1088. ダイナミックシステムアプローチの真髄の会得へ向けて
今日は午前中に、「成人発達とキャリアディベロップメント」のクラスに参加した。今日のクラスで取り上げる論文の発表を私が担当するという連絡を、担当教授から事前に受けていたため、自宅を出発する前に少しばかり自分のレジュメを読み返していた。...
1073. 言語的麻痺
今日は早朝から、「成人発達とキャリアディベロップメント」のクラスに参加した。このコースもちょうど半ばを超え、最終課題と最終試験が少しずつ近づいてきている。 それにしても、このコースはいつも不思議な感覚を私に引き起こす。このコースは、産業組織心理学科に属するものであり、産業組...
1060.「永遠が作る回帰の道」と「回帰が作る永遠の道」
今日は午前中から、無性に昔のことを振り返っていた。昔といっても、ここ七年間ぐらいの話だ。 この期間について自分がやたらと回想することが多いのは、それが私の人生の中でも大きな意味を持っていたからだろう。この七年間のうち、六年ほどが日本の外で形作られたものである。...
1056.楽譜の到着と今後の研究へ向けて
昼食前にランニングを済ませ、自宅の前に戻ってきた時、隣の棟に住む老父婦が私に声をかけてきた。なにやら、私宛に郵便物が届いているとのことであった。 オランダでは、郵便物の受け取り主が不在の場合、近所の人がそれを受け取ることになっている。奥さんから郵便物を受け取った時、見た目の...
1054. 学会と権威との向き合い方
先日、論文アドバイザーのサスキア・クネン先生の研究室でミーティングをしている最中、何かのきっかけで、来年の五月末にアムステルダムで開催される「ジャン・ピアジェ学会」の話になった。 私はこの学会の存在を知らなかったため、とても強い関心を持って先生の話に耳を傾けていた。なにやら...
1051. 専門性の確立と日記について
浴槽にゆっくりと浸かることは不思議なもので、新たな考えをふともたらしてくれることがよくある。その日の夕方の仕事を終え、それまでの仕事の内容が整理され、仕事に関係のある新たな閃きが生まれることもあれば、仕事とは直接的に関係しないながらも、非常に大切な閃きを得ることがある。...
1026. SSGに関するワークショップを振り返って
再び日々の生活が落ち着いたものになりそうだ。数日前に開催されたワークショップについて少しばかり振り返っていた。 このワークショップは、私が現在の研究に適用している「状態空間グリッド(SSG)」という手法に関するものだ。この手法を開発したのは、マーク・レヴィスという発達心理学...