の無の思想も非常に参考になる。自分がなぜ無に取り憑かれているのかについても追って考察をしなければならないが、取り急ぎそれは自分の実存と霊性の本質に関わるものであるという体験的自覚があるがゆえに生じた関心なのだと思う。また自分の存在が無に帰すのか否かという形而上学的なテーマや、無に帰すことの意味などについても強い関心を寄せていることが見えてくる。無の探究は、私たちがどこからやって来て、どこに向かうのかに対して絶対的な関わり合いのあるものだと思われる。


サイケデリック哲学の一環として種々の哲学書を読み進めながら、それ一辺倒ではなく、今日はサイケデリクスに関する法規制についての書籍も数冊ほど読み返していた。それは来たる日本の法規制の改革に向けた準備としての探究であり、いつでも当該関係者から声がかかってもいいように、速やかに協力ができるように知識を蓄えておきたいという思いがある。また純粋に、海外のサイケデリック規制がどのような社会・歴史的背景のもとに構築されたのかについても純粋な関心がある。とにかく意識・宇宙・サイケデリクスの研究を進めていくにあたって、関心の赴くままに縦横無尽に様々な領域の学術書を横断的に読み進めていこうと思う。特定のテーマに偏るのではなく、思考のモードを切り替えて、脳に多様な刺激を入れるためにも、適度に読書のテーマを変えながら研究を進めていく。そうすれば飽きが来ず、脳疲労も蓄積しない形で時間を忘れて読書に没頭できる。フローニンゲン:2023/12/28(木)10:07


11713. 2023年を締め括るジムでのトレーニングを終えて


時刻は午後7時を迎えようとしている。つい先ほど夕食を食べ終えたのだが、今日の夕食は一際美味しかった。それをもたらしてくれたのは、今日の年内最後のジムでのトレーニングのおかげだろう。2023年を締め括るのにふさわしいトレーニングであった。


今日はパーソナルトレーニングの日だったので、まずはいつものように早めにジムに到着し、アニマルフローをしてウォーミングアップをして、そこからジークンドーのシャドートレーニングをしていた。最近は柔らかいサンドバッグではなく、硬くて人間の身体の硬さに近いようなサンドバッグを叩くようにしている。それを本当の人間と見立て、急所を意識しながら一発一発の打撃に精魂を込めるような形でサンドバッグを叩きながらフォームと威力を確かめていくことをいつものように行っていた。このトレーニングでは、サンドバッグを叩くことに意識が向かないようにし、あくまでも正しいフォームで重たい打撃を出せるようになることを意識している。動きの起こりを悟られないような動きを意識し、意識を相手に悟られないようなことを意識するという矛盾のように聞こえるかもしれないが、それこそ絶対無矛盾的な形の動作と意識を活用してトレーニングをするように心掛けている。実際のところ、仮に街中で何者かに襲われたときは、物凄いシンプルな技を1回か2回繰り出すだけで片付くようにしなければならず、そのために一発の打撃の精度と威力を極限まで高めることをこれからも意識していきたいと思う。


ジークンドーのトレーニングを終えたところで、パーソナルトレーナーのエリーザと合流し、そこからは60分ほどのパーソナルトレーニングを行った。年末最後ということもあって、今日はできるだけ追い込んだトレーニングをしたいと思っていたので、いつも以上にチャレンジングなメニューにしてもらった。クリスマスが明けてすぐのジムだったこともあり、今日はいつも以上に人がいて驚いた。幸いにもパーソナルトレーニングの後半になってくると人の数は減り、器具の順番待ちなどは60分間の中で一切なく、快適なトレーニングをすることができた。来年もまた1週間に1回のパーソナルトレーニングを続けていき、来年はさらにハムストリングや大臀筋などの下半身の後ろ側の筋肉を中心に鍛えていき、上半身に関しては大胸筋の筋力量をもう少し増やすことができたらと思う。


筋力トレーニングを終えた後に、いつものように有酸素運動を行い、本当に清々しい汗をかいた。ローイングマシンを10分ほど漕ぎ、ランニングマシンについては20分強の時間ランニングを楽しんだ。30分ぐらいの有酸素運動を終える頃には相当な汗をかいていた。ランニングマシンでは、最初はゆっくりのペースで5分ぐらい走り、そこからは60秒ごとに速度を時速0.5kmずつ上げていき、ある程度の速さになったら、今度は60秒ごとに0.5kmずつ下げていく形でクールダウンに向かっていくようにしている。そうすると、最大速度の頃にはもう汗をかなりかいていて、速度を何回も変えていく過程の中で心肺に変動性がもたらされ、心肺機能の向上につながっていると実感する。2023年最後のトレーニングに一切の悔いはなく、本当に素晴らしい運動であった。次回の月曜日は1月1日とぶつかってしまい、その日はジムが休みなので、雨が降っていなければ、その日は外をランニングしてこようと思う。新年最初のジムでの運動がまた楽しみだ。フローニンゲン:2023/12/28(木)19:08

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