発達理論の学び舎

 Blogではオランダでの探究・創作生活の様子を日々共有しています

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    1748. 強い印象を残す夢の前半:循環数列の破れとロバート・キーガン教授

    1748. 強い印象を残す夢の前半:循環数列の破れとロバート・キーガン教授

    昨夜、最近を振り返ってみても、最も印象に残ると言ってもいいだろう二つの夢を見た。 夢の中で私は、日本のどこかの宿泊施設にいた。それはホテルというよりも、どこか和的な雰囲気を醸し出す旅館であった。 そうした旅館の外に、なぜだかプールがあり、そこで私は友人と少しの間くつろいでいた。身体を鍛えるために激しく泳ぐというわけではなく、プールに入って水と戯れ、身体をほぐすようにリラックスした形で泳いでいた。 プールから上がり、旅館に戻ると、ある友人が一つの問いを私に投げかけた。 友人A:「今、美学に関するある問題がどうしても解けなくて困ってるんだ。一つの循環数列の破れに関する問題なんだけど」 私:「どんな問題?」 友人A:「うん、ある循環数列が途切れ、再び循環数列に戻る時、そうした回復現象がなぜ起こるのか?という問いなんだけど・・・」 友人が考えている問題について話を聞いた時、実に面白い問いだと思った。ここで私は全く気付かなかったが、夢から覚め、よくよく冷静にその問いについて考えてみると、それは美学の問題なのかどうか定かではない。 問いの外装から考
    1747. 私が今に、今が私になる時へ

    1747. 私が今に、今が私になる時へ

    遠くの空に薄い雲がかかっており、その中に夕日が入り込んでいった。薄い雲を貫くかのように、夕日がこの世界を照らし続けている。 その一群の雲の横には一切の雲がなく、薄い青空が広がっている。一つの飛行機が、飛行機雲を生み出しながら遥か上空を進んでいくのが見える。 それは、夕方の空にゆっくりと流れる流れ星であるかのように見えた。日々の一つ一つの何気ないことが、自分に強い感動をもたらすようになった。 自分の中に眠っていた感受性という感覚が、ある時期を境に一気に解放されたかのようだ。日々の生活の中に、感動を引き起こすものが無数に存在していることに気づかされる。 今目の前に見える夕焼けの空の輝き、流れ星のように去っていった飛行機雲、それらありふれた存在の中に感動の原子を見出すことができる。 昼食前に、近所のノーダープラントソン公園を歩いていた時、なぜだか私は、そこに地元の瀬戸内海の輝きを見て取っていた。平穏な佇まいで存在している瀬戸内海、そして海面に光る太陽の輝きを、私はオランダにある一つの公園の中に見ていた。 10年前と10年後。時間が前後に揺れ、両者の
    1746. ほのかな秋の一日の断片

    1746. ほのかな秋の一日の断片

    天気予報に反して、今日は晴天に恵まれている。早朝に雨が少々降ることがあったが、昼食前にはすっかりと晴れ間が広がり、秋に固有のほのかな太陽光がフローニンゲンの街に降り注いでいた。 午前中の仕事を終え、昼食前に大学のキャンパスに立ち寄った。木曜日に迫った「評価研究の理論と手法」のコースの最終試験に向けて、昨年の試験問題を印刷するために、大学のキャンパスに向かった。 印刷をすることしか用事がなかったため、外着に着替えるというよりも、部屋の中の服装とほとんど変わらない運動着に着替え、ジョギングをしながらキャンパスに向かった。キャンパスに向かう最中にいつも通っているノーダープラントソン公園が、いつも以上に輝きを増しているように思えた。 公園に足を踏み入れた時には、すでに昼前の時間帯であったが、どこかまだ早朝のような雰囲気を発していた。公園内を行き交う人の数は少なく、薄黄色の太陽光が公園に優しく降り注いでいた。 秋も深まったノーダープラントソン公園は、静かに多くのことを私に語りかけているように思えた。明日も晴れるそうであるから、明日は昼食前にまたこの公園内を
    1745. 作曲ノート

