1808. ゴッホだったのかもしれない
昨夜、一日の仕事を終えた後、少しばかりゴッホの画集を眺めていた。実際には、画集に掲載されている作品を全て眺め、気になる作品の解説文を丁寧に読んでいた。 タッシェン社から発行された本書は、作品の解説文のみならず、写真の質も高く素晴らしいと思う。クレラー・ミュラー美術館で売られ...
1807. フローニンゲンに戻ってきてから
デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園からフローニンゲンに戻ってきて二日目の朝を迎えた。自然と芸術で満たされた感覚がまだ自分の内側に残っている。 ただし、そうした感覚は特別なものではなく、むしろ以前からずっと私の内側にあったものであり、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園とクレラー・ミュ...
1806. マリア・ジョアン・ピレシュがフローニンゲンにやって来る
デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園での自然、そして公園内にあるクレラー・ミュラー美術館でのゴッホをはじめとした絵画作品との接触が、まだ完全に消化されることなく余韻として自分の内側に残り続けている。 昨日は早朝の六時過ぎに自宅を出発したためか、一泊二日のオランダ国内旅行が、なぜだ...
1805. 旅から一夜が明けて
デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園からフローニンゲンに戻ってきて一夜が明けてみると、自分の内側が何かで満たされているのを確かに感じる。文字通り、今回の旅は自然と芸術に満たされたものだった。 自然と芸術が見事な調和をなしているクレラー・ミュラー美術館で時を過ごすことができたことは...
1804. 旅の終わりから
デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園からフローニンゲンに戻ってきて一夜が明けた。昨日の夜の六時半あたりに自宅に戻ることができ、そこから作曲実践に従事していた。 国立公園の大自然から得られたエネルギーとクレラー・ミュラー美術館に所蔵されている作品から得られたエネルギーが私の内側に作...
1803. 大きな虹のアーチ:絵画と音楽が共有する次元
デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園への一泊二日の旅行を終えようとしている。今私は、もうアーネムからズヴォレに向かう列車の中にいる。 クレラー・ミュラー美術館からオッテローの中央バス乗り場まで歩いている最中に、大きな虹の架け橋を見た。それは途切れることなく、大きなアーチを描いてい...
1802. ゴッホの森から
今私は、ゴッホの森の中でこの日記を書いている。 文字通り、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園の中のベンチに腰掛けて、この日記を今書き留めている。 朝一番にホテルを出発し、クレラー・ミュラー美術館の開館と同時に目的地に着いた。オランダでも随一の来館者を誇るこの美術館も、朝の時間帯...
1801. オッテローでの朝を迎えて
デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園近くのコテージで新たな朝を迎えた。五時半過ぎに起床し、小鳥の小さな鳴き声を聞きながら今日をスタートさせた。 辺りは深い静寂と闇に包まれている。小鳥の鳴き声以外は物音一つすらしない。 宿泊客のうち、この時間帯に目覚めているのは私だけなのかもしれな...