1204. 白銀に輝く不気味な夢
「清澄な恐怖心を催すような夢」と表現するのがふさわしいであろう夢を昨夜見た。それは、非常に陰鬱かつ残虐な内容の夢だったが、陰鬱性と残虐性が極度に濃縮しているがゆえに、不気味な清澄さを持つ夢だったと言うことができる。 夢の中で私は、中国の農村部にいた。その農村部は、昔ながらの...
1203. 夏季休暇の三日目より
夏期休暇に入り、二日目が経った。確かに、大学関連でこなすべきことがほとんどなくなったという点においては、夏季休暇の様相を呈している。 しかし、この二日間において、自分のなすべきことに対する姿勢については何の変化もない。一昨日は、南オランダのライデンという街に観光に出かけたが...
1202.『成人発達理論による能力の成長』:発達科学のリテラシー向上と言説空間の確立
今日は、一日の多くの時間を使って、昨日のライデン訪問について振り返っていた。随分と書き留めることがあり、実際に多くのことを書き残したのだが、それでも今日一日だけでは書き残せないことが多々あることに気づいた。 明日や明後日、さらには、それ以降も折に触れて、昨日の出来事について...
1201. ライデン訪問記:ある街の古書店での出会い
今日は、午前中から午後にかけて行わなければならない雑事があり、それを終えてから、再び昨日のライデン訪問について回想していた。 国立古代博物館を後にした私は、すぐさまスピノザ記念館に向かおうとした。なぜなら、ライデンからフローニンゲンの街までは電車で二時間半ほどかかるため...
1200. ライデン訪問記:「国立古代博物館」を訪れて
国立古代博物館に到着した私は、受付を済ませ、荷物をロッカーに置いてから、三階建てのこの博物館の鑑賞を始めた。地上階では、特別展示と古代エジプトの所蔵品を閲覧することができる。 私は、特別展示へと続く入り口に置かれていた古代エジプトの彫像にすぐさま捕まった。それは、博物館の訪...
1199. ライデン訪問記:長大な時間をかけて積み上げられたもの
ライデンに向かう列車の中、私は持参した書籍をずっと読んでいた。時折顔を上げ、窓の外に広がる景色を眺めるのは、心地よい息抜きとなった。 持参していた“Authority, Responsiblity, and Education...