    1745. 作曲ノート

    とても些細なことかもしれないが、昨日からノートを二冊に分けることにした。これまでは、日々の新たな発見や気づきを簡単にメモすることや、今後の計画を立てるためのノートが一冊だけあり、それを日々活用することが続いていた。 しかし昨日から、作曲専用のノートを別に設けることにした。当初は、同じノートに作曲に関する事柄を書き記していこうかと考えていたが、あえて分けた方がいいと判断した。 作曲専用のノートでは、作曲実践を通じて得られた気づきを書き留めることや、作曲実践を離れている際に思い浮かんだ曲のアイデアなどを書き留めるようにしている。また、曲を作る過程の中の試行錯誤をそのまま記録するような役割を持たせることにした。 現段階ではまだ、作曲ソフト上だけで曲を作ることが難しく、どうしてもノートにあれこれ書き出しながら作曲を進めていく必要がある。確かに、キーボードを打つことも手を動かしていることに他ならないが、思考過程をノートに書き出すことは、同じ手を動かすことであってもより意味が大きいように思える。 頭の中にあることを書き出してみるというのは、実に不思議な力を持
    1744. 長期的な協働プロジェクト

    1744. 長期的な協働プロジェクト

    新たな週を迎えた。今日の最低気温は0度を記録するらしい。 0度に達するのは、今日の深夜からだが、日中も冷え込むことが予想される。今朝は早朝から、普段よりも暖房を早くつけ、温度をいつもより少しだけ高く設定した。 昨夜も夢を見ていたのだが、その内容をうまく思い出すことができない。その夢が決して重要でなかったというわけではなく、むしろ逆かもしれない。 何か感覚に訴えかける夢を見ていたのは確かであり、夢が引き起こす強い感覚によって一度目覚めた。五時半に目覚めた時、そこから起床して良かったのだが、もう一時間ほど寝る必要があるように思えた。 昨日に習得した事柄を消化させる時間をもう少し設けた方がいいのではないかという直感が働き、今朝は結局六時半に起床した。そして、七時前に今日の仕事を開始させた。 今日は午前中に、先日に正式に決まった、ある日本企業との協働プロジェクトのキックオフミーティングを行う。担当の方とは一年間一緒にプロジェクトの構想を練り、それが無事に始まることになり大変嬉しく思う。 とりあえずは今年度中にプロジェクトの初期段階を終え、来年度以降も引き
    1743. 五年前、そして五年後

    1743. 五年前、そして五年後

    日曜日が終わりに近づき、明日から新たな週を迎える。天気予報によると、明日の最低気温は0度になるらしい。 11月に入ったばかりだというのに、もうマイナスの世界があと一歩のところまで見えている。明日は特別に寒いようだが、こうした日が一日でもあれば、マイナスの世界が継続的にやってくる日も遠くないだろう。 明日は、久しぶりにマイナスに近い寒さを経験することになる。一体そこで自分の感覚はどのように反応し、どのような反応を生むのだろうか。 昨日に引き続き今日も、この五年間の自分の歩みについて少しばかり振り返っていた。この振り返りをもたらしたのは、ちょうど今携わっている協働プロジェクトのために、五年前に自分が作成した資料を眺めたことがきっかけとなった。 振り返ってみると、五年前の今頃はちょうど、ロバート・キーガン教授と初めて会った時期だったように思う。当時は、ジョン・エフ・ケネディ大学の一年目の終わりの時期に該当し、成人発達理論を本腰を入れて探究していた時だったように思う。 あれから早いもので五年の月日が流れた。この五年の月日の重みを見過ごすことはできない
    1742. 通り雨の哀愁

