919.【ザルツブルグ訪問記】学会の初日を振り返って
ザルツブルグでの学会における初日の発表が全て終了した後、学会の参加者は演奏会に招待された。会場はザルツブルグ大学の歴史ある図書館であった。 学会の主催者とともに、学会会場を後にし、歩いて目的地に向かった。私たちはアルプス山脈を遠目に眺めながら、ザルツァハ川沿いを歩いていた。...
918.【ザルツブルグ訪問記】シナジェティクスの提唱者ハーマン・ハーケン教授との出会い
ザルツブルグで開催されている非線形ダイナミクスに関する学会の二日目が終了した。初日の学会後、主催者の厚意によって、学会の参加者は演奏会とディナーに招待された。 ディナーでの話が盛り上がり、ホテルに帰宅する時間が遅くなってしまった都合上、初日の学会を振り返る余裕が昨夜はなかっ...
917.【ザルツブルグ訪問記】ザルツァハ川の橋の上で:文化的体験の意味と意義
ザルツブルグに到着してからの二日目の朝。今朝は、とても良い目覚めであった。 疲労感なども特になく、今日からの学会に集中して参加できそうな心身状態だ。今回の旅行の過程で、自分の中で考えを深めておきたいテーマがあれこれと湧き上がっている。...
916.【ザルツブルグ訪問記】モーツァルトの生誕地ザルツブルグに到着して
ウィーンから三時間弱の時間ほど列車に揺られ、ザルツブルグに到着した。列車がザルツブルグ駅に到着する少し前から、小高い山の上にあるホーエンザルツブルク城が見えた。 また、その遥か先にはアルプスの山々を眺めることができた。山頂が雪で白く輝いていた。...
915.【ウィーン訪問記】「ベートーヴェン記念館(パスクアラティハウス)」の記憶から
ザルツブルグに到着するまでに、もう一つだけ書き留めておきたいことがある。それは、昨日の最後に訪れた「ベートーヴェン記念館(パスクアラティハウス)」についてである。 この記念館は、ウィーンの街のほぼ中心に位置しており、ベートーヴェンが何年間かにわたってここで生活をしていたそう...
914.【ウィーン訪問記】静寂さに宿る何か:アルベルティーナ美術館にて
——偉大な出来事は静寂さの中で起こる——ソーレン・キルケゴール 今、ウィーンからザルツブルグに向かう列車の中でこの日記を書き留めている。今朝の起床直後は雨が降っていたのだが、朝食を済ませたところで幸運にも雨が止んだ。...