2027. 異界に通じる穴と巨石
昨日は雨が降り続け、今日も雨のようだ。今日だけではなく、明日もまた雨のようであり、さらには今日と明日の天気予報には雪マークが付されている。 そうした天候の中、「雨」という言葉を「私の人生」という言葉に置き換えることができることは、一つの大きな希望だろうか。つまり、昨日も、今...
2026. 激しい模倣
昨日、ハワード・ガードナーが執筆した芸術と人間発達に関する書籍を読んでいると、自分の心を動かす一つの記述に遭遇した。その記述の周辺には、過去の優れた作曲家たちがいかにして作曲技術を磨いていったのかについて書かれていた。 バッハにせよ、ベートーヴェンにせよ、彼らは作曲家として...
2025. 生きることと綴ること
起床してから相変わらず日記を書き続けている。他のことなど一切せず、ただ自分の内側の思念を外側に形として残すことだけに従事している。 だが、それは真に自分の人生を生きているという感覚を生み出す。自分の言葉を綴り続けることが、不思議なほどに生の実感を私にもたらす。...
2024. 書物と生
私が書物を読み始めたのは非常に遅く、大学生に入ってからのことであった。しかし、大学時代には本を読んでいたというよりも、本の中身を眺めていたに過ぎなかったように思う。 そうした意味で私が本当に本が読めるようになってきたと自分で思えるようになったのは、二十代の終わりであり、それ...
2023. 永遠の謎の中で
今日は最高気温が5度、最低気温が1度と、フローニンゲンにしてはそれほど寒い日ではないのに、どこか寒さを感じさせる。 それはこの鬱蒼とした雨雲のせいかもしれないし、それ以上に、今激しく降り注いでいる雨がそのように感じさせるのかもしれない。窓越しから通りを眺めてみると、道行く多...
2022. 友人の絵画に関する夢
今日は随分と多くの睡眠時間を取った。一度五時に目を覚ましたが、結局起床したのは七時半であった。 昨夜はいつも通りの時間に就寝したため、随分と寝ていたことがわかる。おそらくオランダに戻ってきてから十日が経ち、ここでもう一度身体に何らかの調整が入ったのだと思われる。 ...