424. 創造性の街フローニンゲン
起床直後、両腕に激しい筋肉痛があることに気づいた。それもそのはずで、昨日は大量の書籍と論文が梱包されたダンボールを持ち運びしていたからである。このように普段行わないような力仕事をしてみると、自分の身体のどこが鍛えられておりどこが鍛えられていないのかが一目瞭然である。...
423. 企業組織における個人の創造性とイノベーション
普段であれば、その日の出来事や授業の内容をその日のうちに文章として書き留めているのであるが、昨日は例外であった。日本から届いたダンボールの開封と書籍の陳列に時間を取り、昨日の授業の振り返りをその日中に行うことができなかった。...
422. 飛行機雲、書籍、そして三日月
エメラルドブルーの夕刻の空に流れ星のような飛行機雲が流れていく。私は肩の力を抜いて、窓からぼんやりと夕日に照らされた飛行機雲を眺めていた。晴れ渡ったフローニンゲンの夕暮れの空に、その飛行機雲は流れ星のような輝きを放ちながら流れていた。...
421. フリジア人
オランダ語のクラス終了後、クネン教授と取り交わしたスーパーバイザー契約書を心理学科の秘書に提出しようと思い、足早に教室を後にしようとした。すると、イタリア人のファブリツィオと中国人のシェンがオランダ国内の電車のチケットについて話し始めたのに気づいた。...
420. 今後のオランダ語の学習について
早朝、オランダ語のクラスへ向かう途中、いつもとは違う道を通っていこうと思い立った。工事が佳境を迎えたクラネヴェ通りではなく、何気なく一つの横の道を通って行くことにした。振り返ってみても、自分がどうしてそのような意思決定をしたのかわからない。...
419. サスキア・クネン教授との二回目のミーティング
今日の午前中は、論文アドバイザーのサスキア・クネン教授とのミーティングがあった。初回のミーティングから一週間経ち、今日は私がドラフトした研究提案書について色々と助言をもらった。論文の大枠に関してはほぼ問題ないとのことであった。...
418. 変化の裸体
自分の存在がこのリアリティに充満している目には見えない非存在のものにぶつかり、衝撃のあまりにしばらく立ちすくむという体験の意味が少しずつ分かり始めてきた。この体験を一言で述べると、それは未来に生じる自分の変化をその場で先取りして経験することに他ならなかったのだ。...