1646. 身体的・超越的投影執筆
ふと視線を書斎の窓の外にやると、辺りはもう真っ暗闇に包まれていた。金曜日の夜八時。 この時間には、もう辺りは真っ暗である。今日は天気に恵まれた金曜日だった。 そうした天候を尻目に、今日は一日中、「実証的教育学」のコースで課せられている最終論文の執筆に取り組んでいた。ほぼ計画...
1645. 曲の公開に向けて
昨夜は就寝前の時間を使って作曲実戦に従事していた。シンガポール国立大学が提供する作曲実戦に関するオンライン講座の資料を参考に、短めの曲を作ることに従事していた。 16小節ほどの短めの曲をひとまず形にした。これから少しずつ、完成した小さな作品を公開していきたいと思う。...
1644. マライン・ヴァン・ダイク教授との立ち話より
昨日も一日中、現在履修中のコースの課題に取り組み、その合間に、日本の企業人の発達支援に関する二つの協働プロジェクトの打ち合わせを行っていた。研究活動と研究成果をもとにした実務活動の中で、日々の生活が形作られていく。 非常に充実した形で欧州での一日一日が過ぎていく。今朝は六時...
1643. 発達科学・教育科学・システム科学・ネットワーク科学
数日前に、大学キャンパスで偶然にも、博士課程に所属している仲の良いドイツ人のヤニックと出会った。何やら、どこかの学会で行ったポスター発表のポスターを、自分の研究室の前に張りに行こうとしている最中とのことだった。 そこで少しばかりヤニックと立ち話をしていた。彼は発達心理学科に...
1642. 記号化以前の世界の中で
昨日私は、夕食を摂りながら、自分が日々従事していることは、記号創造の営みなのだと理解した。科学論文の執筆にせよ、作曲にせよ、記号を生み出す活動に他ならないのだとわかったのである。 発達心理学者のロバート・キーガンは、私たちは絶えず意味を構築することを宿命づけられた生き物であ...
1641. 瓦礫と湖
一匹の大きなスズメバチが地面を這いつくばっている。近くからそのスズメバチを見てみると、頑丈そうなアゴを持っている。 そのスズメバチは地面を這いながら、道端に捨てられていた一つの袋の中に入っていった。その袋はビニール製ではなく、布製であり、密閉されたものではなく、網目からその...