1977. 成田空港のラウンジで
今、成田空港のラウンジでこの日記を書いている。先ほどラウンジで簡単に朝食を済ませ、いくつかの仕事をこなした。 ここ数ヶ月、いやこの一・二年継続している瞑想的な覚醒意識の中で、いついかなる時も自分の内側に自分が静かに佇んでいるのがわかる。そういう状態の中では、思考を司る仕事に...
1976. 出発の朝に
日本を離れる日の朝がやってきた。宿泊先のホテルが快適であったためか、今朝も普段と同じように体調がいい。 成田での日が昇る時刻は、山口県のそれよりも早く、六時半を迎える今はすでに外が薄明るくなっている。ホテルの自室から、朝日に照らされ始めた空が、様々な色調を持った姿を見せてい...
1975. 予期せぬ最後の瞬間
ホテル日航成田に到着し、今は自室でこの日記を書いている。部屋の窓から外の景色を眺めると、運命的かもしれないが、昨年泊まった部屋とほぼ同じ場所のような気がする。 このようなこともやはり起こり得るものなのだ、と改めて人生の運命的な不思議さについて思う。...
1974. 日本各地を巡る旅
気がづけば、新幹線は静岡までやってきた。新幹線に乗り、昼食までの間に、日本企業との協働プロジェクトの仕事を進めていた。 ちょうど来週の火曜日に、協働者の方々を交えた、発達理論の勉強会を行う。それに向けての資料を作っていた。...
1973. 諦念とトンネル
今朝は少しばかり雨に見舞われた。日本に滞在中の二週間強の間に初めて降った雨は、滞在の最終日であった。 どうやら日本を離れる明日の天気は良いらしい。今朝、私よりも早く父が外出をした時、玄関先で父に挨拶をした。 その時、父とわずかの間目が合った。父にどのような意図があったのかは...
1972. 実家滞在最終日の夢
実家での滞在最終日、今朝はいつもより遅く六時前に起床した。まだ朝日が昇っていない。 今回の一時帰国中は、本当に天気に恵まれた。東京と山口に滞在していたが、どちらの滞在地においても一度も雨に見舞われなかったように思う。 明日からオランダに戻るが、オランダの天気はいかほどだろう...