1526. 社会的に構成された社会問題と自由・不自由
午後から天気が回復し、すっかり雨が止んだ。目の前の木々の葉が小刻みに夕方の風に揺られている。 木々をよくよく眺めてみると、それらのいくつかは紅葉を始めている。紅葉を始める木々を眺めていると、彼らはすでに新しい季節に向かっての準備を始めているようだ。...
1525. 自分なりの答えがあるか?
ノルウェーのあの雄大な景観を彷彿させるようなエドヴァルド・グリーグのピアノ曲が流れる時、その場に静かにたたずむ自分がいた。何か尊い瞬間が訪れ、その瞬間をいつまでも感じていたいという気持ち。 そうした気持ちとは裏腹に、その尊い瞬間が去った後に残る、あのどことなく切ない気持ちの...
1524. 情報過食な現代人
今朝も足元が冷え、暖房をつけようかと一瞬思ったが、やはり暖房をつけるには早すぎるだろうということで、暖かい格好をして朝を過ごすことにした。 雨がしとしとと降りしきる中、これから一日の仕事を始めていきたいと思う。「実証的教育学」のコースで課せられている論文を今日はできれば四本...
1523. 徒然なるままに
昨日の激しい雨はどこかに消え、闇に包まれた早朝の景色が静かにたたずんでいる。いよいよ今日は、『成人発達理論による能力の成長』の出版を記念したオンラインゼミナールの最後のクラスとなる。 およそ二ヶ月半にわたって行われたゼミナールは、私にとっても非常に有意義なものだった。 ...
1522. いつになったら私たちは
自らの内側にある真実の声に耳を傾け、それをこの世界に表現した人たちに対して、私はいつも感銘を受けるとともに、大きな励ましを受ける。 この世界で自己を見出し、自らを世界に向けて表現していくことを果敢に行ってきた人たちに、私は多大な敬意を払っている。しかし、よくよく考えてみると...
1521. 守破離と作曲における文体
早朝からの雨が止むことなしに降り続けている。雨の勢いは随分と衰えたが、それでも今日は絶えず雨が地上に降り注いでいた。 午前中に、「実証的教育学」のコースでとりあげられる論文に目を通していた。自分の過去の研究の中で、他の研究者の研究結果を包括的に分析するようなメタ分析をして論...