1184. 根底変容
薄く覆われた雲の中、時折晴れ間が顔を覗かせるある土曜日。今朝は、「成人発達とキャリアディベロップメント」の論文を読むことに多くの時間を充てていた。 月曜日の午後の最終試験を終えれば、いよいよ夏期休暇に入り、ここで私は、これまでの自分の探究姿勢と探究領域を根本から見つめ直すよ...
1183. 病理と個性
連日連夜、学術論文を読み続ける日が続いている。ここしばらくは、専門書のような書籍に触れることはなく、愚直に無数の論文を読み進めることが続いている。 そうした日々を過ごす中で、自分の内側から日本語が流れるように出てこない状況に直面している。自分の内側には、表現したいことが依然...
1182. 表現の不可能性とそこから
第二弾の書籍が世に送り出されて間もないためか、少しばかり身辺が慌ただしい。日々のやるべきことに集中するために、これから様々なことを整理していく必要がある。 特に、世に送り出された書籍とこれからどのように付き合っていくのかに関して、少しばかり考えなければならない。様々な点にお...
1181. 知識と経験のネットワーク
ここ数日間は、早朝の日課であるカントの哲学書の音読と、就寝前の作曲の学習と実践を意図的に控えている。二つの最終試験と共に、一つの論文提出が迫っていたからである。 最終試験の準備の過程で、結局のところ、論文を音読し続けることを行っていたが、やはり早朝に哲学書の音読をするという...
1180. 知識と経験を適用する「能力」
第二弾の書籍『成人発達理論による能力の成長』の中で取り上げている、「能力」というものがそもそも一体何を指すのかについて、改めて先ほど考えていた。 私は書籍の中で、「能力」というものを、「これまでに培った知識と経験を具体的な状況の中の具体的な課題に対して適用していく力」と定義...
1179. 課題の中から課題を通じて課題から外へ
今日は早朝の五時過ぎに起床し、毎朝の習慣である身体運動を簡単に済ませたところで、書斎の机についた。まずは昨夜の夢について簡単に振り返り、朝に思い浮かんでいる思念や感覚を言葉に書き留めておくという日課をこなした。 その後、来週の月曜日に迫っている「成人発達とキャリアディベロッ...