434. 啓蒙書
昨日計画していた通り、今日は書籍を十分に読む時間があった。時間があったと言うよりも、自発的に時間を作ったわけだが、三日間書籍から離れていたためか、書籍の内容が自分に染み入るようだった。 私は昔から、書籍の内容に長く集中することができず、書籍の内容を頭に入れながら読んでいると...
433. 変化と不変
昨夜、就寝前に一冊の本を手にとって読んでいた。それは私が昨年日本にいた時に購入した “Kaleidoscopic mind: An essay in post-Wittgensteinian philosophy (1992)”という哲学書である。これは神保町の古書店を巡っ...
432. 感性の通り道
希望という言葉や絶望という言葉が、もはや自分にとってあまり重みを持たないものになっていることに気づいた。これは自分が真の希望を持てていないことの表れなのか、真の絶望を経験していないことの表れなのだろうか。 あるいは、希望や絶望という言葉を超えた意味が自分の中で芽生えつつある...
431. 大空を羽ばたく二羽の鳥
自分の中の全ての事柄が、落ち着いた流れの中で進行しているのを感じる。八月の中旬に欧州小旅行に出かけたことがふと思い出され、あの時の私はそこでの体験を消化するのに相当な時間がかかると思っていた。 あの時の私は、旅で得られた重厚的な感覚質に飲み込まれそうになっていたことは間違い...
430. 物質的かつプロセス的な知識
秋の安定期に入ったかのようなフローニンゲンの日曜日の朝。窓の外で未だ青さを保つ木々が緩やかな風に揺れている。今日の空は朝から薄い雲に覆われている。あいにく今日は午後から雨が少し降るらしい。 今日は、まさに書斎にこもって仕事を進めるにふさわしい日になるだろう。今朝は連続した二...
429.変わらぬ休日
秋も深まるフローニンゲンの土曜日。今朝は朝一番に、最終試験がそろそろ近づいてきているオランダ語コースの復習を少しばかり行った。また、ライティングの課題として出された「自国の食べ物の紹介」についてオランダ語で説明文を書き上げる必要がある。...