    1742. 通り雨の哀愁

    一日中快晴の時がほとんどない日が続く。今目に映る上空の薄い雲は、そうした抜け道のないどんよりとした連続的な日を象徴している。 午前中の仕事がはかどり、このままの調子で進めていけば、今日予定していた仕事を全て午前中に終わらせることができるかもしれない。今日の仕事が早く終われば、久しぶりに和書を読み、そして作曲実践に多くの時間を充てたい。 コーヒーを入れ、書斎の窓越しで少しばかり休憩をしていた時、目の前の木々に種類の異なる小鳥たちが止まっていた。しばらく彼らの様子を観察してみることにした。 身動きせずにピタリと止まっている小鳥もいる一方で、絶えず枝から枝へと飛び移っている小鳥もいる。顔をキョロキョロさせている一羽の小鳥が目に付いた。彼は一体何を見ているのだろうか。 正確には、彼の目を通して、この世界は一体どのように見えているのかに強い関心を持った。鳥には鳥固有の世界があり、それを外部観察者として完全に理解することはできない。 外部観察にはどうしても限界があり、内部世界をありのままに観察するためにはその世界にいなければならない。科学的な探究手法の限
    1741. 絶え間ない出発と終わりの向こうにある確かな終わり

    1741. 絶え間ない出発と終わりの向こうにある確かな終わり

    今朝は六時前に起床し、六時から仕事を開始した。書斎の窓の外から見える街灯を眺めていると、闇の世界の奥にある確かな光の存在について知る。 遠方から小鳥の鳴き声が聞こえた。それは光へ導いてくれる音の手綱であるように思えた。 今日は日曜日であるが、平日も週末も全く変わらず、同じペースで自分のなすべきことに取り組めることは幸せである。このペースはすでに自分の中で強固な習慣になっており、それは自分の意思と規律によってもたらされたものかもしれないと思う。 そして何より、そうした意思と規律を包むかのように、自分の情熱がその背後に存在していることが重要であろう。 数日前、人はいくつになっても何かを始めることができるということに対して、ひどく感動した。仮眠をとりながら、目頭が熱くなっていたのは、その尊さに対してのものだったように思う。 その感動の根源をより探っていくと、人は終わりが来ることを知りながら、何かを始めることが常にできるということに、強い感動を覚えていた。終わりに向けての出発だけがそこにある。 人は終わりが来ることを知りながらも、絶えず出発を続けてい
    1740. 仮説的作曲実践

    1740. 仮説的作曲実践

    昨夜の作曲実践を通じて得られたことをもう少し書き留めておきたいと思う。昨日は、コード進行を無数に展開させていく方法についてようやく知り、それを早速実践していた。 その時に、よく用いられるコードの進行とあまり用いられないコードの進行を組み合わせていた。特に明確な意図はなく、とりあえず思いつくままに、頻繁に用いられるコード進行とそうでないものを組み合わせていた。 これから作る曲のコード進行表をノートに書き出し、そこから今度は、どのコードを転回形にするかを決めて行った。本来であれば、転回形にするタイミングなども曲を作りながら行っていくことだと思うのだが、とりあえず私は、最初にそれらを全て決めてしまう方法を採用した。 とにかく最初は、方法をシンプルなものにし、そうしたシンプルな方法に十分習熟してから方法をアレンジしていけば良いと考えている。このような方法を採用しているがゆえに、自分のノートの上には、作曲をしているにもかかわらず、音符が登場することは少なく、アルファベットと数列が並ぶことになる。 そのアルファベットと数列を頼りに、作曲ソフト上で音符の形にし
    1739. コード進行に関する疑問の解決

    1739. コード進行に関する疑問の解決

    昨夜の作曲実践は実りが多く、また様々な気づきを得ることができた。とりわけ、コード進行に関する理解が一歩深まったように感じている。 これまでは、コード進行の中でも最も頻繁に使われるものしか知らず、さらにはそれらを塊として学習していたため、その塊からさらにコードを膨らませていく方法というのが分からなかった。 しかし、昨夜、先日に購入した作曲理論のテキストの第二巻に、自分の疑問を解決してくれる記述があった。その記述のおかげもあり、昨日、ようやく無数のコードを自由に進行させていく方法を掴んだと言える。 昨日も試しにその方法を実践し、その理解を身体知の次元で落とし込んでいくことに従事していた。コード進行に関する疑問については、その他にもいくつかあったが、それらについても本書を通じてほぼ全て解決させることができた。 就寝時間が迫り、作曲実践を終えようとした時、そういえば、以前に立てた仮説についてまだ検証実験を行っていないことに気づいた。それは、メロディーから曲を作っていく方法に関するものである。 今の私は、最初にコード進行を決め、そこから曲を作っている。
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