1274. 個
先ほど、わずか数分間だが、通り雨がやってきた。あたかもそれが幻想であったかのように、今は晴れ間が空に広がっており、遠くの方で小鳥が鳴く声がする。 穏やかな太陽光が降り注ぐ夕方の中で、私は少しばかりサンフランシスコ時代のことを回想していた。個別具体的な出来事を思い出していたと...
1273. ハイドンとフロム
今日は朝からハイドンの交響曲を絶えず書斎に流している。このCDには、ハイドンが残した106のすべての交響曲が収められており、それを全て聴くには膨大な時間がかかる。 これと合わせて、モーツァルトの全ての交響曲が収められたCDがセットになったものがデータとして取り込まれており、...
1272. 自己言及と知識の体系化
絶えず自己の内側から現象を捉え、それを自分の言葉として刻み込んでいく日々が、一日、また一日と過ぎていく。 そうした一日は、とても儚いものとして過ぎ去っていくのは確かだが、それは他の何物にも代えがたい一日として自分の内側に刻印されていくのがわかる。欧州での毎日は、こうした日々...
1271. エーリッヒ・フロムの仕事から
今日はこれから、エーリッヒ・フロムの “Escape From Freedom (1941)”とジャン・シノットの “The Development of Logic in Adulthood: Postformal Thought and Its Applications...
1270. 夢の中での思考
今朝は五時過ぎに起床した。五時半から書斎の机に着く。 最初に、昨夜見た夢の内容について振り返ろうとしていたが、昨夜の夢はそれほど印象的なものではなかった。もちろん、そうした解釈を下すのは、覚醒意識における私である。 そのため、昨夜見た夢の中に、覚醒意識の自分が見逃しているこ...
1269. ゲラルド・ヤングの書籍より
一日の仕事が全て終わり、ようやく一息をつくことができそうだ。今日は早朝より仕事を順調に進めることができたが、七月末に開講するオンラインゼミナールの説明資料において、書籍に掲載されていない事柄を盛り込み過ぎてしまい、その調整に少しばかり手間取った。...