719. ベートーヴェン ピアノソナタ第26番『告別』より
一昨日、ベートーヴェンのピアノソナタ第26番『告別』を聴いていると、感涙が静かに目に滲み始めた。ここしばらく、その日の仕事がひと段落すると、欧米の大学院が提供するMOOCを視聴している。 現在は、米国フィラデルフィアにあるカーティス音楽院が提供するオンラインコースを趣味の一...
718. 論文執筆と日記について
今日は集中的に論文を書き進めた一日だった。英語で科学論文を執筆する愉しみと日本語で書籍を執筆する愉しみは、執筆過程での思考の働かせ方や言葉の紡ぎ出し方等を含めて、両者には色々と違いがある。 どちらも自分の言葉を一つ一つ構築していくことは共通しており、それは一つの建築物を建て...
717. 収まらぬ余震
昨日からの余震がいまだに続いている。昨日は猛省に次ぐ猛省を強いられるような一日であり、それを契機に内側で生じた連続的な揺れの波がまだ収まりを見せていない。 未だ拭い切れない自己欺瞞の数々を乗り越えることができずにいることを猛省していた。特に、自分の頭を用いて自分で考えること...
716. 連弾による懐古と教示
人生というのは、やはり偶然性と必然性の数珠から構成されているのだとつくづく思う。 偶然性や必然性に関する問題は、今の私には手に負えるものではなく、偶然だと思っていたものが、それを超えた視点から眺めてみると必然であったり、必然だと思っていたものが、それを超えた視点から眺めてみ...
715. 新たな場所へ
ここ最近、様々な偶然に見舞われることが多く、今から三日前にも大きな偶然に見舞われた。ちょうど三日前の早朝に、上の階の住人であるスウェーデン人のアクセルが母国に帰国するため、彼が自宅を出発をする音が聞こえた。 アクセルがいなくなってから、少しばかりの時間、次に上の階に住むのは...
714. フローニンゲン大学へのコンサルティングサービス
昨日に今学期の最終試験を終えたばかりなのだが、今日も早朝から、普段と全く変わらない生活リズムで仕事に取り組んでいた。 昨日の最終試験であった「複雑性と人間発達」というコースでは、必読文献以外に、担当講師のラルフ・コックス教授から15本程度の参考論文を紹介してもらい、さらに、...